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ふたりのおかげで今がある|ひとりでも大人数でもできないこと

出版から5日目。プロモーションも少し落ち着いてきました。あっ、落ち着いてはいけないのか。店舗めぐりをしないといけないのでした。
 
さて、出版にあたって、「本書きたいなー」の頃から相談に乗ってくれていたふたり。りむすび理事であり共同養育コンサルタントとして現場の支援をしてくれている望月啓代さんと藤原映美さん。このふたりがいてくれてこそりむすび、つまりは共同養育普及ができています。
私が出版でヘロヘロしている間、現場を守ってくれているのは間違いなくふたりなのです。

離婚の新常識!別れてもふたりで子育て」のあとがきにもふたりのことを触れていますが、もっと書きたいことがあるので、ノロケ出すと長いのですが、ちょっとだけ紹介させてください。

先に言うとタイトルの「ひとりでも大人数でもできないこと」については文末に少し触れていて、もっぱらふたりのことを綴っております。
 

■もっちーこと望月啓代さん
私一人で活動していたりむすびを組織化するために経営コンサルタントとして関わってくれたのがもっちー。ある方からの紹介で初めて会ったのは2018年の夏。
 
当時、ひとりで相談から面会交流支援からやっていたのだけど、ある日頭痛がひどくてMRIやりながら「私が倒れたら終わる」と思い、仲間を増やしたいと強く思ったのがきっかけ。

もっちーは私の頭の中にあるノウハウをすべてアウトプットし、私以外の人がりむすびの活動をできるよう人材育成するための講座づくりから組織づくりまで。さらには私への経営者としてのマインドセットまで伴走してくれました。

途中「やっぱり、ひとりで続けようかな。私やっぱり現場で相談業務やりたい」「無理だよ、頭の中を全部書き出すなんて。感覚でやってるんだし」というぼやきに何度も喝を入れたのはもっちー。

「いいんですよ、ひとりでやっても。でもそれじゃ共同養育広まりませんよ」
「自分しかできないって思うのって、起業家あるあるなんですよねー」
「えっとーーー、しばはしさん、なにがしたいんでしたっけ?」と。
何度行ったり来たりしたことか。よく付き合ってくれたよね。

毎回宿題を出されて、もっちーに言われたとおりに進めていったら、頭の中を出し切ることができたんです。

そして、さてじゃあ、これで誰を育成しよう・・・
となった時に手をあげてくれたのが、まさかのもっちーだったんです。

経営コンサルとして関わったクライアントの活動自体に参画することは一度もないというもっちーでしたが、りむすびの共同養育をぜひ広めたい!と心底思ってくれて、なんと一緒につくった講座をもっちーが0期生として受講してくれたんですよね。ミイラ取りがミイラになったわけです。

講座を受講してもらいながら、内容をブラッシュアップしていき、ようやく本格的に人材育成できる形に仕上がったのが2019年1月。
そして、同時期にもっちーが横浜支部として現場デビューを果たします。

私と違って、背も高く頼りがいがあるもっちーなので、面会交流が不安なママにとって頼れる存在。しかも三児の母なので子どもに懐かれること懐かれること。
むしろ、懐きすぎて子どもが「もっちっちじゃなきゃイヤ」みたいな。
  
情に深く、これ以上の支援は難しいだろうというケースでもなんとか親子がつながっていられるようにと、身を削って支援をする。そんなもっちーです。
  
私の唯一無二のブレイン。もっちーに怒られるとキュンとするんだな。
ちなみに、もっちーの子ども(小学生男子)は大の生き物好き。ヘビ2匹(1匹脱走中)、トカゲなどを家で飼ってあげる寛容な母でもあります。
あっ、もっちーは離婚してません。すてきな旦那様もいます。

 
↓この日経DUAL、私の起業経験インタビュー記事なのですが、もっちーのことに触れています。私の経験談の取材だったのに、もっちーのことばかり話してインタビューが終わった記憶が。


■えみりんこと藤原映美さん

えみりんはりむすびの元相談者。最初に相談に来たときの印象はズバリ「聡明で美しい」。
本の中でも取り上げている「子どもが寂しがるから父親に会わせない方がいいのではないか」と本気に悩んでやってきた真面目なママ。そして、アドバイスの飲み込みの早さにあっという間に私が追い越されたという印象でした。

その後、パタっと連絡はなくなったのだけど、当時りむすびが主催していた「りむすびカフェ」というパパママが集まる会(りむすびコミュニティの前身)に参加してくれたんですよね。

その時に、別居親パパへ放った言葉が忘れられなくて。といいつつ明確に覚えていないのだけど、「妻を愛しているから別れたくない」というパパに対して、「妻を愛しているのに妻の意向をなぜ組まないのか、それは支配したいだけではないか」「形にこだわるよりも妻の気持ちを受け入れ関係を良くした方が子どもに会える」的なことを語っていたんですよね。 

