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発達凸凹と言われる有名人をかき集めてみた

暑さが増してきて、
ようやくプールが気持ちいい時期に
なってきたと思います。

学校は決められた時間数
プールに入らねばならず、

寒い日の午前に入るプールなんかは
地獄なのです・・・!


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


これまで様々な視点で、
世間のニュースとはちょっと違う
発達凸凹の知見を記事にしてきました。

発達「障害」という名前自体が、
既に変わっている
こと。

発達凸凹である
グレーゾーンを含めると
思っているよりも周囲にいること。

環境とのミスマッチにより、
凸凹が「障害」に変わり得る
こと。

凸凹に対しての、
光の当て方次第で、
才能が開花する可能性があること。

ADHDやASD、LDといった考え方自体が、
人類の歴史から見れば非常に新しいものです。

まだまだ始まったばかり。
解明されていないことは山ほどあります。

この辺りで一旦、
発達凸凹を抱える人たちを整理して、
どのような業界に
凸凹の人が散らばっているのか
を記事にしていきます。

改めて、
発達凸凹に関して新鮮な目線をもって
記事を読んでくださればと思います。



発達凸凹の有名人・著名人

今まで数々の記事で、
あの人物も、この人物もと、
発達凸凹だと言われているという方を
断片的に紹介してきました。

それを一度まとめてみます。

筆者の考えでは、

「いや、あの人もそうでしょ」

という人は山ほどいるのですが、
それではあまりに主観的になってしまいます。

よって、
数々のドクターや専門家が記述している人、
診断があることを公にしている人
などを
中心にまとめていきます。

国内国外問わずでいきますね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・レオナルドダヴィンチ
・エジソン
・アインシュタイン
・リンドバーグ
・チャーチル
・アガサクリスティー
・モーツァルト
・ベートーベン
・リンカーン
・ピカソ
・織田信長
・豊臣秀吉
・坂本龍馬
・吉田松陰
・平賀源内
・南方熊楠
・イーロンマスク
・スティーブジョブズ
・ビルゲイツ
・長嶋茂雄
・スティーブンスティルバーグ
・ウィルスミス
・黒柳徹子
・さかなクン
・ジミー大西
・深瀬慧(セカオワ)
・米津玄師
・イチロー(診断なし)
・成毛眞
・島崎遥香
・スーザンボイル
・マイケルウェルプス
・栗原類
・能年玲奈(診断なし)
・市川拓司
・トムクルーズ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

有名人・著名人を集めているので
当たり前ですが、
そうそうたるメンバーですね。

ただ、この辺りは、
ネットで検索すれば
すぐ同じような情報が出てきます。

筆者はここで
もう一歩突っ込みたい。

先日書いた「二次障害」に関しての記事で、
発達凸凹と精神疾患の関連性を示しました。

精神疾患を患ったことがある方は、
愛着障害や環境のミスマッチが起こる要因に、
発達凸凹が背景にあることを、
指摘している方が様々います。

発達障害研究の第一任者、
杉山登志郎ドクターも、
関連性を主張しています。

ということで、
ここに精神疾患を患ったことがある、
有名人・著名人を加えてみますね。

とはいえ、
精神疾患=発達凸凹と、
確定ではないのでご注意くださればと思います。

あくまで傾向が強い、
ということです。

これも筆者の主観ではなく、
書籍やネットにあげられているものを
まとめていきます。

何の疾患かは
多くなり過ぎるので載せません。

気になった方は、
ご自身で調べてみてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・フロイト
・ルソー
・ヘルマンヘッセ
・ランボー(詩人)
・ヴァージニアウルフ(作家)
・ムンク
・チャップリン
・チャイコフスキー
・アンデルセン
・芥川龍之介
・夏目漱石
・宮沢賢治
・川端康成
・太宰治
・中原中也
・谷崎潤一郎
・三島由紀夫
・マイケルジャクソン
・オバマ
・ヘミングウェイ
・ビルクリントン
・ジムキャリー
・ブラッドピット
・オーウェンウィルソン
・レディーガガ
・中森明菜
・飯島愛
・岡村隆
・名倉潤
・中川家(兄)
・IKKO
・釈由美子
・岩橋玄樹
・武尊
・松島聡
・堂本剛
・Dragon Ash Kj
・東海オンエア しばゆー
・ゆーすけさんたまりあ
・星野源
・長嶋一茂
・大阪なおみ
・オセロ中島
・YUI
・玉置浩二

