見出し画像

2ヶ月前には想像しえなかった、息子の文化祭に元夫と一緒に行った話。

高校3年生。高校最後の文化祭。文化祭実行副委員長として連日夜遅くまで準備をしてきた息子にとって、人一倍思い入れが強いであろう文化祭。
台風が心配されましたが、終日お天気が味方してくれた1日目の昨日。

中学の時は「学校行事には来なくていいし来ても声かけないで」と言っていた息子も、今回ばかりは「初日の朝イチから夕方まで全部見てほしい」とのオーダーがありました。

コロナ禍ということで参加できるのは1生徒あたり2名。両親という設定なのでしょう。先月海外移住した元夫も万難を排して来るとのこと。
入場チケットを息子から元夫へ渡すタイミングがないため、私が当日待ち合わせてチケットを渡すことに。その流れで、約束したわけではないけれど2時間ほど一緒に見てまわることになりました。


*ご参考:元夫との現在の状況↓


一緒に見てまわった感想はズバリ、この上なく超絶楽しかった!!
なんといいますか、こと子どもの行事となると、唯一無二の親同士だからこそ楽しめるものなんだなと。
あちこち飛び回り仕切っている息子の姿を見かけるたびに、「いやー、かっこいいよね」「さすが、できる男ってかんじだよね」など、思う存分息子を褒めちぎるもよし。

思いのほかよかったのが、息子の友達やクラスメートの子、先生に「(息子の名前)の親です」と、両親そろった状態で挨拶できたこと。

息子からは「お父さんはいいけど、お母さんはわざわざ自分から名乗ったりしないで」と再三言われていたのですが、元夫と一緒だったから免除でしょう。
(ちなみに私が友達と絡むと、いらない情報を提供されるする可能性があるため、リスクしかないとのこと。わからなくもない)

息子が友達に親の離婚を言っているかいないかはわかりませんが、そんなこと関係なく両親そろって出向けたのは、まさに「別れてもふたり親」を体現することで、きっと親だけではなく息子にとってもよかったんじゃないかなと勝手ながら思っています。
いや、息子にとっては「ふたり」があたり前だから、なんとも思ってなかったかもしれません。むしろ、その方がうれしいことですね。

さて、前のめり気味に友達に声をかけまくる私の姿を見て、元夫が「そんな破天荒だったっけ?変わったよね。」と。
無意識でしたが、歳月の流れと共に(離婚したからか?!)、私も随分と解放的になったのかもしれません。褒め言葉として受け取りました。

元夫は飛行機の時間がありお昼前までだったのですが、別れ際に息子の将来について共通認識を持とうという立ち話に。
息子の将来への熱量は元夫の方が圧倒的に強いのは明らかで、熱ーーく語られたのちに「息子の視野を広げるよう後押ししていくようこれからもふたりで協力していきたい。」と。「お、おけ。」と圧倒されながら頷くのでした。

午後はひとりステージの発表会などを見ながら、青春を疑似体験し消化しきれないほど興奮しながら帰ってきました。

夜遅く帰ってきた息子から、「お父さんとお母さん、いろんな友達と絡んでてかなりヤバいって言われまくった。いい意味で」と。ポジティブに受け取っていたようでよかった。

子どもに関することは、片親より両親揃っているほうが、親も子どもも断然良いと再認識。別れても、また違った形の普遍的な家族なのですよね。
であれば、やっぱり仲が悪いまま、憎み合ったまま、相手が悪いと自分が被害者でい続けるよりも、風通しよい関係を作っていくに越したことはないし、それって自分次第なんだなと。

2ヶ月前には想像しえなかった。7年前あんなにもめていたのは過去の話。
きっと次回は3月の卒業式。


<文化祭のテーマ「NEO」>
今回の文化祭のテーマは「NEO」。ギリシャ語で「新しい」という意味。
また、NEOには、「N」はNexus(絆)、「E」はEnjoy(楽しむ)、「O」はOffer(提供する)という意味があり、コロナ禍を乗り越え紡いできた「絆」を、出し物で「提供」し、生徒全員が「楽しむ」文化祭にしようという思いが込められているとのこと。
サムネイルのイラストは、文実委員のユニフォームに描かれたNEOのイメージロゴ。私たち親も子どもたちのNEOの思い、しっかりと受け取りました。


息子の頑張っている姿を見れるのはなによりも嬉しいし、そして、これからも誰よりも息子の味方でいられる同士である元夫の存在にも感謝。
明日の文化祭2日目もお天気が味方してくれますように。


よろしければサポートをお願いします。いただいたサポート費用は共同養育普及に活用させていただきます!