10文字ホラー、書いてみました
こんにちは。久々の更新です。
「#10文字ホラー大賞」というハッシュタグをTwitter上で見かけまして、何これ楽しそう!と参加してみました。
10文字ホラーとは?
作家・氏田雄介さんの発案による、「1話が10個の文字から成る『世界一短い怪談』」です。
詳しくはこちらから↓
https://note.com/thinkinginc/n/n8b9aa84d2562
Twitterで公開したのですが、せっかくなのでこちらにもまとめておきます。
真夜中の駅に満員電車
墓前に供える花と手首
死者と肩組む記念写真
呼吸音のしない君の胸
死神のほうが優しいよ
残り物の人肉でごめん
読経の合間に忍び笑い
私の棺が見つからない
命日を何度も繰り返す
夢にまで見た君の死顔
見知らぬ猫が膝の上に
水音の後、無人の小舟
棺は空っぽ、秘密だよ
葬列に混じる花嫁御寮
以上になります。
自分の一番のお気に入りは、ヘッダー画像にした「棺は空っぽ」でしょうか。
愛猫を撫でながらふと思いついた、「見知らぬ猫」も好きです。
(ちなみに、Twitterで公開した際は「人肉」に一番「いいね」がつきました)
手軽に作れて楽しい(だけど奥が深い)10文字ホラー、機会があればまたチャレンジしてみたいと思いました。
(了)
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