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とりあえず、
ここまでにします。

あまりにも数が多いので、
一旦ストップ。

「本当はこの人もそうだよ」

という人もたくさんいると思いますが、
ご容赦ください。

精神疾患を患ったこともある人を
カウントし、

発達凸凹の特性があることを仮定すると、
どのような業界に凸凹の人が集まるのか
見当をつけて考えることができます。

ここからは、
筆者の独断と偏見の
発達凸凹が集まる業界について解説していきます。

全てに根拠があるわけではないので、
適度にスルーしながら読んでくださいね。


発達凸凹が集まる業界

発達凸凹が集まる分野は、
大まかに分けて4つだと思っています。

1つ目は、
表現者/クリエイティブな仕事
についている人。

2つ目は、
1つのことを研究する仕事
についている人。

3つ目は、
世の中を大きく変えていこうとする人。

4つ目は、
スポーツを仕事にしている人。

順々に解説していきます。


■ 表現者/クリエイティブな仕事

美術、音楽、お笑い、俳優、プログラマーなど、
表現者やクリエイティブな仕事で、
大きな成果をあげる人は、
発達凸凹を持っている可能性が高いと考えています。

それは発達凸凹の
脳の機能上の性質があるからです。

近年、ワーキングメモリという
脳の機能が解明されるようになってきました。

発達凸凹の人のワーキングメモリは、
優先順位を決めることに凹みがあると言われます。

情報の優先順位がごちゃまぜなので、
不必要な情報が残ってしまう。

頭の中は色々な情報や思考が
渦巻いている状態です。

表現やクリエイティブさには、
アイディアが必要不可欠です。

なぜ普通の人よりも、
独創的なアイディアが出せるのか。

答えは簡単。

脳の中に、
不必要な情報が、
ごちゃまぜに入っているから
です。

アイディアというものは、
何かと何かを掛け合わせたときに、
生まれます。

科学の発展でも、
一見関係ないものが偶然マッチして、
新たな発明が生まれたりしますよね。

だからこそ、表現者としての
よきアイディアを生み出すためには、
発達凸凹の脳はむしろ好都合と言えます。

とある調査では、
美術大学の生徒を調査すると、
4割がLDだったというものもあります。

また、ITは、
プログラムなんかも書いたりするので、
非常に規則通りに、
システマチックに動く性質をもった人の方が
適合します。

成毛眞さんが、
空港の税関を紙袋1つで通過しようとし、
怪しまれるということがありました。

そこで、
マイクロソフトに勤めているというと、

「マイクロソフトじゃしょうがない。こういう人が多いからね」

と無罪放免されたそうです。

「IT業界には発達障害を抱える人の割合が高いと私は感じている」

と著書の中で述べています。


■ 1つのことを研究する仕事

あなたは、大学の教授を
大学内やメディアで見て、

「変わっている人が多いな~」

と感じたことはないでしょうか。

大学の教授や、
研究者、医者、弁護士などの
高い専門性が必要とされる職業は、
どうしたって1つのことにこだわる気質が必要になります。

例えば、あるドクターは、

発達障害は、決して要領よくは生きられない
不器用な人たちです。
(中略)
彼らのよいところは、その純真さで、
こうと決めたら人からどう思われようが、
かまわず突き進み、
やりたいことを追求できる点にあります。

