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#聞いたよ20歳 vol.42 香嶌一伽さんへ


聞いてよ20歳!


20歳に伝えたい文章を1000字以上で投稿するコンテスト。応募作品に対しての感想を投稿する、それが聞いたよ20歳!です。



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42.大人になったなと感じたのはスーツと着物がきっかけかもしれない



聞いてよ20歳とは話が逸れますが、一伽さんのアイコンとっても素敵ですね…!特に髪の毛の色のグラデーションが映えていてずっと見ていたいきもちです。一伽さんご自身が描かれたのでしょうか?気になります!

写真もそうですが、イラストもずーーーっと見てしまうときってないですか?私はよくあります(笑)。

美術館など生で鑑賞するときはもちろん、好きなイラストレーターのインスタアカウントをずっとスクロールしていって気がつけばこんな時間!ってことがあったり。笑

文章も、写真も、イラストも、「誰かが心を込めてつくったもの」を見るのが私は好きなんですね。あたりまえのことかもしれませんが、このきもちを私は大切にしたいです。

そうすることで、クリエイターを尊重できるのではないかと感じています。



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20歳を機に変わることって何だと思いますか?お酒が飲めるようになること、喫煙が許されること。うーん、他には何があるだろう。選挙権は昔と変わりましたし、結婚も違うし…と考えてみると、あまりないわけです。

聞いてよ20歳でたくさんの作品を読み、私もじっくりと考えてみましたが、一伽さんがおっしゃっている通りあまりないですよね。

学生はそのまま授業を受け、社会人は次の日には通常通り仕事に行き、選挙権も変わり、結婚もずいぶんと人によって違います。

「20歳」という区切りは一体どんな意味があったのだろうか。

20歳という年齢の区切りのつけ方、過ごし方は人それぞれでしょう。成人式に出席することで感じる人も、写真撮影をすることで感じる人もいるでしょう。わたしの場合は、スーツと着物というアイテムだったのかもしれません。

すごく共感しました。なるほど、「もの」の価値って意外なところで発揮してくれていたんですね。

いままでを振り返ってみれば、成人式に着たスーツや振袖もそうですが、社会人になって購入した自動車を手にしたときには「大人になったなあ」と感じました。

高校受験に無事合格したときに買ってもらったiPhone5Sを手にしたとき、通学定期を手にしたとき、制服を着たときに「高校生になったなあ」と感じました。

小学校までは徒歩通学でしたが、中学校に入学してはじめて自転車に乗って通学したとき、ランドセルじゃなくて斜めがけのバッグに教科書を入れたとき、鉛筆じゃなくてシャーペンでノートを取ったとき「中学生になったなあ」と感じました。

気がつけばいままで、「もの」が区切りを付けてくれました。

一伽さんの作品を読まなかったらあまり気がつかなかった気がします。

きっとこれからもそういう場面が多いのでしょうか。リモートワークで椅子を買ったとき、結婚して家を買ったとき、大きな「もの」から小さな「もの」まで、私たちに大切な区切りを付けてくれるのでしょうか。

壮大な話になってしまいますが、いま現在のウイルス騒動という「もの」が世界の「区切り」を付けてくれるんだろうなあと、私は感じています。



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世間一般的に見れば、もしかしたら平均的な生き方じゃないのかもしれません。でもきっとそんな人は沢山いて、わたしはそのうちのひとりに過ぎないのです。特別な才能もなく、商才があるわけでもなく、それでも夜を超えてゆける。

しっかりとした意志と、まわりを俯瞰したやさしさが伝わってきて、とても好きな文章です。

どんな人にも、どんな道にも、夜は必ず超えることができるし、その超えた先には「無駄じゃなかった」と言える強さを勝ちとることができると、一伽さんの作品を通して感じました。



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