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18番目の男にとってのCMC_Central(前段長め)

こんにちは。かずです。
お久しぶりですが、投稿をしていない間に運営に参加していた、CMC_meetupについてお話ししたいと思います。

CMCとは「コミュニティマーケティングを考えるコミュニティ」の略になるのですが、この内容については以下のリンクおよび書籍をご覧いただくことにして私の記事では端折りたいと思います。

私のことを知らない人がCMCつながりでこの記事を目にされることもあると思うので、簡単に自己紹介をしたいと思います。

まずは自己紹介を。

大手製造業で20年ほど事業企画という仕事をしています。一度も転職していないどころか、異動すらしていません。

事業企画と言われてもなかなかつかみどころがないと思いますが・・・
PLを中心にマクロで年度の事業計画を立案し、そのKPI管理をするといった業務を最も長く経験し、それ以外に個別の顧客向けのビジネスを担当したり、中国に駐在したり、中国でM&Aを担当したり、新工場を作ったりといったことも経験しました。
こんな経歴なので、一言で表すのはなかなか難しいですが、「管理会計」を扱ってきた、と言うのが一番シンプルな表現かと思います。
「管理会計」については、その文字から受ける冷たい印象では表現しきれないモノづくりの奥深さを表現したり、人やチームを育てるものであるという信念があるのですが、それは別の機会に語りたいと思います。

要はですね、私は「コミュニティ」というものに関わることなく、自社の事業の中でだけ20年間過ごしてきた人間だということです。
そんな私がなぜ「コミュニティマーケティング」に関わるようになったか。その経緯を紹介させてください。

はじめはkintoneから。

始まりはサイボウズのkintoneでした。業務改善の中で私が選定して導入をしました。
これまたkintoneを入れた流れを語り出すと長くなるので割愛するのですが、要は私がkintoneをすごく気に入って、「kintoneを好きな人にもっと出会いたい!」と思って個人的にサイボウズのイベントに出入りを始めました。
ちなみに、業務ではなく私の個人的な趣味で出入りしているので、毎回イベントの時は有休をとって参加しています。

そのkintoneのイベントと言うのがkintone Night Nagoya (通称kNN)です。

毎月末金曜にサイボウズ名古屋オフィスに集まるイベントなのですが、ここに単身乗り込んだわけです。

はじめは結構お客さんモード。いろんな人いて楽しいなってな感じです。

そうしたら後日サイボウズのコジロウさんから

「LT(ライトニングトーク)しません?」

とお声がけいただいたんです。
私は情シスではないし、kintoneの(好きだけども)ヘビーユーザーではないのにいいのかしら?と思いながら。

20分もしゃべり倒すという(LTじゃないやん)。
でも温かく聞いてくれて、たくさんのフィードバックをもらえて、これが私にとって「イベントのお客さん」から「コミュニティの一員になった」日なのかなと思います。まだ1年も経ってない。

CMC_meetupにつながっていく。

さてそうこうしながら毎月kNNに参加していたのですが、ある日kNNのあとの飲み会で隣に座ったコジロウさんから

コ「今度、別のイベントでLTしません?」

か「いいっすよ!・・・・で、何のイベントっすか?」

コ「CMCってのがありましてね・・・」

ここで初めてCMC_meetupというものを知ったのです。
急いで勉強したり、過去のイベントのアーカイブを探ったりして。
自分が呼ばれた理由をなんとなく察して。

CMC_meetup NAGOYA Vol.6に参加したわけです。

無茶苦茶緊張したのを覚えています。kintoneはまだよかった。過去2回参加してからのLTだから雰囲気わかってるし。私が情シスでないこともわかったうえでお声がけいただいているので開き直れたし。
でもCMCは明確に「コミュニティマーケティング」をしている人が集まっている気がして。でも私はコミュニティやってないし、マーケティングもやってない。ビビりながらしゃべりました。

でもすごい楽しかったんです。
盛り上げてくれて、盛り上がってくれて。
たった5分とはいえ喋り終わったあとに体中が痛くなってヘロヘロでしたが、繋がってくれる方がいっぱいいて。

