2024年5月19日(日)「私の1行。」

本屋さんで、短歌や俳句や詩などが特集されているBRUTUSの雑誌「1行だけで。」を購入した。

どんな言葉が散りばめられているのだろう。
ドキドキしながらページを開いた。
グッときた言葉や大切な一言、人生を変えた1行、
たくさんの想いが詰まった言葉たちが
立体的に浮かび上がってきた。ナイス特集!

ページをめくっていくと、
一際大きく掲載されている詩があった。

息を呑んだ。それは、私の大好きな詩、
茨木のり子さんの詩、「汲む」であった。
詩を大切に黙読した。

「大人になってもどぎまぎしたっていいんだな」

詩の中の1行。

あぁ、いままた出会えてよかった。
そう思った。
そのままでいいよ、
と背中をおされるようだった。

この詩に出会ったのは、およそ6年前。
その時からずっと私を支えてくれる詩だ。

思いっきり背伸びをしようとしていた自分を
優しく包み込んでくれる時間が流れた夜。


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