仕事と家庭をどうやりくりするか?

ワーク・ライフ・バランスに満足しているか?

work-life balanceという言葉はだいぶ世間に浸透したと思っている。
私が修士課程に進んだ頃は「ライフワークバランス?」などと言われていたが、「働き方改革関連法案」が施行されてからは誰もそんなことは言わなくなった。

ところで、work-life balance(以下、WLB)は、「満足している」なのか、「とれている」なのか、今でもどう捉えていいかわからない時がある。

WLBの論文でよく引用されているのが下記の定義なので、おそらく「満足している」が正解なのだと思う。


老若男女誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、自ら希望するバランスで展開できる状態である。

「「ワーク・ライフ・バランス」推進の基本的方向報告」(平成19年7月 男女共同参画会議 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会)

(こういうふうに引用機能使うんだ・・・)


仕事と家庭をどう両立するか?

さて、本題に入ります。

私たち家族を例にして、いかに両立するかや見て見ぬふりをしている課題を整理したい。

我が家は下記のような家族です。
・私:大学教員。通勤時間10分、基本勤務時間8:30−17:15、得意家事は料理。
・妻:看護師。通勤時間20分〜60分、変則勤務。月4〜5回夜勤あり。得意家事は掃除(好きじゃねーよ)。
・娘:3歳。幼稚園年少。

結論から言います。

綱渡りでなんとか両立してます


家事や幼稚園の送迎は基本的に平日勤務の私の役目。しかも自宅→幼稚園→勤務先まで15分あればいけるという好立地に住んでいるのがかなりアドバンテージだと思っています。
妻は夜勤もあるし、休日も勤務のことが多いので、おのずと父娘2人で過ごすことも多いです。
ちなみに、私が一番疲れている曜日は月曜日です。

私は将来の夢が調理師のころもあったので、料理は得意です。

アーニャ、料理作るの好き。掃除は嫌い。

ってやつです。
掃除は妻が得意なので(というか見兼ねて)、バランスはとれていますね。

家庭役割は上記のような感じです。

仕事役割を見てみます。
妻から。不規則勤務と、残業が多少あるのと、勤務時間が長い(通勤ラッシュ時間だと60分もかかる)という理由から、仕事の負担は大きいかと思います。あと看護師で責任もあるので。

その点私は私は、平日の固定勤務で、残業も今のところはないので妻と比較すれば仕事負担は低いと言えるでしょう。


見て見ぬ振りしている課題について

  1. 娘が体調悪い時にどうするか問題

  2. 私が助教になった時の責任と仕事量の増加にどう対応するか

  3. 妻と私のストレス解消方法と時間の捻出

簡単に3つあげました。

1について。もう諦めてます。なんとかなります。というか「家族より優先する仕事などなし」と思って休みます。問題は私と妻のどちらが休むかです。
毎度、体調が少しでも悪くなってきたと感じた時はめっちゃ会議してます。笑

2について。今は助手なので仕事量がそれほど多くないです。基礎分野なので実習も前期2週間、後期4週間しかありません。演習はそれなりにありますが、時間内なのでそれほど問題ではないです。
しかし、助教にいつか上がった時は、授業をしなくてはならない。組み立てや準備で17:15の定時退勤は難しくなる気がする。
でも、今考えてもしょうがない。今できることをするのだ。

3について。実は妻は夜勤前や平日で娘を幼稚園に送ってからは自由な時間がある。私はそんな時間はないので、早朝か、土日の早朝かで趣味や研究をしている。我々に残された最後の聖地は「朝活」なのである。
本当は月に1日くらいは完全フリーな日を作りたいですね。


総括すると、やっぱり綱渡り状態です。なにかが狂ったら谷底へ状態。
よくWLBは車の両輪と例えられます。私にとっては糸の上の”やじろべい”だと思っています。
その意図は、両輪だと前に進んでいくイメージですが、先が見えなすぎてやじろべいになってしまうということです。


後日談というか、今回のオチ


やりくりなんてない。なんとかやってるだけ。とりあえず残業しないことと、通勤時間が短いことと、ストレスをためないことが大事だぞ!ってことが私たち家族がなんとかやっていける理由だと思います。
抜本的な解決策とかなくてすみません。

看護師のWLBを下げる方法として、論文的には、「正職員からパート職員になる」と真面目に考察されるほど看護師のWLBの満足には課題が山積みのような気がしています。いつか全ての看護師がWLBに満足できる社会が来るといいですね。

さて、先日富士ヒルクライムに参戦してきました。
1月からこの大会に向けてトレーニング時間を捻出し、取り組んできました。目標タイムを達成して、ゴールラインを越えた先でまじで泣きました。


そんな達成感を大事にしながら生きていたいものですね。
仕事でも、家庭でも。


今回は以上。

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