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外国知財ニュース解説

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中国を中心に、アセアン、欧米の最新知財情報を解説します。
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2020年10月の記事一覧

米中の包括的貿易協定合意フェーズ・ワン(PHASE ONE)が及ぼした中国特許法改正

アメリカはトランプ政権になり、政権維持のための米中貿易戦争が激化し、2019年10月11日にワシ…

中国特許法第4次改正内容(6)

これまでの解説に含まれない規定をまとめてご紹介します。 (1)非特許対象に追加(第25条)…

中国特許法第4次改正内容(5)

医薬品の研究開発には巨額の投資がなされるため、特に知的財産権でも特別の保護が必要であり、…

中国特許法第4次改正内容(4)

中国での特許侵害に対する権利行使は司法ルートと行政ルートの2つがありますが、特許法は第60…

中国特許法第4次改正内容(3)

中国での特許権侵害は毎年増加し、悪意を含む故意、意図的な侵害が増加しているものの、権利者…

中国特許法第4次改正内容(2)

現在、中国では特許が十分適切に使用がされておらず、日本でいう「休眠」段階にあるものが70%…

中国特許法第4次改正内容(1)

今回、中国知識産権局(CNIPA)は、2021年10月17日に第4次の特許法(専利法)の改正を公布し、2021年6月1日の施行を公示しました。何回かに分けて、主な改正事項の紹介とコメントを提供します。一部有料になるものもありますが、ご了承ください。 中国では経済と社会の発展に伴い、製品の競争力を高めるためのデザインの役割はますます重要になっています。 近年、中国企業のデザインのレベルや質は目的に応じて向上しているものの、ご存じの通り、意味のない或いは冒用を含めた大量な意匠特