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離婚してもふたり親”共同養育”するために大切なこと

こんにちは。しばはしです。
今日から4月。東京は少し汗ばむくらいの小春日和。みなさんいかがお過ごしですか。

会社員をやめてもうすぐ4年。すっかり年度初めという感覚に疎くなっていますが、PRTIMES さんのプロジェクト「April Dream」をきっかけに、4/1を大事にしたいと感じるようになりました。

叶えたい夢のプレスリリースをしていますのでご覧くださいね。


さて、4/1、共同養育に大切なことをあらためてつづりたいなと急にnoteを開きました。

りむすびには共同養育を実践したい、面会交流したくないなどなどの思いで多くのご相談者の方々がおみえになります。
離婚するほどに関係の悪い相手と共同養育って、イメージ湧かせるほうが難しいですよね。関わりたくないと思う本心も人間だもの。
ただ、子どもがいる以上は、完全に縁を切ることはできず、親子関係そして親同士の関係は続きます。


そこで、離婚後も両親で子育てに関わっていくために、大事な3つのことをお伝えします。何度もお伝えしていることですが、4/1にあらためて。
そして、先にお伝えすると③がカギになるので最後まで読んで下さいね。

①離れて暮らす親との交流の頻度

もちろん、別居親との頻繁に交流ができているに越したことはありません。同居中に密な親子関係を築いているならもちろんのこと、もし、同居生活中にあまり育児に関わってこなかったとしても、子どもにとっては同居中も離婚後も親に愛されていたいもの。離婚を機に同居生活中よりも親子関係を築いていけるのであれば、その機会は大事にしたいですね。

ただ、物理的に遠くなってしまったり、生活スタイルやスケジュール上頻繁に交流ができなかったとしても、いつでも連絡をとりあえる環境をつくっておけば、リアルに会うことだけがすべてではなく子どもにも安心感を与えることができますね。

成長の様子がわかっていれば、離れて暮らす時期が長かったとしても次に会ったときに交流もしやすくなります。

頻繁にリアルな交流が難しい場合には、同居親はこまめに子どもの成長などを情報共有することが大事ですね。


②親子関係

いくら頻度多く交流をしていても、親のワンマンな交流では本末転倒。子どもが何をしたいのか、どんなことを話したいのか、そんなことに耳を傾けながら、親がやってあげたいことを一方的におしつけるのではなく、良い時間をつくっていくようにしましょう。
①にも書きましたが、同居生活中に関係がもし芳しくなかったとしても、これから関係をあらたに築いていけばよいのです。

もし、子どもが会うことを嫌がっているとしたら、別居親側の対応にも課題がありますが、一方でもしかしたら同居親側の顔色を見ているのかもしれません。
一緒に暮らしているときに、子どもが片方の親のことを嫌がっていたら、仲良くするようにもう一方の親はパイプ役になろうとしますよね。

子どもと親が良好な関係を作り続けることの大切さは同居中も別居後も関係ありません。自分にとっては苦手な相手でも親子関係が良好であり続けられるよう双方ができることからやっていけるとよいですね。

③親同士の関係

充実した共同養育を実践するために、なによりも大切なのが親同士の関係です。親同士が争わずに尊重しあえれば、おのずと①も②も快方に向かっていきますよね。
逆に言うと、親同士の関係が悪ければ悪いほど、①にも②にも悪い影響が。

「共同養育計画書をつくりたい」とご相談にお見えになる方もいらっしゃいますが、③をすることを重んじるようお伝えしています。

もちろん、取り決めも大事ですが、子どもは日々成長していきます。臨機応変な変更事項も出てくるでしょう。
そのときに「取り決め通りじゃない」と争うことは子どものためになりません。
親同士の関係さえ再構築できていれば、柔軟な対応もできますし、もっといえば計画書をつくるときも対等に話し合いの土俵にのることができるのです。
構築できていないうちから取り決めをしようとするとより「相手の意見は聞き入れたくない」と悪化してしまうんですよね。

関係をよくする=仲良くならなくてはいけないわけではありません。元夫婦→親同士に関係をシフトし、子どもを主軸にお互いが親として認め、時に目をつぶり、相手を尊重していくことがなによりカギになります。

いくら①の頻度が多かったとしても、親同士が争っていたら子どもはどう感じるでしょう。
いくら②のそれぞれの親子関係が良かったとしても、親同士が争っていたら子どもはどう感じるでしょう。

頻度も親子関係も大事だけど、やはり親同士が風通し良いことを子どもはねがっているのではないでしょうか。

子どもが自由に発言でき、自由に行き来できる環境を整えることにコミットすること、それが親同士の尊重です。

では、③をするにはどうしたらいいの?
こたえは「共同養育しやすい相手に自分自身がなること」です。

「相手のせい」「世の中のせい」→「相手が変われば」「世の中が変われば」→「相手や世の中を変えよう」ではなく、自分自身がなにができるのかを考えていくこと。
そして、子どもが望んでいることは「親が争わないこと」です。


とはいえ、「あれもこれもやってきたのにこれ以上何をすればいいの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
共同養育をしやすい相手になるにはどうしたらいいのか?をともに考え伴走しているのがりむすびの役割です。

③が大事だからこそ、りむすびは親同士の関係再構築のために親御さんの気持ちの面のサポートに徹しています。

「争ってもどうもうまくいかない、相手の気持ちがわからない」といった方はぜひお声がけくださいね。共同養育が実践でき子どもが笑顔で両親から愛情を受け続けられるようお力になれれば幸いです。


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