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足のしびれ①

ちょうど横顔

更にしびれについて
今回は漢方の観点から調べてみた

足のしびれは、まず“一時的なしびれ”と“慢性的なしびれ”の2つに大きく分けられる。
正座によるしびれのように一時的なものは、特に問題にはない。
一方、慢性的なしびれは、くり返すことが多く、なかなか改善しないことも少なくない。
原因がカラダの内側に潜んでいることが多いと言われる慢性的なしびれ。
根本から改善するためにはカラダの内側から原因にアプローチし、体質から整えることが大切である。
※慢性的なしびれは大きな病気(脳血管障害など)が隠れている事もある。

漢方では足のしびれの代表的な原因を以下のように考える。

・冷えによるしびれ
・栄養不足によるしびれ
・血液循環の滞りによるしびれ
・水分代謝の滞りによるしびれ

冷えによるしびれは一時的に起こりやすいのに対し、栄養不足や血液循環の滞り、水分循環の滞りによるしびれは慢性的なことが多いのが特徴である。

◆足のしびれの特徴と原因とは?
しびれにはさまざまなタイプがあり、漢方では以下のように考えている。

①冷えによるしびれ
カラダが冷えることで血流や水分循環などカラダの循環が一時的に阻害されるとしびれが起こりやすくなる。
しびれに痛みを伴うこともあり、寒気や手足の冷え、腰や膝の重だるさなどの症状も同時にでやすいと言われている。
曇天や寒冷時に悪化することが多く、症状は一時的なことが多いのも特徴である。

②体力不足・栄養不足によるしびれ(気虚・血虚タイプ)
体力不足や栄養不足になり、筋肉を滋養できなくなるとしびれが起こりやすくなる。
体力不足のようにカラダのエネルギーが不足し、機能が低下している状態を「気虚(ききょ)」、そして、カラダの栄養が不足している状態を「血虚(けっきょ)」と呼んでいる。
症状はしびれのみで痛みは無いことが多い。
気虚が強い場合は、顔色が白い、手足が軟弱で力が入らない、動悸・息切れなどの症状がある。
また血虚が強い場合は、顔色が黄色く艶がない、皮膚が乾燥する、頭のふらつき、めまい、不眠、物忘れをしやすいなどの症状が伴いやすいと言われている。
気虚や血虚は、その背景に、老化や慢性疲労、胃腸虚弱、食生活の乱れ、長期の闘病、出血過多、出産などがあることが多いと考えられている。

③血液循環の滞りによるしびれ(瘀血タイプ)
血液循環が滞ることにより筋肉に栄養が届きにくくなるとしびれが起こりやすくなる。
漢方ではカラダの血液循環が滞った状態を「瘀血(おけつ)」と呼んでいる。
瘀血のしびれは持続的で痛みを伴うことが多いのが特徴で、慢性化しやすく、なかなか治りにくいと言われている。

④水分循環の滞りによるしびれ(水滞タイプ)
水分循環が滞ることで、血液循環を阻害し、筋肉に栄養が届きにくくなるとしびれが起こりやすくなる。
漢方ではカラダの水分循環が滞った状態を「水滞(すいたい)」と呼んでいる。
水滞のしびれではかゆみを伴うこともあり、めまい、背中が重だるい、舌の苔が分厚いなどの症状も同時にでやすいと言われている。
また炎症を伴うこともあり、その場合には熱感のある痛みがあり、両足の熱感が強く、患部を冷やしたり、冷たい床を踏むと気持ちが良いなどの傾向が見られると言われている。

◉足のしびれにおすすめ漢方薬
足腰が重だるく、「痛みやしびれ」を感じる人には「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」という漢方薬がおすすめ。
「牛車腎気丸」は、栄養分を与え、水分代謝を良くする「八味地黄丸(はちみじおうがん)」という処方に、さらに生薬を加えた処方である。
疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇がある人の下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状(肩こり、頭重、耳鳴り)などを改善する。
※以上、クラシエの漢方より

うーん
恐らく④だろうなぁ
次回は更に詳しく…

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