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No.30 - サラリーマンの努力は報われない、という話。


こんにちは、安斎響市です。

今日は、会社員のキャリアの話です。


努力は、必ずしも報われない


突然ですが、努力って、報われると思いますか?

一生懸命頑張れば、必ず成果が出ると思いますか?



私は、そうではないと思います。


努力は、報われません。

いくら頑張っても無駄、ということは世の中に沢山あります。


自分では頑張っているつもりでも、努力の量が足りなければ成果は出ませんし、それ以前に、努力の方向性が間違っていたら、それをどんなに頑張ってやっても成果は永遠に出ません。



これは、例えるなら、

「就活塾」みたいなオンラインサロンにいくら課金しても、大手企業の内定は出ないのと似ています。

「TOEICコーチ」みたいな人の指導をいくら受けても、TOEICの点数が多少上がるだけで一生英語を喋れるようにはならないのと似ています。


なぜかというと、努力の方向性を間違えているからです。



新卒の就活は、学歴スペックコミュ力の勝負なので、Twitterで若手社会人っぽい人が教えている「ガクチカのテンプレ」とか適当に言われたとおりに真似しても、元々が高学歴だったりコミュ力が高い人だったりしないと、ほとんど効果が出ません。

学歴フィルターは、いくらガクチカを作りこんでも突破できません。お金を払うだけ無駄だと思います。


TOEICは、英語学習の入り口に過ぎないので、本屋でテキストを数冊買って、自力で勉強してTOEIC900点くらい取れない人に、その後の世界はありません。英語を流暢に話せるようには絶対になりません。

TOEICというペーパーテストで高得点取るだけで満足できる、「TOEIC900点がゴール」という人なら良いんですけど、英語習得という意味では、「自称コーチ」の教えを実践してもあまり自分の身にはならないと思います。



これが、「努力の方向性」を間違えているということです。



努力の方向性を間違えていた場合、どんなに苦労して、汗水垂らして努力をしたところで、効果が出ません。成果につながりません。

無駄な努力になってしまう、と言い換えてもいいです。


サラリーマンの「落とし穴」


就活やTOEICの例だと割と分かりやすいんですけど、実は意外と、日々の「会社員の仕事」に当てはめて考えてみると、知らず知らずのうちに「無駄な努力」をしてしまっている人は結構いるんじゃないかと思います。


これ、本当にサラリーマンの「罠」、というか「落とし穴」だと思うんですけど、

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