見出し画像

これからはSDGsじゃない・・・MNAだッ!!

毎週のワンピースを
何よりも楽しみにしている27歳です。笑

いよいよ最終章に入ってきた感じがして、
ゾクゾクしています!!


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


低迷している経済。
行き詰っている教育。

様々な方向転換を
迫れている現代。

なかなか売り上げが上がらない。
新しい教育の形が見つからない。

そんな中でも
周囲や世界を見渡せば、
相対的にみてうまくいっているところを
見つけることができます。

では、そういったところに
何が共通しているのでしょうか?

何を軸にして
これからの未来を考えていけばよいのでしょうか?

世の中には、
対局的とも言える、
大きな流れというものがあります。

その大まかな流れと知っていると、
大方間違っていない方向へ、
舵を切ることができるはずです。

この記事では、
令和の現在起こっている世の流れを、
整理してまとめていきます。

この流れは、
後20~30年は続くのではないかと
筆者は思っています。

これからのトレンドも、
予想がつきやすくなるでしょう。

何か役に立つ内容があれば幸いです。



世の中はシーソーの法則で動いている

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』

という本を書いた山口周さん。

彼が言うには、

「これからの時代はSDGsではなく、MNAだ」

という流れだそうです。

MNAとは何の頭文字なのでしょうか?

山口さん曰く、

もはや(Mohaya)
何でも(Nandemo)
あり(Ari)

を表しているそうです。笑

少し前は、

「BAIの時代だ」

と言っていたそうな。

ぶあっといく
(B=ぶ A=あっと I=いく)

を表していたそうです。笑

3文字が流行るということで、
色々な3文字を考えていたそうな。笑

とにかくごちゃ混ぜな時代なのでしょうね。

ただ、一定の法則が確かに流れています。

現代の世の中で、
最も大きな流れを生み出している原則は、

「左から右」

というものです。

つまり、
左脳的な要素に偏り過ぎたものを、
右脳的な要素にシーソーを戻そうとしているのです。

教育では、
これまでは偏差値至上主義でした。

とにかく暗記。
正解というものを覚え込む時代。

結果として、
正解ばかりを求める人間を生み出すことになりました。

ところが今はどうでしょうか?

自ら考えて生きていく力。
体験を重視する教育。

これまでの左脳的なガチガチの教えではなく、
直観や感覚を使った、
右脳的な要素が流れをつくり始めています。

このことは、
教育の問題点においても
共通の流れを感じます。

かつては、

「学力が低いのが・・・」

ということが、
大人たちが問題視する要素であったはずです。
左脳的ですね。

現在は、

「メンタルが・・・」

という心を扱う問題に、
主流が変わってきています。
これは右脳的です。

経済や企業もそうです。

今までは、
徹底的な効率化を図り、
均一のクオリティを製造することが
うまくいく流れでした。

つまり、正解を求めていた。

対して、
Appleに代表して言えるように、
効率性でも何でもなく、

「美しいデザイン」
「かっこよさ」

をひたすらに追求した企業が、
大きな流れを掴んでいます。

直観の時代になっているのです。

優秀な企業は、
アートの重要性に気付き始め、
芸術分野の人材を雇用するようにしています。

もはや

「優秀な人が一生懸命やると負ける」

というトレンドになっているのです。

「テストで高い点を取れる=優秀」

の場合はそうなります。

これからは、

「好き」
「楽しい」
「美しい」
「癒される」

そういった感情や感覚を
一際大事にしていかければ
ならない時代であると言えるでしょう。


危険・不便・不快を求める社会へ

これまで「常識」とされてきた、

「安全・便利・清潔がよい」

とされる流れにも、
逆流が起こっている部分があります。

例えば、

『人生がときめく片付けの魔法』

で大ヒットしたこんまりさん。

アメリカの雑誌TIMEで、

「世界で最も影響力のある100人」

に、当時、日本人でただ一人選ばれました。

こんまりさんの本は、
海外でもベストセラーとなり、
累計1200万部売れているそうです。

世界中の人たちが、
何十億というお金を
こんまりさんに払っている。

このこんまりさんが、
世の中に提供したサービスは何でしょうか?

