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2022明治安田生命J2リーグ 順位予想

唐突だけど、京都の街を歩いていて、たまに見かけると「んん?」と思わずにいられなかったキャッチコピーがあるのです。

「日本に、京都があってよかった。」

何でしょうこの唯我独尊、中華思想を煮こごりにしたようなコピーは。プライドをひけらかしているだけの成金趣味というか。さすがはクライアント=京都市。見ているゴールも、向かう道筋もいつもズレている。

一方、京都に住んでいると逆に見かけることが少ないのが

「そうだ、京都 行こう。」

というJR東海のキャッチコピー。実際にポスターで見るのは新幹線の京都駅を使う時くらいですかね。あとは撮影地に時々あるくらい。
こちらは押し付けがましさがなく、ふと思い立って出かける候補としていかが?くらいの距離感で、嫌味がない。コピーライターの方は確か京都出身の方だったと思うけど、こういうのがお江戸のお仕事ですなーと。

もうね、興味関心なんてそれくらいのスタンスでいいと思うんですよね。ガッツリ向き合いすぎて「うわぁこの人煮詰まってるなぁー」ってのを見ると、しんどいもの。

「そうだ、J2 みよう。」
これくらいのスタンスがちょうどいいよね。うん。

…前置きが長くなった。去年のJ2の順位予想の答え合わせでござる。

■2021明治安田生命J2リーグ順位予想
1 千葉【→8位】
2 京都【→2位】◎的中
3 水戸【→10位】
4 山形【→7位】
5 磐田【→1位】
6 長崎【→4位】
7 大宮【→16位】
8 松本【→22位】←これはひどい
9 新潟【→6位】
10 秋田【→13位】
11 町田【→5位】
12 山口【→15位】
13 甲府【→3位】←これはひどい
14 北九【→21位】
15 琉球【→9位】
16 東V【→12位】
17 栃木【→14位】
18 金沢【→17位】○1つ違い
19 群馬【→18位】○1つ違い
20 岡山【→11位】
21 愛媛【→20位】○1つ違い
22 相模【→19位】

改めて自分の予想を眺めると、松本山雅が降格してしまうとか、誰も予想できなかったことが起こったシーズンだったな、と。そんな中、昇格組の秋田が中位までくるところを予想できていたのはなかなかのもの。磐田に関しては完全に読み違えてゴメンナサイだけど、実は昇格チーム予想は毎年1つ以上当ててるんだよねー(えへん)。

では、今季の予想をば…

■2022明治安田生命J2リーグ順位予想
1 大分トリニータ
2 FC町田ゼルビア
3 横浜FC
4 V・ファーレン長崎
5 ジェフユナイテッド千葉
6 モンテディオ山形
7 ベガルタ仙台
8 徳島ヴォルティス
9 水戸ホーリーホック
10 アルビレックス新潟
11 ヴァンフォーレ甲府
12 ファジアーノ岡山
13 ブラウブリッツ秋田
14 ロアッソ熊本
15 東京ヴェルディ
16 FC琉球
17 大宮アルディージャ
18 ツエーゲン金沢
19 ザスパクサツ群馬
20 栃木SC
21 レノファ山口FC
22 いわてグルージャ盛岡

優勝予想。自分の中では圧倒的に大分。総合力が高くて穴が少なく、J2では差がつきやすいポジション・GKに、高木駿がいるから。たぶんルヴァン参加も大勢には影響しない。

→ということを書いていたら、開幕前日夕方になって大分に陽性者多数発生で開幕戦中止というニュースが…ま、いっか。

2位予想には当初はJ1級助っ人守護神と規格外外国籍ストライカーのいる横浜FCを考えていたが、独自色を出したかったので町田に。まだ自動昇格には戦力も選手層も足らない気がするが、夏場に「J1で使いきれなかった逸材」とか「帰国したい海外組」とか「欧州の超大物ベテラン」とかが出回ったときに引っ張れるだけのマネーを隠し持っている(はず)。横浜FC、長崎、千葉、山形も自動昇格を争うとみるが、仙台は怪我人情報に影響されて評価を下げた。

2つ前のエントリーでも触れたけど、J2はトレンドの潮目が変わりつつあり、ポゼッション志向と相克するハードワークや切り替えの速さを武器にするチームが上に行くんじゃないかと。そうなると、前線から粘り強く球際厳しくファイトできる尹晶煥千葉は浮上してくるはず。

鹿島に勝って意気あがる水戸は去年の琉球のようにJ2を面白くしそう。今季の岡山はとにかくワクワクするけど、バランス調整が絶対難しいやつ。昇格組ながら熊本は、タフな走力と見た事もないポジションバランスを武器にJ2を驚かせる候補。下の方の予想は毎年似たような顔ぶれになってしまっていて申し訳ないのだけど、毎年名前を挙げてるってことは毎年生き残ってるという意味でもある。地味にすごい。岩手はチーム名はいわてなのに略称が岩手になる問題とスタジアムをなんとかしてほしい。秋田豊vs豊田陽平が……(長い沈黙)楽しみ。

J2の予想はJ1よりも圧倒的に悩む。あのチームがブレーオフ圏内に入らないのはおかしいじゃないか!などと自問自答しながらシーズン前にJ2に思いを馳せると、ふと自分の心の中に、何百年も昔から人々のたくましくも豊かな営みが続く農村のような風景が広がるのである。

「日本に、J2があってよかった。」


【極秘資料】J2戦力査定マッピング

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J2版。上に行くほど個の能力が高く、右にいくほど集団としての強さ・成熟度を示す。J2はJ2の基準で勝手に査定。表にすると1位は長崎じゃね?って話だけど、さまざまな勘による要素を考慮に入れた。最後は勘。あと、山形の新エンブレムが白い。めっちゃ好き。岩手のエンブレムも超好き。


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