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「サ」のはなし

私は流行には敏感な方であると思う。唐突な自分語りで大変恐縮だが、そうなのだ。敏感……というか、所謂ミーハーなのだ。それが、是か非か。誇れるのか恥ずかしいのか。それはさておき(割と無理)、「とりあえず知りたい」という欲求が無駄に強い。

そんな私がここ数年で知的欲求を恐ろしく擽られたのが「整う」という言葉だ。ご存じ、サウナ愛好者がこぞって合言葉のように語る“至福の状況”のことである。

今日はそんな「整う」戦略にまんまと乗った私が、サウナについて熱く語る……そんな話。サウナだけに。黙

サウナについての知識が「整う」

まず私が「整う」という言葉を認知したのは、世界的なコロナの流行で人々が翻弄される少し前のことだった。私が勤務する会社で「サウナ同好会」なるものが作られたというお知らせを見てからだ。

岩盤浴は行っていたし、スーパー銭湯も好きではあったが「サウナの同好会?」「サブカルぶって……」「内輪で盛り上がっちゃってさ~」とかなり“嫌な奴”として、斜めから見ていた。

ただ、それから以降サウナを舞台にしたドラマが始まり、バラエティーでもサウナ愛好者のタレントが集まって興じるというようなものが増え、肌感で流行りを感じ始めた。

そうなるとこっちの負けだ。斜めから見ていた嫌な奴が一変、絶賛サウナへの興味しかなくなり、寧ろ好意的な目を向けるようになった。

水風呂のハードルについて「整う」

流行りにのりたい!整いたい!というミーハー全開の私にとって、1つ問題があった。

水風呂だ。温浴施設に行ってもまず入ることはないアレ。でも整うためにはアレと対峙せねばならない。一連の動きの中で最もハードルが高いと感じるのは水風呂、という人も多いのではなかろうか?

それでもどうしても流行りにのりたいミーハーな私は、ファーストサウナである“産湯”として、-25℃のアイスサウナで温冷交代浴ができる「SaunaLab」という施設を選んだ。

ー25℃と言うと、流行に惑わされてどこかおかしくなったのでは?と思われそうだが、最適温なのだ。水風呂は冷たさが刺さるとすれば(もはやここを楽しめる人たちは変態の域。そう私←)、アイスサウナは冷たさに包まれると言えばいいだろうか。温度のわりにソフトなのだが、しっかりと冷える。

水風呂に関してハードルを感じている方は、オススメだ。ぜひ一度試してみてほしい。アイスサウナで冷やす感覚を覚えたら、もう水風呂の壁の高さなんてヤクルト程度。温冷交代浴の心地よさのトリコになるであろう。

さて、話が少しずれたが、満を持した私のサウナデビュー。
結論から言うと……

///
整いました!!!!
\\\

感覚は人それぞれだし、私の「整う」が正しいかは分からない。でも明らかに「これ、整ったった(どや)」と感じたので、今回は私の「整う」を言語化したいと思う。

え?私?もちろん以降ハマって、れっきとしたサウナ―ですが何か?←

「整う」について「整う」

“産湯”で無事人生初の「整う」という経験をして以来、その感覚に病みつきになった私。自分の中での「整う」は、言葉に表すとハンモックで寝落ちする感じ……といったところ。フワフワと浮きながら夢うつつになる感覚。想像しただけでどれほどリラックスした状態か、お分かりいただけるだろう。

サウナの入り方や講釈、豆知識は、私のようなミーハーあがりが語らずとも、世の中に溢れているので、ここでは割愛する。が、こういう粗方の知識は入れつつ無理なく入るというのが、整いの近道な気がする。多分プラシーボ効果もあるんだろうけど。え

ちなみに整わない日もある。仕事でイライラした気持ちをそのまま持ち込んだ日、気候が悪い日……原因は分からないが、そんな日だってあるんだくらい思っていないと、整わねばという自身への圧に負けそうになって、イップスになりかねないのでご注意を。経験者は語る←

原田泰造氏主演のドラマ「サ道」でも同じような場面があったので、これは意外とあるあるなのかもしれない。

脳みそが「整う」

サウナの醍醐味「整う」以外で好きなことといえば、デジタルデトックスができることだ。

「明日から電波飛びません」となろうものなら世界が崩壊しかねないレベルでデジタル社会な現代。パソコン、携帯、テレビ……私達の生活にはたくさんの電波に溢れている。

そんな環境から隔離されるところも、サウナの魅力の1つだと私は感じる。

最近の携帯は有能なので、そんな長時間でなければ携帯を持ち込んでも機能的には問題ないようだけど。そもそももし可能な施設だったとて、そんな連絡を密に取らなきゃいけない場面でサウナに行くなよと思うし(小声)。

5Gあかん!という陰謀論を掲げるつもりもないし、普段は超がつく俗物の携帯依存人間だが、2時間程度強制的にデジタルデトックスした後は、頭がこのうえなくスッキリする。また邪念だらけ人間でもあるので(一旦修行しろ)無心になることに心地よさを感じるのだろう。

昔は携帯なんてなかったのに。一体どうやって過ごしてたのだろうか。

ついでに肌も「整う」

サウナの魅力として最後に挙げるのは、肌がきれいになることだ。

きれいになるという基準は、前日の自分比であり、エビデンス的なことが今はお伝えできず恐縮なのだが、サウナ後のツヤーン!ピッカーン!という肌の自己主張、翌朝の化粧のノリの良さからするときっと間違いない。うん。

汗をかくことで毛穴から皮脂や余分なものが出ていき、水風呂でキュッと引き締めるわけだし、なんとなく想像いただけるだろう。

男性であろうが、お年を召していようが、肌の良し悪しは人へ与える印象を左右する。きれいであるに越したことはない。

もちろん上がった後の保湿は忘れずに。汗をかいているからね?放っておいたら乾燥地獄ですよ?ここ、テストに出ます。

肌変態として、個人的オヌヌメ(×)商品も紹介だけしておこう。PRでもなんでもない、ただのおススメしたいオバハン心なので安心してリンクを踏んでほしい←

◎SOFINA iP ポアクリアリングジェルウォッシュ
上がる前のシャワー時に毛穴が気になるところに使うといい!自宅でも使ってはいるけど、やはり効果が絶大なのはサウナ時……な気がする。

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普段からゴリゴリ利用しているシートマスクなのだが、とにかくヒタヒタ。個包装で持ちこみやすいし、余った美容液は身体に余すことなく塗布して全身ビッカビカすることをお忘れなく。
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ただ好きを語りだすと駄文続きで、永遠に整わない私の投稿をここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます(突然何)。

本当は先日初めて行ったサウナがやばかったよという話をしたかったのに、その導入で終わってしまう大失態。いつかサウナリポも残したいので、その際はまたお付き合いいただけると。

最後に……、サウナを斜めに見ていた人間が「整う」を経験し、ハマった結果どうなったかだけお伝えしておく。



……

サウナ好きとして、某サウナ誌のアンケートにて熱く語りあげます!爆笑

紆余曲折あってのキャスティングだったくせに、暑苦しく語っている。
その雑誌は間もなく新刊vol.8が出るのだが、どこかでバックナンバーのvol.6を見つけたら私を見つけてほしい。(新刊発売の直前にバックナンバーの宣伝をすな)

サウナについては賛否あるし、合う合わないもあるだろう。決してサウナを妄信するのではなく、自分なりのリフレッシュ方法を見つける中で、ぜひサウナという選択肢もあるよという話だ。

そしてどうぞ、こちらの世界へ…………←

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