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チームのミスの矢印を自分に。って話。

サッカーにミスはつきもの。

失点の9割近くは何かしらのミスが原因。
ボールの奪われ方、ディフェンスの仕方、ポジショニングのバランスなど。

その一つのミスに対して1人のミスのみで処理してませんか?
という指導者に限らず選手にも投げ掛けたいのが今回の話。

例を挙げると、先日の練習試合でCBのビルドアップ中のパスミスにより自陣ペナルティエリア付近でボールを奪われて、そのまま失点。

CBがパスミスしなければもちろん失点はない。

ただ、それ以外の選手はボールを「いつ」「どこで」受けようとしていたか。
当然そこまで考える必要がある。

3列目に入る選手が近場で逃げ道を作れていたか?
ワイドで受けようとしていたか?
2列目がタイミングを合わせてゲート間で顔を出していたか?
1列目が相手CBの背後を狙おうとしたか?
もう1人のCB、逆SBが同列ではなく軽く段差を作って横の逃げ道を作っていたか?
GKも誰が空いてるかコーチングして、自分もキャンセルさせて受けようとしていたか?

そして失ったCB本人もパスを出すのが正しい判断だったのか?

たった一つの技術ミスでも、これだけミスが起きた「原因」が裏にはたくさんある。

それでもよくパスミスをした「本人」のみが怒られるケースはどの現場でもたくさん見受けられる。
実際はそれ以外のところにも原因はあるのに。

目にみえるミスを責めるのは非常に簡単。

でも選手たちに大事なのは、そのミスが起きた時に矢印を自分に向けて
『自分はどうすればよかったか』
その「判断」の選択肢を増やすこと。

指導者は後で映像を見返して改善方法を選手たちに提示すること。

ミスには必ず見えてないところにも原因がある。

映像を簡単に見返すことができるようになった。
良い時代だ。

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