依存症のような誤った道に突き進むのは困りますが、
世の中に役立つことであれば、
学者や研究者として、
あと先や損得や評価を考えずに、
どこまでも追求します。

と述べています。

筆者の所属するNPOのメンバーも、
8~9割は発達凸凹を抱えている人たちだと感じますし、

自分自身でも何の特性があるかを
把握している人が多いです。

発達凸凹に対応できる
授業を追究している組織ですので、
似た気質の人が集まるのでしょう。

そういった教師たちが、
約1万人集まる組織です。

スポーツの分野で、
全国レベルの成果をあげてきた人たち、
ギネス記録をもっている人などが、
ざらに存在します。

よって、とことん追求する
スーパーマニアックな集団になる。

筆者よりもマニアックな人が、
200人以上は優に存在する組織です。

組織の中のトップの人たちは、
国からの委託事業に従事していたり、
大学の教授にスカウトされていたり、
自身で事業を起こしていたり、
色々な分野で活躍しています。

個性が凄まじく、情に厚く、
人が嫌がることにも率先して動く人
ばかり。

めちゃくちゃ面白い方ばかりで、
筆者はいつも笑わせてもらってます。


■ 世の中を大きく変えていこうとする人

発達凸凹の人は、
起業家にも多く集まっていると感じます。

特に、人々が困っている、
社会の課題を解決するために
起業する人なんかはまさにそうだと感じます。

ADHDの特性の中には、
周囲の人や、
世の中の人の役に立ちたい
という気持ちが、
なぜか湧いてくる性質があります。

愛着に歪みがなく、
肯定的に見守られて、
育ってきた方なんかまさにそうです。

そもそも起業というのは、
とんでもなくエネルギーがいる営み。

並大抵のエネルギーでは、
起ち上げて軌道に乗せるところまで、
走り切ることができないのです。

その点、ADHDは、
止まっていることが
難しい
人がいるわけですから、
エネルギーが無尽蔵に湧いてくるような人がいます。

そういう人たちが、
旗を振って、
動いて動いて動きまくって、
会社を起ち上げていく構図なのではと
考えています。

NPOや、社会貢献活動で、
世の中の為に声をあげている方々もそうですね。


■ スポーツを仕事にしている人

カナダの調査で、
オリンピックの出場権をかけて
競った選手のうち、

68%がうつ病の診断基準を満たした
という報告があります。

巨大なプレッシャーを抱える中、
記録を残せるかどうか、
相手より上にいけるかどうかを、
常に考え続けなければならないのです。

そういった葛藤がありながらも、
とにかく突き詰めることができなければ、
1つのスポーツを極めることは難しい。

スポーツ選手は、
ルーティンを大事にする人が多いです。

イチローも、
毎日カレーを食べていたぐらいですから。

ルーティンに飽きずに、
ひたすら淡々と繰り返すことができるのも、
発達凸凹の特徴だと感じています。


まとめ

この記事だけを見れば、

「発達凸凹は才能の塊じゃない?」

と思った方もいるかもしれません。

しかし、何事も表と裏、
両価性があります。

この記事に記載した人は、
能力が高い部分が存在して、
その才能を発揮できる分野がハマった人とも言えます。

全員がこれほど高い能力値を
もっているわけでもありません。

さらに、
その人の本来の力が発芽するように、
愛着や自己肯定感の形成、
幼児期の教育環境など、

遺伝的な要素が発芽する環境
整えることも重要です。

ただ、発達凸凹がある人が、
必要以上に「壁」をつくられることなく、

どこにでもいる存在として、
配慮される社会に近づいていくと

さらなる「人々を元気にしてくれる存在」が、
生まれていくのではと感じています。


本記事を書く上で、
参考にした書籍を記載しておきます。

ただ、いくら精神科医が記述したからといって、
「100%凸凹をもっている」
「過去の人に精神疾患があった」
とは、言いきれない部分があります。

その点はご注意ください。

【参考文献】
『発達障害は最強の武器である』SB新書
『境界性パーソナリティ障害』冬幻舎新書
『統合失調症』PHP新書
『愛着障害』光文社新書
『私は発達障害のある心療内科医』マキノ出版
『発達障害に気づかない大人たち』祥伝社新書
『じょうずなつきあい方がわかるLD学習症の本』主婦の友社


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いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!


明日の記事は、

📓スマホとの付き合い方を・・・そろそろ考えていかなきゃかもなぁ・・・

です。

スマホが世に広まって10年。
10年も経つとスマホの影響について
研究を重ねた報告が出てくるようになります。
目を背けたくもなりますが、
一度その影響を整理してみます。

是非、楽しみにしていてください🎵

皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊


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共育LIBRARYりょーやん元教師


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(2024.7.1~7.7)

📒→全員最後まで読める記事
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【火曜日】
📓《教育⑧》今週の1冊 from library
📒これからはSDGsじゃない・・・MNAだッ!!
【水曜日】
📓フィンランドの教育の全体像を網羅する
【木曜日】
📒発達凸凹と言われる有名人をかき集めてみた
【金曜日】
📓スマホとの付き合い方を・・・そろそろ考えていかなきゃかもなぁ・・・
【土曜日】
📓甘い文句にのるべからず!説得力の裏側に潜む罠
📒日本人のクリエイティブ文化の原点
【日曜日】
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