ジブリ映画『君たちはどう生きるか』
ジブリ映画、『君たちはどう生きるか』をみました。
今回、あまり告知がなく、
予告もないので、
観に行くのを躊躇っていたのですが、
土曜日にNHKで放映していた
『プロフェッショナル仕事の流儀』で宮崎さんが特集され、
今回の映画が出来るまでを
ドキュメンタリーしていたのです。
宮崎作品は、
私にとって没入感が凄くて、
前情報なしに観るのは難しかったので、今回のドキュメンタリーを観れてやっと観に行けたという訳なのです。
観終わって、感じたのは、
今回の作品は、
かなり宮崎さんのパーソナルな作品だなぁということ。
きっと、
『あの時こう言っておけば』
という人生の引っ掛かりとか、
感受性の強い幼少期から青年期に
宮崎さん自身が感じていた
周りの人のイメージとか、
大人になるまでに
支えてくれたり、
導いてくれた存在など、
まるで、
宮崎さんそのもの。
という感じがしました。
舞台は、
子供の頃住んでいた精神世界。
『黄泉』とも、
この世と隣接している
『別の世界』とも
言えるような世界で、
その中をメインに物語は進む。
継母や父への想い。
母への想い。願い。
そんな想いたちで溢れていました。
そして、もう一つ感じたのは、
『終わりと旅立ち』というテーマ。
一つの時代が終わり。
そして、
次の時代へ旅立つ。
それは、
エンドロールに出てきた
今の日本アニメ映画を代表する
アニメ制作スタジオや、
スタッフの方々の名前をみて思ったこと。
あぁ、
宮崎さんや高畑さん、鈴木さんが続けてきたジブリは、
こんなにも多くの雛たちを
立派に育て、
次の時代へと飛ばしたのだなと、
なんだか涙が出ました。
スタッフだけでなく、
観てた私や私の兄弟たちも、
ジブリの作品でどれだけ助けられたことでしょう。
小学生の頃、
セリフを覚えるほど
何度も何度も観たなぁ。
ナウシカで心震えて、
原作も買って読破したなぁ。
便利や経済発展の代償に
破壊された心の故郷を
映画の中に閉じ込めて
守ってくれた。
そうして育った私たちは、
これからどう
生きましょうか?
何を次の時代へ
遺すのでしょうか?
私は、
私に出来ることを、
出来るだけ
コツコツやっていく。
私の中の
悪意のない積み木を探して、
1つ1つ
積み上げていくことにします。
最後に、
宮崎さん、高畑さん、鈴木さん、
ジブリに関わっている
全ての方に、
感謝を申し上げて、
この感想文を
終わりにしようと思います。
この拙い文を
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
今日も良い一日を。
Kyashyでした。
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