「サ」のはなし－スゴイサウナ－
夏が好きだ。だけど、私が好きなのは昔の夏だ。
「30℃超え？暑いね～！今日は朝から冷房つけようか」
なんて言っていた頃。
そんな夏どこいったん？？？？？？？？？？？？
朝から冷房？？？？当たり前ですけど？？？？？
この酷暑は人間生活全てのやる気を奪う。そして自律神経の乱れも少しずつ起こる。寒くなると風邪予防とか免疫向上とか言うけど、実はセルフケアって夏が一番大事なんじゃ？と思い始めている。
丁寧な暮らしとは程遠いでおなじみのシャカリキ会社員の私でも、さすがにこの時期は少し栄養や成分、睡眠の質などにアンテナを張っている。
そこでやはり定期的に取り入れるべきと思うのがサウナだ。
以前、ミーハー心から趣味とまで昇華したという話を、暑苦しく語らせていただいたが、今回は最近感動したサウナについてリポートを混ぜつつ語りたいと思う。熱中症にならない程度に熱く。黙
スゴイサウナの話
「名は体を表す」というが、本当にその通りだと思ったサウナがある。それが東京・赤坂にある「スゴイサウナ」だ。
なんてシンプルな名前！清々しいくらいにまんま！そのまんま！
なんかすごいというのは秒で伝わる。寧ろこちらが若干戸惑うくらいに直球だ。
「一体何がすごいのよｗｗｗ」と鼻で笑ったそこのあなたのために（猛暑による被害妄想が加速中）、そのスゴさを感想と共にご紹介していく。
①サウナ室がスゴイ
シンプルにサウナ室がスゴイ。
筆者自身が一時停止するほど乱暴な説明で大変恐縮だが、シンプルにこの一言に限る。ミーハー上がりなりに色々な施設を利用したが、今までにないスゴさを感じた。一応公式HPの説明文をコピペする。←引き続き乱暴
世界3か国で特許を取得する天然溶岩を水蒸気で温める特殊技術は現在、年間累計200万人以上の方がその「 温める力 」によって低体温の改善・美容効果・ストレス発散など多くの目的でご利用されています。
この "人を温める"特殊な技術を使ったマグマスパ式サウナは従来の富士山溶岩浴を凌ぐ温め効果と発汗作用を生み出す新感覚な空間を作り出しました
要はここはよくあるフィンランド式サウナではなく、マグマスパ式サウナで、それがスゴいというわけだ。ではそもそもマグマスパ式とは？という話なのだが、詳しく調べると非常に難しい話で、ブラウザバック確定演出になるので、端折って説明できればと思う。
まずマグマスパ式のサウナ室内には、富士山の溶岩石が敷き詰められている。それを水蒸気で温めることで、ミネラルや遠赤外線などが発生し、身体を深部から温めることができるのだ。そしてこの水蒸気で温めるのが特殊技術であり、国際特許を取得した特別な装置が必須となるため、なかなか体験できないというわけだ。
なんとなくスゴそうというのはお分かりいただけたと思うが、具体的な違いはイマイチでは？ということで、一目で分かる違いをご覧あれ。
室温の低さと湿度の高さに注目してほしい。（育成光線については遠赤外線の何からしいんだけどよく分からないのでスルー←）
一般的なサウナと比べてだいぶ低い温度設定であるのに対し、湿度が10倍近くの多湿環境なのだ（一般的なサウナ室は5％～10％）。これが人類を温める黄金比らしい。テストに出ます。
入ってみた感想
サウナ室を開けた瞬間の「モワッ」は過去一だった。高温多湿の極みみたいな空間なわけだし、当然である。そして室温65℃とは思えないほどの熱気を感じた。やばい、これは……あつ…あつっぅぅぅう！！！
普段1セット10分はサウナ室に籠る私だが、5分が限界だった。呼吸がし易いと謳われているが、個人的に初手はそんなことないと感じた。寧ろ、し辛かった。多湿の環境に慣れていなかったからだろうと思う。実際、2回目以降は寝られるくらい呼吸ができたので（極端）。
とにかく熱い。そして発汗に至る速度がえげつない。
スゴイ。名の通りスゴイサウナだ。
②水風呂がスゴイ
サウナの一連の流れは個人的に、こう考えている。
◆サウナ室 ⇒ 食前酒
◆水風呂 ⇒ 前菜
◆外気浴 ⇒ メインディッシュ
※諸説、個人差あり
