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自然光に魅せられて


行きたい美術館の候補に挙がっていた、地中美術館にやっと行けました。


そういえば、今年行った美術館のまとめをnoteに投稿していて、行きたい美術館も一緒に書いていたんです。行きたい美術館の候補欄にあった地中美術館と、大原美術館、12月中に行けました。書いてみるもんですわ!!12月欄を更新しておこうかな。


話を戻します。先日地中美術館に行ったわけなんですが、なぜこの時期に行ったのか。

この前まで瀬戸内国際芸術祭2019年が開催されていたので、このときに行くのがベストだと思われるかもしれません。ですが、地中美術館がある直島は大人気の島なのであえて避けていました。土日なんかはオールシーズン混みます。

休日出勤が溜まっていたきゆかは、せっかくなら平日休みをとって行こう!と思い、丁度お休みだった彼氏を誘って、地中美術館目的で直島へ向かうのでした。


直島を思い出す

天気は曇り。直島は他の島と比べてフェリーの便が多い方だとは思いますが、それでも1時間に一本。搭乗予定のフェリーの時間にギリギリ間に合い、出発。地中美術館のチケットはオンラインで予約していたので、この時間にフェリー乗れなかったらヤバかった。セーフ。

1、2年ぶりかな・・・?朝からバタバタしながらも無事直島に到着して、バスに乗り、最終地点の地中美術館に向かいます。平日でもバスは満席。さすが直島。

落ち着いて、窓の外を眺め、島の奥まで進んでいくバスにワクワクしたんです。

そういえば、私が直島を初めて訪れたのは2016年の瀬戸内国際芸術祭でした。当時は高校生で、学校で配られた瀬戸芸の無料パスポートで行きました。岡山・香川の高校生は瀬戸芸に無料で参加できるんです。

その当時の情景をなんとなく思い出しました。あの頃の、瀬戸内海の青さも。

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そうこう考えてたら、地中美術館へ到着。オンライン予約は入場がスムーズ。平日なら空きがあれば予約なしで入れるみたいです。

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バタバタしてたのもあり、到着時間もお昼だったため、まずは地中美術館の中にあるカフェで昼食。平日なのでカフェにいる人は少なめでラッキーでした。

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外の景色を眺めることができる窓側席へGO。曇っていた空も美しく感じました。昼食ももちろん美味しかったですが、カフェから外のテラスへ出たときの空気も美味しかったです。地中美術館パワーかな。

お腹が膨れて満足したので、早速作品鑑賞へ向かいます。


自然光に魅せられて

「自然と人間との関係を考える場所」として2004年に設立された地中美術館。瀬戸内の景観が損なわれぬよう、建物の大半が地下に埋設されています。

クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの三人の作品しか展示されておらず、それぞれの作品の生命力をグッと感じました。

私が特に印象に残った作品は、クロード・モネの絵画。自然光のみで照らされていたのです。

電灯だったりスマホのブルーライトだったり、普段から人工の光をバンバン浴びてる私たちは、自然光を意識していない人が意外と多いのではないでしょうか?

私なんかはライブハウスが好きなので、照明さんが動かすライブの照明が大好きです。欠かせない人工の光です。

だから余計に、自然光に魅せられました。自然からの光は、こんなにも作品に生命力を与えるんだなあって。

思えば、自然の光は地球に住む限り欠かせないものです。植物は光合成しないと酸素作ってくれないし、人間にとっても重要なエネルギーです。そんな、あっっっっっっっったりまえの、超大事なことに、改めて気付かせてくれました。

植物が、人間が、自然光が欠かせないように、作品にもきっと自然光が欠かせないんだろう。

自然光はいつだって、生命力を与えてくれる。

その反面、作品が展示されていない、翳りも美しかったです。展示室に入る前の薄暗い空間や館内の廊下が、自然光の照らされた作品たちを生かしていました。陰翳礼讃でしょうか。

作品から何かを得るだけじゃなく、自然と作品から織りなす空間から私たち人間に大切なことを教えてくれた、それが地中美術館でした。


直島は「島」である

来るたびスゲーなぁってなるのが直島です。フェリーの乗り心地は最高だし、案内は分かりやすいし、アートの島だし、カフェの数が都会並みに多いし、立派な立派な観光地。

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スポットを浴びる観光地は、その土地の「らしさ」がなんとなく消えちゃうんだけど直島はそんなことなかった。

バスに乗ってたとき、島民らしきおばあちゃんがボタンを押さずにバスが止まって下車してたり、のんびり散歩しているおじいちゃんや猫がいたり、路地裏に入ると古民家がたくさんあったり、坂道が多かったり…

あと、平日っていうのもあっただろうけど、カフェが多い割にはめっちゃ閉まってたり。島だけに。(笑)(うるさい)

そういう、ゆったりした雰囲気がやっぱり「島」だなーって。

それはきっと、地中美術館をといった景観を損なわない建築の力もあるのだろう。


予約を忘れずに、ぜひとも地中美術館へ!
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