よりよい看護提供のために看護管理者が行うべき業務内容の例

看護師のリーダーとして動く看護管理者は、看護師の業務に支障が出るような事柄がないか常に注意して業務にあたります。よりよい看護を提供するために、組織管理や問題解決等をしていくのが看護管理者の任務です。看護管理者は、病棟内で遭遇する可能性のあるさまざまな問題に対して、どのような行動をとったり対策をしたりすればよいのでしょうか。

看護の質を上げるためにするとよい行動の例ですが、業務中に困っていることや、普段学びたいと思っていることについて看護師にアンケートを取ります。取ったアンケートの中からテーマをしぼり、勉強会を定期的に開いていきます。常に患者さんによりよい看護を提供できるように、日々勉強するという姿勢を崩さないようにすることが大切です。

人間関係を取りまとめることも重要な仕事です。人間関係の問題は、どんな職場でも避けては通れないことです。価値観の違う看護師同士が衝突し、仕事がやりづらくなることもあります。相手のことをほとんど何も知らない状態だと、考えの違いだけで敵とみなしてしまうことがあります。

このような事態をなるべく最初から避けるためには、看護師同士、お互いがどのような人なのかを知ることが大切です。看護師同士が何気ない話をすることのできる対話の場を設けるのがよいでしょう。対話は長時間にならないようにし、簡単なテーマを決めておいて、話せる範囲で話し合っていきます。過去に仕事で大変だったことややりがいを感じたこと等を話すことで、お互いを知ることができます。1回だけでなく、数回行うのがよいでしょう。看護管理者自身も話すことで、より良好な関係を築くことができます。

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