単刀直入に言ったその言葉に、そのパパは深くうなずき気づきを得て帰られました。(そのパパは現在、取り決め以上、もう取り決め関係ないくらい親子交流ができています。宿泊の日数もめちゃめちゃ増えています)
   

その後、パタっと連絡は途絶えたのですが、たしか2019年2月ごろかな、もっちーとつくった講座ができあがって告知を始めた頃、不意にFBの申請が届いたです。

そして「相談したい」と連絡が。私はてっきり講座の案内を見て関心があって連絡くれたんだと思っていたんですよね。

連絡くれた当日か翌日にすぐ会ったところ、えみりんは離婚直後で疲れ切っていて「苗字を変えるか変えないか」と悩んで相談にきてくれたんです。

私がひとこと「過去に戻るより前に進めばいいから、今のまま(夫の苗字)でよくない?戸籍は別だから他人にはなるわけだし。私そうしたよ。銀行口座変えるのとかも面倒だし。子どもの名前変えるのもどうなんだろうって思ったし」みたいなことを話したら、「ほんとだ!そうですね!!」と、ここでもまた飲み込みが早く、結果してえみりんは元夫さんの苗字のまま変えないという選択をしたんですよね。
疲れてどんよりした表情がみるみるキラキラしていったのを覚えています。

そして、わたし的には本題であった「りむすびで活動してくれるか」については、えみりんから何も言ってこないので、おそるおそる私から口火を切ると、なんと講座があることを知らないとのこと。

おっと、そうなると、苦手な営業をしなくてはならないではないか・・・(もっちー助けて・・・)状態でえみりんに、「りむすびで活動しませんか?」のお声がけをしたわけですね。

ちょうどそのころえみりんはジョブチェンジを考えていた時で、前向きに考えてくれ、赤いスプリングコートで颯爽と帰っていきました。


(絶対えみりんに仲間になってほしい!だけど勧誘や営業が苦手でできない・・
早速もっちーに「どうしてもやってほしい人がいるんだけどどうしたら早く返事もらえるかな?」と相談したところ、「いついつまでに返事くれたらいくら受講代安くしますって言うと決断しやすい」と教えてくれて、そのとおりにしたところ・・・)

GW明けに「やります!」というお返事をもらうことができ、3月ほど猛スピードで受講してくれました。驚くほどりむすびの理念への理解が早いので飲み込みもスムーズ、すぐ実践できるなという感触をビジビジ感じましたね。
2019年7月、本部付で共同養育コンサルタントとしてデビューを果たしたわけです。

今やなくてはならない私の分身、いや私以上にご相談者の気持ちの伴走を行ってくれています。表面的な解決ではなく内面まで深掘りし、相談者自身ができることを持ち帰らせてくれる。なにより優しい傾聴で癒すので、相談者の帰る場所のような聖母マリア的存在。
 
当事者目線を決して忘れないえみりん。産業カウンセラーの資格も持っていて、カウンセリングの分野でのノウハウをいつも教えてもらっています。

↓えみりんとともにyahoo!ニュースにインタビュー記事が掲載されたのは記憶に新しいところですね。

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まだまだ書き足りません。3人それぞれ、性格や強みが違う。常に俯瞰するもっちーに、ちょっぴり心配性で慎重なえみりん、思いだけで動く私。3人のバランスがちょうどよい。
 
りむすびには、プラスして、web関係、規約関係、法律関係、子どもの心理関係でお世話になっているブレインがそれぞれいます。みなさんにも感謝です。

最近、りむすびのweb関係で助けてくれている男性へふたりを紹介したところ、「しばはしさん、こんな優秀な仲間がいてホントによかったね」とかなり驚いていました。嬉しい!!!!!!
そうなんです。私のざっくりした「イイ感じにしたい」を汲み取って形にしてくれる、そんな心強い存在なのです。
  
今回の出版も誰よりも先に原稿を読んでもらい、第三者の目線でいろいろアドバイスをくれました。
もっちーからは「そもそも誰向けに書きたいの?」と痛いところを突かれ、おかげでママ向けが明確になり、
えみりんからは、読者目線で「こうやってアドバイスされるとわかりやすい」と言い回しをチェックしてくれました。
 
表紙のイラストも、パパママそれぞれに家のイラストがあった方がわかりやすいって言ってくれたのもふたりのアイデアなんです。

どんな活動も仕事も人間関係が第一。人付き合いが苦手で、なかなか人を増やせなかった私も、こんな素晴らしいふたりと出会うことができ支えてもらいながら日々過ごしております。

りむすびはまさに少数精鋭部隊。決裁が早い!というか3人集まれば理事会成立で即決!これ、大人数だとまとまるものもまとまらず、内部の調整に時間がかかってしまってもったいない。どうせ悩むなら共同養育普及のことで悩みたい!


とはいえ、そろそろあとひとりふたり、ともに活動できる人を育てなくては。←もっちーからせっつかれている。


あらためて、ふたりに感謝。ありがとうございます!
そして、これからも共同養育を広めるために活動してまいりますのでみなさまどうぞよろしくお願いいたします。


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