自由詩 冬 -弐-

 その日の夜は特別で
 なぜだか心はあたたかい
 今年も神社で年越し
 寒空の下 挨拶を交わす

 淡い期待とともに鈴の音が響き渡る
 澄んだ空気に目を潤ませる私たち
 水を吐く手水舎の龍
 何も変わらない北極星