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グッドパッチUXメンバーインタビュー -コンサルタントから転身「嬉しい」を創るデザイナーへ-

こんにちは!グッドパッチのたぐです。
この記事では、10月にグッドパッチに入社したUXデザイナーのマナティさんをご紹介します。

システムエンジニアからコンサルタントに転身し、仕事の傍ら美術大学大学院を卒業、という興味深い経歴で、グットパッチにUXデザイナーとして入社したマナティさん。デザイナー転身の背景やなぜグッドパッチを選んだのか、グッドパッチに入社してみての印象など、ざっくばらんにお話しいただきました。

特に、これからUXデザイナーになりたい方、グッドパッチへの転職を考えられている方は是非ご覧ください。

マナティさんのプロフィール


ーーマナティさんの簡単な経歴について教えてください。

新卒でNTTデータに入り6年間システムエンジニアとして働き、その後、5年間NTTデータ経営研究所でコンサルタントをしていました(最初の3年はNTTデータからの出向)。また、NTTデータ経営研究所に勤めながら武蔵野美術大学大学院を卒業し、グッチパッチに至る、という感じです。


ーー面白い経歴ですね。エンジニアから職種変更し、サービスデザインを
  やろうと思った理由はなんだったんですか?

元々ものづくりがしたくてエンジニアになったんですけど、業務エンジニアとして、それなりの数のシステムに関わる中で、「なんでこんなシステムになってしまったんだろう?」と思うことが多かったんですよね。
大学で特に印象に残っている授業があって、「ビジネスの本質はお金を稼ぐことではなく、まず誰か1人の幸せにすることを考えることである」と。今考えるとデザインシンキング的なアプローチで話をしている先生がいて、当時デザインシンキングという考え方は知らなかったのですが、就職すると私は誰かを幸せにできると思っていたんです。
でも働いてみると、このシステムで誰が幸せになるんだ?と疑問に思ってしまった。機能要件・非機能要件は満たしているが、こんな使いにくい画面で毎日仕事をする人は嬉しいのか?幸せになるのか?と思ったら自信を持てなくなってしまって。
そんな出来事がありつつ、それを解決する方法は当時私は知らなかったので、業務を続けていたんですが、社内の研修でデザイン思考に触れる機会があり、そこで解決の糸口を見つけたのと、デザイナーの方々の雰囲気や自分の仕事を楽しみながら語る姿をみて、こういう人たちと働きたいと思ったんですよね。そんなこんなで自社の異動制度を使って、NTTデータ経営研究所のデザインセンターに異動しました。


ーーデザインに関わる仕事をしてみてどうでしたか?

社会人7年目にして「仕事ってこんなに楽しいんだ」って思いましたね(笑)。デザインやっている人って、息をするように日々のインプットが仕事のアウトプットになると思っていて。自分が新しい体験をするでも、本を読むでもいいんですけど、その接続具合が気持ちよかったんです。今までは、システムの勉強はシステムの勉強。プライベートはプライベートと分かれてしまっていたんですが、それが滑らかに繋がっているのが、働いていてすごく楽しかったです。
また、仕事においては、新しい製品を考える際のリサーチから入って、アイデアだしをして、ペーパープロトタイプをつくって...という流れの中で、リサーチからのインサイトを出すところがとても楽しかったですね。自分が知らない新発見が楽しかったです。


ーーデザインの醍醐味って感じですね。
  その後、大学院はなぜ入学するに至ったのですか?

組織再編があり、デザインの仕事がしにくい環境になってしまったんです。その時に、同僚にデザインスクールで3年間勉強をした人がいて、大学院も良いかもと思いました。当時、転職も検討しましたが、もう少しデザインとクライアントワークの経験を積んでみたいなとも思ったんです。そして調べていたら、武蔵野美術大学大学院のクリエイティブリーダーシップコースが社会人でも通えるカリキュラムだと分かって、働きながら行けそう、ということで受験を決めました。

武蔵野美術大学大学院のホームページより


ーーそうだったんですね。
  大学院での学びはどのようなものがありましたか?

1番の学びは「形にすることの大事さ」ですね。プロトタイプの大切さです。コンサルタントをしていると、ものを作るに至らずペーパーで止まっていたんですよね。そんな中で、大学院に入って早々、デザインスプリントを2回爆速で回すという授業があったんです。
そこでプロトタイプをつくった時に、スライドだけで企画を話すのと、ものを見せた時のフィードバックの精度が全然違うと感じました。自分たち自身も作ってみたはいいものの、これでペルソナは嬉しいんだっけ?といった議論をして、企画の方向転換をしたんです。そこで企画書にとどまらずに、ものとして作って見せていくことの大事さを学びました。


ーー素敵な学びですね。そんな大学院生活を経て、どうして転職しようと
  思ったんですか?転職活動の軸も合わせて教えてください。

そうですね、大学院に通っている間も変わらずデザインの仕事が思うように出来なかったので、徐々に転職してデザイナーとして働きたいと思うようになりました。転職活動の軸は下記3つで考えていました。

(1)デザインの仕事が必ずできる
(2)会社・チームの雰囲気が良さそう
(3)給与や待遇

事業会社も考えましたが、飽きっぽいところもあったり、色々なプロダクトや人と関われることに面白さを感じるのでクライアントワーク前提で考えていましたね。(1)はその言葉の通りで、1番大事でした。(2)も、私は働く職場の雰囲気が悪いとパフォーマンスが一気に下がっちゃうタイプなので大切にしています。1聞いて1しか返ってこない職場よりは、1聞いて5くらい返って来て、それでまたすり合わせて…みたいな環境だったり、もっとこうしたらいんじゃない?と自律型でイキイキしながら話したり働いている感じが自分には合うんじゃないかな、と思ってました。


ーーそうだったんですね。グッドパッチの印象はいかがでしたか?

