頭痛の原因は頭の温度?頭部の体温を下げると頭痛も和らぐ!
みなさんは
痛みを感じる痛覚神経と暑さ寒さの温度を感じる温覚神経は同じ
だと言うことを知っていましたか?
知っていた? 知らなかった? 今知った?
私がこのことを知ったのは、恥ずかしながら昔見た「伊藤家の食卓」というバラエティー番組です。
生活の役に立つちょっとした小技を紹介する番組でしたが、それに
「炊きたてのご飯でおにぎりを握れるようになる裏技」
がありました。
炊きたて熱々のご飯でおにぎりを作るのはお米の熱で手が熱くなるので難しいのですが、それができる方法とは
「両手をバチバチと何度も叩き合わせて痺れさせる」こと。
そうすると、両手の神経が痛みで軽く麻痺し、痛みと熱を感じる神経は同じなので熱を感じる神経も麻痺し、よってお米の熱を感じにくくなる。
だから炊きたて熱々のおにぎりを握れる、という裏技でした。
?…痛みと温度を感じる神経が同じ…ということは、
頭痛の痛み、いえ頭だけでなく身体全ての痛みは体の熱と関係がある
ということに気づきましたか?
試しに、頭痛がしたときに額・側頭部・頭頂部・後頭部・耳の中・耳の周り等に水を掛けたりして頭の温度を冷やしてみてください。水を一度にかぶると部分部分の調整が出来ません。霧吹きを使って吹きかけるのが最適です。
頭の温かくなっている箇所に水を掛けて冷やせば、頭痛も治まることが分かるはずです。
水を掛けるだけで頭痛が治まるはずはない!非科学的だ!という方に説明しますと、
「時代劇やスパイ映画の拷問」でも触れましたが、
拷問で痛みが限界に達すると気絶する、水を掛けると目を覚ます。
ということは、
痛みには頭の温度を上げる性質があり、温度が上昇しすぎると脳が耐えられなくなりオーバーヒートを起こして気絶する。
頭に水を掛けると上昇していた脳の温度が下がり、機能が正常に戻るので目を覚ます。と考えられます。
タックルを受け倒れた選手に水を掛ける「ラグビーの魔法のヤカン」もその仕組みは同じ。試しに
「頭痛薬」と「作用 効果 仕組み」等のワードで調べてください。
必ず「頭痛の原因は主に脳内の血管または神経」であって「薬はそれらに作用する」「効き目がある」などと書いてあるはずです。
ストレスが原因なら神経の緊張、首や肩の筋肉の緊張が原因なら血行不良…
痛みと温度は同じ神経で感じる、
脳は神経と血管の集まり、
血管は温度で広がったり狭まったりする性質がある、
怒りで顔が真っ赤になる、恥ずかしくて耳まで赤くなるというように、感情は神経を高ぶらせ緊張させるし顔や耳の温度を上げる、
お風呂に入ると体が温まり血行が良くなり副交感神経が活性化しリラックスする、
風邪を引いた時は額を氷嚢で、後頭部を氷枕で冷やして熱を取る、
冬のお風呂場でのヒートショック死亡事故の原因である脳内出血はもろくなった頭の血管が体の寒さによって増えた血流に耐えられず破れるから起る、
ボクシングの試合では殴られ腫れた顔を濡れタオルや氷で冷やしている、
時代劇やスパイ映画では拷問で痛みが限界に達すると気絶する、水を掛けると目を覚ます、
頭寒足熱は健康によい、と東洋でも西洋でも言っている…
これらの事実から全体を通して考えると、頭を温めたり冷やしたりすることで脳内の血管・神経をある程度制御することが出来る
ということになります。そして痛みは熱さを引き起こします。
だから頭痛は頭を冷やすと治るのです。
なぜ今まで頭痛と体温の研究が進まなかったのでしょうか?
それは、全身の体温の研究を様々な視点で行う人間がいなかったことと、
頭の温度が認識しにくいのは痛みを感じる痛覚神経と温度を感じる温覚神経が同じなので、そのせいで痛みばかりを感じてしまい頭の温度が高くなっていることに気づかなかったせいなのです。
痛みが頭の温度を上げ、
温度が高くなると更に痛む、
痛みで頭の温度に気づけない、
薬を飲んで血管や神経に多少影響を与えても頭の温度自体は下がらない、
血管や神経に作用する薬に頼るので原因である頭の温度に気づかないという
悪循環。
私は自身の体でしか実験したことがないので、まだまだ研究は必要ですが。
※この記事は下の記事と同時期に書いたもので、重複する部分があります。
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