終わるころには元気いっぱいで写真に写って。
ここからが第2章です。

そして「中の人」へ。

後日、サイボウズの別のイベントに参加したら、またもコジロウさん。

コ「コミュニティの運営に興味ありません?」

気が付いたら

実況してました。

そして

かっこつけようとしてました(失敗)。

もうすっかり気分は「名古屋の」中の人。

そうこうしているうちに大きなイベントが近づいてきたんです。

やっと出てきましたね。CMC_Central。(もう2000文字書いているぞ)

目の前に全国区のイベントが。

実は複雑な気持ちでした。名古屋の仲間には入った気でいましたが、CMC_Centralは全国規模。運営メンバーは「ほぼ」知らない方たちばかり。
どんな顔して関わればいいのかしら。
苦労して作り上げたイベントにひょこひょこ加わったら失礼じゃないか。

いろいろモジモジしましたが、まずは「名古屋の仲間を手伝うんだ」という気持ちでPRに行ってみたり。

前夜祭にも参加。

いや、真剣ですよ・・・💦

そして翌日は早起き。コメダで合流して会場へ。

お役目も頂戴していたので、その準備をしつつ。
とにかく目の前のできることを。

ご参加いただいた方々は覚えてらっしゃると思うのですが、運営、登壇者、スポンサーの皆様は黄色いTシャツを着ていました。

私は運営として名前が登録されていたわけではないので、Tシャツが無くて当たり前。そう思っていましたし、それに対して何の疑問も抱かずに来ていました。

一緒に準備させてもらえるだけで、十分に仲間に入れてもらった気でいました。

そこで(私にとって)今回の最高の盛り上がりがここでやってくるんです。

名古屋の仲間のふじいまゆさんから、名古屋チームのグループチャットに一通のメッセージが。

ま「かずさんのTシャツあります!受付にとってあります!」

黄色い仲間になりました。
これを着れたこと、これが私がコミュニティのすばらしさを身をもって感じた瞬間です。

私が着ていることに変な顔をしなかった皆さん。
普通に仕事を振ってくれた皆さん。

まさに「前を見ている」チームだから受け入れてもらえたと私は勝手に思っています。
そして、「仲間を増やす」ことの価値を追求している皆さんだからこそ、なのかなとも思いました。
これこそがコミュニティ。

そう思いながら、実は迷った瞬間があるんです。
それは最後、運営の記念写真を撮るとき。

「運営の皆さんは前に!」

そういわれたあとの数秒間、ものすごく色々なことを考えました。

いくらなんでも、皆さんと同じステージに上がっていいのか?

でも、私にLTのチャンスをくれたあのときのこと、名古屋チームのみんなでイベントに出たこと、黄色いTシャツをくれたこと、変な顔せず準備に混ぜてくれたこと。いるだけでいいんだよと言ってくれた人のこと。いろいろなことが浮かんで。

ここで遠慮するのが一番サムい!

そう思ってステージに走りました。「18人目の運営」になったつもりで。

宝物です。
自分では想像のできない奇跡が一つ一つつながっている。そう実感しています。

こんなエネルギーの中に入れて幸せです。去年どころか、数か月前にも想像をしていなかった景色が今、目の前に広がっている。

そして翌日の遠足。

最後の最後までヤリキッタ、そんな三日間でした。

そしてこれから。

この記事は、CMC_Centralから2週間経って書いています。
いま、書いていても思いますが、この思い出は「エモい」んです。

疲れたとき、辛いとき、写真を見返してしまう、そんな思い出なのです。


これでいいのかな。

私にとって、CMCが「竜宮城」になっていないかな、っておもうんです。
私にとってCMCは「連れて行ってもらった場所」。とても幸せだけど、まだ自分の人生にとってのリアルになりきれていない。そんな気がしています。

この半年間、信じられない勢いでネットワークが広がり、想像もしていなかった世界が広がっている。いままで、自分で「自分」だと思っていたものとは違った見方で私を見てくれる人にたくさん出会っている。
自分の可能性が、自分の想像していない方向に広がっている。

戸惑いもある。
でも、だからと言って、歩みを止める必要は一切ない。
自分でブレーキをかけるのではなく、流れる景色と同じスピードで自分が歩けるように、加速をしていかねば。

エモいけど、エモいだけで終わらない。思い出にふけるだけでなく、思い出をもっとたくさん作る。
思い出を作ってもらえる仕掛けをできる人になる。

そう思って、また先に進んでいきたい、そう思ったCMC_Centralでした。

タイトル写真:集合写真家 武市真拓さん

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