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万博パビリオンの歩き方

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「2025年の大阪・関西万博って、どんなパビリオンができるの?」 このマガジンは、そんなあなたの疑問を“少しだけ”解消するために作られました。 開幕は2025年4月。海外の国…
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#ビール

「万博パビリオンの歩き方」始めます!

2025年大阪・関西万博開幕まで500日を切りました。共同通信大阪支社では、普段は大阪の行政や経済を担当している記者が中心となって万博についても取材をしています。 万博を巡っては、2度の会場整備費の上振れや、海外パビリオンの建設遅れなど、マイナスイメージのニュースが多いですよね。取材する私たちも、次々と舞い込む「バッドニュース」に忙殺される日々です。政府や大阪府・大阪市が主体的に関わり、多額の税金が投入される万博について、課題や税金の使われ方を取材するのは、報道機関としての

わ!と驚く循環体験~ドイツパビリオン~

ドイツといえば、ビールやソーセージをイメージする人が多いでしょうか。ドイツといえば、ビールと並んで「哲学」の国。「マルクス経済学」の生みの親、カール・マルクスや哲学界の異端児、フリードリヒ・ニーチェの国です。2025年大阪・関西万博ではテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」をドイツらしく解釈し、新たな価値観を来館者に提供します。(冒頭の画像ⓒMIR_LAVA_facts and fction) テーマは「循環経済」。草木が茂る公園の中に再利用可能な建材を使用した六つの円形の

ビールだけじゃないよ!~チェコパビリオン~

「ビールの国、ボヘミアガラスの国、ドヴォルザークの故郷…。チェコに対する、そういう日本人のイメージを大阪・関西万博でアップデートしたいんだ」。チェコパビリオンを担当するオンドジェイ・ソシュカ政府代表は、そう意気込んでいました。(冒頭のビジュアルは大阪万博2025年チェコ政府代表事務局提供) ソシュカさんは「チェコはバイオテクノロジーやナノテクノロジーが進んでいる。(イーロン・マスクの米宇宙企業)スペースXに部品を供給している会社もあるほど宇宙産業も盛んだ」とも語ります。