米国の経営学!?

2024年5月1日 湘南は雨模様です。

何の偶然か、今日という日に、「何時もおっしゃっている事が書いている本を見つけました!」という学生さんからの報告が飛び込んできました。

何時も言ってるのは「経営学は日本独自の概念であり学問体系。よってManagementとは全く異なる。」です。

米国に経営学はない。ドイツにも経営学はない。ドイツのそれは経営経済学である

加護野忠男『日本型経営の復権』1997 『経営の精神』2010



何が、偶然なのかというと、令和元年に替わった5月1日。
神戸の住吉で令和元年元旦を祝うだんじり祭りを見に行ってきました。
その時も雨(夕刻前に止みましたが)。
だんじり祭りを住吉神社奉納まで見終わった後、神戸大学校舎を訪問したことをSNSの思い出がお知らせしたところに、学生さんから。
そのnoteは
https://note.com/kyo1m/n/n4eae0f93ea90


学生さんが見つけた邦訳は👆の本です。

この最後「マネジメント教育の未来」に下記の指摘があります。
(私は邦訳を読んだことはないので、英文を翻訳)

The idea behind the contemporary business school is that preparing future business managers means training them in a discipline called Business Management. After 100 years of fruitless attempts to produce such a discipline, it should be clear that it does not exist.

The Management Myth 2009

現代のビジネススクールの背景にある考え方は、将来のビジネス・マネジャーを養成するということは、ビジネス・マネジメントと呼ばれる学問を訓練するということである。そのような学問を生み出そうとする試みが100年間も実を結ばなかった今、そのような学問が存在しないことは明らかだろう。

The Management Myth 2009

この本では、【教育と訓練の混同】が大問題であるとも指摘されています。

この本は、N.N.タレブの『反脆弱性』にも引用されています。
初版は2009年

返事に「その本原著は2009年だよ」と返してしまったのですが…
今の現役生が知るわけないですよね💦
それはさておき、
2009年の本が今頃翻訳されるって…

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