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KYOGOKUオリジナル菌糸瓶開発の道

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オオクワガタ飼育用オリジナル菌糸瓶開発に関する記事まとめ。
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#オオクワガタ

共生酵母培養液を菌糸瓶に添加すると?

 前投稿の最後に思わせ振りな「実験」発言していたのはこれです。まあ、ウチの読者のみなさん…

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10ヶ月ものオリジナル菌床製作経過

 オリジナル菌床、菌糸瓶の製作は、ほぼわたしのライフワーク的になってますが、これ、難しい…

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菌糸瓶の熟成とは?

 先月、3月30日に仕込んだオリジナル菌糸瓶ですが、今日現在、約一ヶ月経過で、上面、及び側…

kyogoku oakwagata
2か月前
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菌糸瓶に足りないのは発酵 - 3

 前回に解説いたしましたように、発酵に関してクワガタ・ブリード界隈で語られる文脈、それは…

kyogoku oakwagata
2か月前
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菌糸瓶に足りないのは発酵 - 2

 画像や動画から匂いが感じられるような技術は未開発ですから、こうして文語表現で何とかせざ…

kyogoku oakwagata
2か月前
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菌糸瓶に足りないのは発酵 - 1

 ワイルド・オオクワガタの採取の方法は、わたしは誰からも教わったことがありせん。樹液材で…

kyogoku oakwagata
2か月前
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木肌色と褐色の食痕の真相

 定説的オオクワガタ菌糸瓶飼育メソッドでは——「菌糸瓶交換時には、旧菌糸瓶に残った幼虫の食痕と、その際に幼虫が新たに糞をした場合は、それらを新しい菌糸瓶培地に同時投入すべし」——とされていますよね。なので、これを厳守されているブリーダーのみなさんは数多くいらっしゃる筈です。  その根拠らしき説明はというと、 幼虫の食痕には腸内の共生酵母が含まれており、糞に含まれるホロセルロース残渣をを更に酵素分解し、それを幼虫が再度摂取することで大きく育つ(*最近では、更に窒素固定菌も共生

根拠無き廃棄、理すればリサイクル

太陽に向かって……その名はニョロ  予備保管してある1.5 Literの熟成済み菌糸瓶が数本在る…

kyogoku oakwagata
2か月前
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菌糸瓶「無交換一本還し」の可能性

 引き続き、家の整理をしていましたら、4 Literのガラス瓶も3個出てきました。それで、これの…

kyogoku oakwagata
2か月前
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KYOGOKUオリジナル菌糸瓶 今期初仕込み

 新しいオリジナル菌糸瓶、仕込みました。  今回は、家の片付けをしていたら見つかったリカ…

kyogoku oakwagata
2か月前
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オリジナル菌糸瓶開発虎の穴

 わたしはオオクワガタ幼虫飼育と並行して常時、その餌材としてのオリジナル菌糸瓶の開発試作…

kyogoku oakwagata
3か月前
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中古で何が悪い! - リサイクル魂炸裂

 先日、採集レポの動画と記事をUPしましたけれど、noteもYouTubeも、アナリティクスを見ます…

kyogoku oakwagata
8か月前
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オリジナル菌糸瓶失敗作例

 菌糸を扱うようになりだして、本当に空気中には目に見えない微生物(菌など)がかなり多く存…

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紙が原料 —— オオクワガタ飼育用菌糸—— オリジナル種菌

 なんだかチャーハンの残飯を詰め込んだみたいに見えなくもないですが(笑)、これ、わたしがパルプ培養したオリジナル菌糸です。十分に菌を蔓延させ、養生させていたものを10/10に粉砕して容器に詰め直しました。これを種菌として新たに拡大培養するためです。  チャーハンっぽく見える原因は、培地が100%パルプであるため、リグニンがほぼ分解されて白色化しているためです。生の原木おが屑を使用した培地ですと、ブナであってもここまで完全には白色化しません。そこが自然化で観察する腐朽原木と菌糸