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空間コンピューティング・Apple Vison Proの拡がり

この記事は、「MESON Apple Vision Proアドベントカレンダー # 2」12日目の記事です。前日の記事はこちら

2月にアメリカで発売され、ようやく日本でも発売されたApple Vision Pro。
メディアやSNSでの取り上げられ方は今までのHMDとは異なる盛り上がりを見せ、空間コンピューティング普及への期待も強くなっています。
先日Apple Storeに行った時に聞いた話だと、訪日観光客の体験予約も多いとのこと。まだ発売されている国も少ないので、観光がてら体験されていくようです。

そんな盛り上がりを感じつつも、どうやって生活に、ビジネスに普及・浸透していくのか。活用していくのか。
空間コンピューティングの領域でプランナー・ディレクターをしている、自分なりの考察をこの記事にまとめました。


(前書き)そもそも、空間コンピューティングって?

空間コンピューティングという聞きなれない言葉。XRに携わっている方は、Magic Leap Oneを連想される方も多いのでは?と思います。自分が初めて知ったのも、Magic Leap One を扱ったプロジェクトでした。
(Magic Leap 2 ではARヘッドセットという呼び方に変わってしまったようですが・・・)
過去のAR・VR系のデバイスと空間コンピューティングは何が違うのか?
大きな特徴は実物の情報(空間)とデジタルの情報が連携している点です。

自分は、その場所の情報(床や壁の認識など)、動きの情報(アイトラッキングやハンドトラッキングなど)とデバイス内で表現されるデジタル情報(映像・写真・3Dモデルなど)が連動することを、空間コンピューティングとして捉えています。
その中にはセンサー系のデバイス・IoTデバイス・AIなどとの連携も含まれます。

空間コンピューティングという言葉の起源は、MESONのメンバーが書いたこちらの記事に書かれています。

Apple Vision Proの特徴は?

これまでのAR・VR系のデバイスとの大きな差は描画クオリティと動作安定性です。他にも違いは色々とありますが割愛。
この2点があることで、Apple Vision Proでの体感が格段に高くなっており、実用的なデバイスにもなっています。(その分、価格も高いので、安易に他のデバイスと比較できませんが。。。)

本当にその場所にある、入る体験
ストレスの無い操作感覚

が実現されたことで、SF映画や漫画のような体験をすることができます。
言葉や映像ではなかなか伝わらないのですが、ぜひ Apple Store で体験してください。

Apple Vision Proのおすすめアプリは、MESONのメンバーが書いたこちらの記事に書かれています。

どう普及していくか?

できることが幅広くなる反面で、どういうシーンで活用していけるかイメーがつきにくいかもしれませんが、今までの平面的なディスプレイという制限に囚われない体験が提供できるため、テレビ・PC・タブレット・プロジェクターなどが置き換わっていき、数年後にはApple Vision Pro / 空間コンピューティングが普及していくというのは比較的イメージがしやすいと思います。
そこに付随して、今のWebサイトやアプリも空間コンピューティングに最適化され、没入感のある映像体験や、製品の詳細を感じ取れる体験など、クリエイティブや体験のあり方の変化も出てくると考えています。

アメリカ発売時に書いた、体験の変化についての記事はこちら。

アメリカでの発売から時間が経ち、現時点でも、デバイスを持っていなくても体験できる展示会やイベントでの利用、個人ではなく会社から支給されることを見越した業務での利用など、徐々に体験できるシーンが創られ、普及に先行して空間コンピューティングを活用したサービス・事業開発という事例も増えてきています。

Apple Vision Pro を活用したプロジェクトの弊社事例

❏ SunnyTune × Peridot(Nianticさま)

❏ 3Dモデルビューワーアプリ開発(東京ガスさま)

❏ 展示施設向けコンテンツ・アプリ開発(伊藤忠商事さま)

最後に

弊社MESONは空間コンピューティングの社会実装に取り組む会社です。
Apple Vision ProをテーマにしたR&D/事業開発に興味関心のある方、お気軽にご連絡ください!

❏弊社コーポレートサイト
MESONについてもっと知りたい方はぜひ以下の公式ホームページを御覧ください!

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