元々デザインプロセスの情報などをWEBで検索する中で、Goodpatch Blogを見て知っていたんですよね。その頃からUI/UXはグッドパッチがリーディングカンパニーというイメージを持っていました。また、土屋さんがインタビューの中で、「デザイナーの単価を上げていきたい」とハッキリおっしゃられていて。コンサルタント当時、デザインってお金にするのが難しいと感じていた時期があったんですが、価値があることをしていると思っていたから、ハッキリとデザイナーの単価を上げていくと言っている土屋さんがめちゃカッコいいと思いました。

また、大学院の研究の関係で、グットパッチの方3名にインタビューする機会があったんですけど、直感的ですが、三者の語り口から良い印象を持っていましたね。優しく相手の言葉を受け止め理解しつつも、伝えないといけないことは伝えるみたいなところとか。また、会話の中から垣間見える会社のカルチャーや、ピザパッチなどの取り組みも魅力的に感じました。転職活動を通してコミュニケーションをとっていても、その印象は変わらなかったですね。


ーーなるほど、最終的な決め手はなんだったんですか?

コンサルティングファームと迷いましたが、最終的には”ものづくりまでできること”が決め手でしたね。コンサルタントの時はものづくりまで出来ずもどかしい思いをしたのもありますし、つくるとなった際に、グットパッチなら品質も高いものができると思ったんです。戦略などの上流工程にも入っていらっしゃるとお話しもされていたので、上流から入り込み、クオリティが高いものを作れるって思ったらワクワクするなと。
そして、最初の話に戻りますが、ユーザー体験が考え抜かれた上で品質も高いものが世の中に出ると、幸せになる人が絶対1人はいるな、って思って。それでグッドパッチに決めました。


ーーGp入ってみての印象はいかがでしたか?

思った通りの人の良さがある会社でしたね。普段話す感じもそうですし、Slackで「1on1しませんか!」っていきなり連絡をくれたりとか、こんな前のめりで話しかけてくれるんだ、って思いました。あと、プロジェクトの仕事だけじゃなくて、自分たちの組織をよくするために自分のスキルを使うことを、息を吐くようにやっている人たちばかりでシンプルにすごいなと、私も頑張って追いつかないとと思いましたね。


ーー確かにそういうカルチャーがグッドパッチにはありますね。ありがとう
  ございます!ちなみに働く中でマナティさんが大切にしていることは
  ありますか?

あります!一つは『心の中のギャルを大事にすること』(笑)。
私が好きなミュージシャンで志磨遼平という人がいるんですけど、その人が「『みんな心のなかにギャルを飼ってる』っていう持論がある」と言っていて。要は可愛いものとかをみた時に「ヤバい!超カワイイ!!」みたいな心がグッと動く瞬間が皆にあるってことなんですね。私もそれを外に出すかどうかは置いておいて、その感覚は何の仕事をするにしても大事にしています。そうすることで、お前は何をやりたい?と問われた時に、私はこれがいいと思うからこれがやりたいです!って当事者意識を持って回答できると思うんですよね。武蔵野美術大学にいったのも色々あれど「でも行った方がよくない?行った方が楽しいよね」と自分の心が動いたことが後押しになりました。

もう一つは『お客様含むチームで一体感を出して動くこと』ですね。
元気がないチームは居心地が悪いし、自分自身のパフォーマンスも下がっちゃったな、という経験があって。おばあちゃんみたいな事を言いますけど、チームの人には健康でいて欲しいし、困っていることがあったらすぐに相談に乗りたいと思います。プロジェクトが終わった時に、大変だったけど良い案件だったね、と言えるような形でありたいなと思いますね。


ーーマナティさんらしくてとっても素敵ですね。
  最後にこれからの意気込みを教えてください。

はい!「マジでいい感じのアプリ」を作って世の中に出したいです!これまでBtoBしかやってこなかったので、自分が関わったものが世の中にでる経験がなくて。街を歩く人がこのアプリめっちゃいいな、と話しているのを聞いてニヤニヤしたいです。それ実は私が関わってたよ、みたいな。誰かしらの役に立つもの・嬉しくなる体験を生み出すものを作っていきたいですね。


終わりに

ユーザーの幸せを考え、形を作るところまで伴走するためにコンサルタントからグッドパッチのUXデザイナーになったマナティさん。人柄もよくわかる素敵なお話ばかりでした。グッドパッチのUXチームには、UXリサーチやサービスデザイン、プロダクトマネジメントなど、様々な志向性とバックボーンを持つメンバーが多く在籍しています。

ご興味のある方はぜひ、以下のリンクよりご連絡ください!


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