それは、

「メンタルによい捨てるサービス」

です。

つまり、

「モノを持っている=マイナスの価値」

という概念が、
世界中にヒットしたとも言えます。

便利さばかり求めてきた左脳的な思想から、
少ないモノで幸せになるという
右脳的な流れになっています。

安全清潔を求めすぎることは、
人間を極めて左脳的にしていくことであり、
ストレスを感じやすくするということです。

結果として、ちょっとでも
心身的に安全ではない環境においても
大きなダメージを受ける子どもが増えつつあります。

そんな中、ちょっと前に
キャンプブームが起こりました。

キャンプは
危険・不便・不快が全て揃っています。

虫もいます。
服も汚れます。
蛇が出るかもしれません。
ご飯をつくるのも火を起こす必要があります。

しかし、
そういった環境の方が、
幸せを感じる
からこそ、
人々は足を運んだのではないでしょうか。

安全・便利・清潔を求めすぎて、
周囲にもそれを執拗に求めてくる社会から、
本能的に距離をとることを、
人々が感じ始めているのでしょう。

だからこそ、
次の世代の学校は、

「野山にもう一度戻って、人間としてのたくましさを取り戻そう!」

というようなところが
流れをもっていく可能性があります。

つまり、体験を重視している教育ですね。

そして、そのような学校に、
スポットライトが当たっていっています。

こういった流れを参考にすれば、
もはやモノがいらなくなった社会に、
何を提供していくかの、
ヒントが見えてくるかもしれません。


問題をつくり出すのが真の有能

これまでの社会は、
問題が様々ありました。

本来、
仕事というものは、
問題を解決するために存在します。

困っている人がいて、
それを助けるかわりに、
感謝の印としてお金をもらう。

相手が本当に困っているから、
本気で感謝される。

だから、これまでの仕事は、
「やりがい」が存在していたのです。

では現在、

「これがなければ本当に困るんだ」

という問題は、
果たしてどれだけあるのでしょうか。

モノはある。
娯楽もある。

解決しなければ、
どうしても成り立たないような問題は、
非常に限られています。

かつては解決すべき問題がたくさんあった。

今は問題自体
希少価値が高くなってしまったのです。

だから、皆、問題を求めています。

問題を見つけ、あぶり出し、
やりがいのあるような形で提示できる人間が
ニーズがある人材です。

それは、
正解を求め続ける左脳的な人間には、
決してできないことです。

それでも
大きな問題のトレンドはあります。

介護の問題。
教育の問題。
地方創生の問題。
人手不足の問題。
メンタルヘルスの問題。

経済や企業も困っています。

しかし、事業を拡大することで、
それが解決するとは到底思えません。

社員が求めているものは、
ウェルビーイングという、
人生の充足度だったりするからです。

山口さんは、
IKEAが、家具にフィットできる
バリアフリーサービスを提供した事例を
ピックアップしていました。

3Dプリンターで、家具の
オリジナルカスタマイズパーツをつくるのです。

障害をもっている方の、

「それぞれの障害にフィットする家具がない」

という問題を
IKEAは見つけ出したのです。

そのような問題を見つけ出す人材を育てるのは、
ペーパーテストに強い人間ではなく、
自分の感覚を信じることができる人間。

その方向に、
少しずつではあったとしても、
舵は切られていくでしょう。


結局何が幸せなのか?

50年前の人々から見れば、
現代の世界はまさにユートピアです。

全ての家に、
冷蔵庫があり、
エアコンがあり、
ネットで世界中とつながり、
いくらでも娯楽もある。

では、全員幸せになっているでしょうか?

「人生最高!」
「最高に幸せ!」

そう言い切れる人は、
そんなに多くはないと思います。

モノが手に入ったことで、
今度は承認欲求などに、
人類は注目するようになってきました。

つまり、
現在課題に思っていることを解決しても、
おそらく別の「足りない何か」を見つけ出す。

よって、
幸せになるには、

「今、幸せだと思う」

しかない。

現状の自分が、
今の時代が、
最高に幸せである。

そうは思えない事実が山ほどあると思いますが、
そう思う努力をすることが大事だと
気付く人が増えていくのではないでしょうか。


まとめ

かなり大きな視点で
まとめた記事になってしまいましたが、

個人として大事なことは
やはりバランスをとることだと思います。

「感覚やハートが大事だ!」

といって、
山小屋にこもって、
自給自足生活を送るわけにはいきません。

(それが合っている人はもちろんいいと思います!)

左脳的に寄り過ぎていたら、
右脳的にシーソーをこぐこと。

「今ある」ことに注目して、
日々、感謝すること。

ロジカルに考えつつも、
ハートで感じることも大事にすること。

それでも、
社会の負の流れが、
たまたま集中的に集まってしまい、
しんどい思いをしている方々がいるのも事実。

そういった方を、
支援できる分野に
何か1つでも支援を提供できる
人材になっていきたいです。


この記事の内容が少しでも「よかった」「ためになった」と思われた方は、「スキ」や「フォロー」をしてくださるとうれしいです!

「コメント」も残してくださると有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。

いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!


明日の記事は、

📓フィンランドの教育の全体像を網羅する

です。

教育先進国のフィンランド。
その教育や社会福祉のシステムを、
今一度まとめていきたいと思います。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


Xのアカウント ↓ ↓
共育LIBRARYりょーやん元教師


📘今週のLIBRARYのラインナップ📗

(2024.7.1~7.7)

📒→全員最後まで読める記事
📓→メンバー以外は途中まで読める記事

【月曜日】
📒あがり症?それは社交不安症かもしれません。
【火曜日】
📓《教育⑧》今週の1冊 from library
📒これからはSDGsじゃない・・・MNAだッ!!
【水曜日】
📓フィンランドの教育の全体像を網羅する
【木曜日】
📒発達凸凹と言われる有名人をかき集めてみた
【金曜日】
📓スマホとの付き合い方を・・・そろそろ考えていかなきゃかもなぁ・・・
【土曜日】
📓甘い文句にのるべからず!説得力の裏側に潜む罠
📒日本人のクリエイティブ文化の原点
【日曜日】
📒共同運営マガジン記事紹介


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?