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春が訪れ、川の氷も人々の気持ちも動き出す~カナダパビリオン~

太平洋と大西洋、さらには北極海にも面しているカナダは、世界第2位の広さの国土面積を持ちます。日本から直行便で行けるトロントの緯度は北緯43度台で、札幌市よりも北に位置します。ということは、冬はとても寒い!

カナダのパビリオンは、そんな厳しくも美しい自然環境にインスパイアされています。

外観のイメージ図(駐日カナダ大使館提供)で目を引くのは、直線で構成された鋭角なデザインではないでしょうか。何を思い浮かべましたか?「氷」と答えたアナタは鋭い!カナダのパビリオンは、厳しい冬の間に凍った川の氷が春の訪れとともに解け、流れゆく氷の断片が集まり、川の流れがせき止められる自然現象「ice jam」をイメージしています。日本語では「水路氷結」と呼ぶそうです。

パビリオンのコンセプトは「 Regeneration 」、直訳すると「再生」です。政府代表のローリー・ピーターズさん「春になると、カナダ人は自然の力強さを感じ、前向きな気持ちになるのです」と解説します。閉ざされた冬が終わり春が近づくと、凍てついた川の氷も人々の気持ちも少しずつ動き出し、合流して勢いを増す川のように、さまざまな世代やアイディアが結びつき、未来へと進むのです。

内部には中庭が設けられ、さまざまなイベントや食べ物などを通じて、カナダが持つ多様性を表現します。カナダパビリオンは、1970年の大阪万博では2500万人もの人が訪れるトップクラスの人気を誇りました。2005年の愛・地球博では、オーロラの映像ショーが楽しめました。2025年のカナダパビリオンで、あなたの心と体も動き出すことでしょう。(丸)


カナダ政府代表のピーターズさん

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