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万博パビリオンの歩き方

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「2025年の大阪・関西万博って、どんなパビリオンができるの?」 このマガジンは、そんなあなたの疑問を“少しだけ”解消するために作られました。 開幕は2025年4月。海外の国…
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「万博パビリオンの歩き方」始めます!

2025年大阪・関西万博開幕まで500日を切りました。共同通信大阪支社では、普段は大阪の行政や経済を担当している記者が中心となって万博についても取材をしています。 万博を巡っては、2度の会場整備費の上振れや、海外パビリオンの建設遅れなど、マイナスイメージのニュースが多いですよね。取材する私たちも、次々と舞い込む「バッドニュース」に忙殺される日々です。政府や大阪府・大阪市が主体的に関わり、多額の税金が投入される万博について、課題や税金の使われ方を取材するのは、報道機関としての

数学も音楽も芸術もカオスから生まれる~中島さち子プロデューサーのクラゲ館~

1996年、インド。17歳の中島さち子さんは、世界中の高校生らが数学の超難問に挑む国際数学オリンピックインド大会で、日本人女性初の金メダルを獲得しました。金メダル獲得者の中には、その後に数学界のノーベル賞「フィールズ賞」を受賞したり、世紀の難問「ポアンカレ予想」を解いたりした人もいます。 中島さんの興味は数学だけにはとどまらず、ジャズピアニストや教育専門家など多様な肩書を持ちます。万博で手がけるテーマパビリオンは「いのちの遊び場 クラゲ館」。海で刺されると痛いアイツです。ク