そう。サウナ室だけがスゴくても、それはまだ不完全燃焼。
まだ私は腹ペコ状態なのだ。
もちろん、こちらの施設……水風呂もスゴイ。
公式HPの説明文をまたもやペタリ←乱暴ムーブメント再び
富士山溶岩層を100年近くかけて濾過された雪や雨水は"富士山の伏流水" として古来から飲料水や生活用水として人々の命を支えてきました。
そんな命水を作り出す富士山の天然濾過機能に加えて古来からパワーストーンとされている 麦飯石、水晶、 トルマリン、 セラミック、 木炭、他数十種類の天然鉱石層を再現して水を滲ませる事により天然ミネラルを含む柔軟水を作り出しました
うん、なんかよさそう。飲み水や化粧水で「富士山の水」と謳われていると、自然といいものだと認識してしまう。Mt.Fujiを愛する日本人だもの←
入ってみた感想
プラシーボ効果により「よさそう」とほざいているわけではない。
入ると分かるのだが、明らかに水質が柔らかい。大げさに言うならぬるっとしているといったところか。自身の経験に重ねると、西日本のサウナの聖地と言われる熊本の"湯らっくす"の水風呂に似ていると感じた。東日本でいうと"しきじ"も同じだろう。多分。まだ行ったことないけど（尻すぼみ）
こんな柔らかい水風呂は都内でここだけ……なのでは。（私調べ）
そして肌が明らかにすべすべになる。ピーリングしたっけ？あかすりしたっけ？美容液付けたっけ？というほどに。弱アルカリ性という水質が影響しているらしい。
水温は16℃程度。ちょうどいい。シングル（1桁台）もいいけど、全人類に愛される最適解は多分この温度だと思う。
うん。やっぱりスゴイ。
③休憩場所がスゴイ
忘れてはならないメインディッシュ。“整い”に必須な休憩場所もスゴイ。
前提としてこの施設での休憩は内気浴だ。外気浴でないことにいささかガッカリしたが、そんなの感情は一瞬だった。休憩場所もスゴかった。
まず広い。こんな都心で贅沢だわ～と思うくらい広い。そして空調が完璧。そよそよと心地よい風を感じるよう送風運転がされている。インフィニティーチェアーも十分な数用意されており、間違いなく最高のリラクゼーション空間だ。
入ってみた感想
スゴイの３連単とくれば、こっちのもん。
もちろん、確実に、もれなく、整い散らかした。過去最高のまどろみと言っていいほど、Go To Heavenを感じることができた。
だいたいどのサウナに入っても1回目は探り探りなのだが、ここは1回目で既に一連のターンが“優勝”であることを確信した。身体に出現したらそのサウナはいいサウナであるとも言われる「あまみ」が1度目の休憩から出たからだ。だいたい終盤で薄く出る程度しか経験がなかったが、こんなに早くまたクッキリ出るのは初めてだったので驚いた。
サウナを堪能できていることが見た目で証明できた。
うん。絶対にスゴイ。
私の熱量もスゴイ
これだけ熱く語ったが、実はここ男性専用施設。私は毎週日曜日に行われているレディースデーで利用したのだ。（断じて“ネカマ”ではない）
この記事をここまで読んでくださった素敵な紳士がいるならば、ぜひ利用してみてほしい。
また淑女の皆様も焦ることなかれ、なんと来たる8月8日東麻布に女性専用の店舗が新たにオープンする。基本的には変わらないが、コンセプトが少し違っており、また違った魅力がある。東麻布店のレセプションに幸運なことに参加させていただいたので、そのリポはまた後日行いたいと思う。お楽しみに（誰に）
女性専用施設は新たに開業するが、銭湯の入れ替え湯のように、引き続きレディースデーは続けてほしいなという淡い期待を込めて、今回は敢えて赤坂店を紹介した次第。伝われ、この期待←
やはり好きに対して語り始めると、駄文長文が止まらない。一生学べない。
私の異常な熱量からスゴさが伝わっていると期待するしか……()
楽しい夏マインドを忘れずに過ごすべく……
しっかり汗をかいて自律神経のバランスを整え、十分な水分、栄養、睡眠を欠かさずに酷暑を乗り切りたい。本当に。切実に。
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