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ドラマ「M 愛すべき人がいて」はトンチキだったが面白かった

 加齢と共に朝ドラ(はね駒のみ)と『いだてん』と『赤毛のアン』の再放送ぐらいしか見なくなってきた最近ですけど、久々に最終回まで見たのがテレ朝の…深夜ドラマ『M 愛すべき人がいて』です。

あーでもその前の『女子高生の無駄使い』もくだらなすぎて面白かったです。(誉め言葉)

 Twitterランドでは「なんなの?あゆ役の子そっくり」「喋り方まであゆのまんま!」と初回から、わいのわいのと話題になっていて「そんなに面白いのか?」と気になりアベマTVで視聴しました。

 ワシは浜崎あゆみ世代よりか上ですが、あの時代の安室奈美恵と同じく平成の歌姫的存在だったあゆはなんとなーく覚えております。カラオケで歌う人も多かったし…
・安室奈美恵=ダンスミュージック
・あゆ=アイドル   みたいな??感じだったのかしら?ね?

【主に突っ込みしかない突っ込みどころ】
・キャスティングの勝利!
あゆ役の安斉かれんちゃんが似ていたのが勝利!
顔はあゆというより角度によっては圧縮をかけた神田沙也加にも見えるし吉高由里子にも見えます。あゆよりずっと整っているのでは…?あれ?でもデビュー当時の浜崎あゆみもお人形さんみたいと言われてたから、三者三様みんなそれぞれに整った顔なんだよねぇ…九州は美人率高しって聞くよね。棒読みとメイクであそこまで似せるのすごいなぁ。

MACのモデル時代(あゆに近いものはある)☟

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・三浦翔平がまるっとキムタクであった。
こっちはモデルに寄せないで本当によかった。
avexの松浦勝人氏役が三浦翔平のマサさんだったからこそ許せたし!最後までフィクションのドラマとして楽しめた。
 というか、喋り方といい(顔もだけど)キムタクとキャラが被っていたよねぇ〜?ワシの中では長瀬智也ではなくキムタク・マサとあゆのラヴストーリーと変換しながらみてた。

・影の主役は田中みな実
昭和生まれが沢山突っ込んでいますが、大昔に大映制作ドラマ『スチュワーデス物語』というものかありましてねー。
堀ちえみやら風間杜夫がブレイク?するきっかけになった、元祖熱血恋愛友情トンチキドラマざます。
 まだサスペンスの女王になる前の片平なぎさが新藤真理子という適役で出演していました。

 将来を期待されていたピアニスト真理子。 んが!杜夫が起こしたウッカリスキー事故により両手が義手となってしまいピアニストの夢が絶たれ悪役令嬢にジョブチェンジ。ことあるごとに杜夫の前にタクシー運転手がしているような白手袋をはめた両手を差し出し「ヒロシ!(役名)」と叫ぶのが決め台詞。
なぎさの気分が乗っている時は口で手袋をんぐぐ〜っと、外し「この手はあなたのせいでぇーーー」と責める。
今、思い出してみてもかなりよく出来た木の義手でした(ピノッキオの手のような感じ)ホラーじみてて全国の子供が教室で手袋はめて「ヒロシ!」ごっこをして遊んでいたのどかな学校生活でした。

 その他にも「ドジでのろまな亀(ちえみ)」という言葉も流行したりと『スチュワーデス物語』は人気ドラマでした。主題歌も当時流行った『フラッシュダンス』日本語ヴァージョンだったのもヨシ!

OP映像がカッコイイ!Gメン75みたいだわ!エンディングは…ごめん覚えてない!風間杜夫〜草草草

ヒロシなシーン!木ではなかった!ロボットみたいね

脚本家の鈴木おさむはワタシと同世代(多分)
明らかになぎさをリスペクトしているキャラですが、とにかくみな実の眼帯が通りもんになるまで時間はかからなかった。

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・脇役が濃い
猪を殺れるパンチを持つNY在住のカリスマトレーナー(モデルはジャニーズ喜多川かしら?)天馬まゆみ(水野美紀)彼女は出番が少なかった割には「Are you ayu?」というドジでノロマに匹敵する流行語?まで作り出しました。👏

化粧も顔も濃かったガタイの良すぎるTK役の新納慎也など(キラ様。もっと見たかったんだよぉーー!キラ様)

白濱亜嵐が真面目なチャラ男(真面目なチャラ男ってなんだろう?日本語おかしくないか?)役で好演でした。

・んが!コロナ禍のせいで
中断している期間に何度もアベマテレビとテレ朝で再放送されまくったおかげかドラマの期待値が高まり過ぎて後半に息切れ感があったのが悔やまれます。

 あゆが売れていくのも結構アッサリしてて(売れるまでそれなりに時間かかったと思うんだけど…)
あとは既婚者マサさんとのイチャイチャタイムのみで完全バカップル化してましたよね?
マサさんの奥さんって未登場なまま消えたよね?結婚式でみな実が事故るシーンはあったけど(あそこに奥さん登場した?覚えてない)あゆは作詞で苦しんでいた描写はあんまし…なかったよな?初めて作詞するシーンぐらいか…。

みな実はドラマの進捗状況によりすっかりお笑いダジャレ要員となってしまったし(みな実タイム☞会社で突然花嫁衣装に着替える。「許さなあぁぁ〜い!ジャン♫」とドラムを叩く。あゆの塩焼き弁当を出す。他色々)

最終回に至っては謎のウィルス除去作業でも起きたのか(次亜塩素酸水かな?)全員がいい人となってしまったという展開が惜しまれます。


・まとめ
三浦翔平が風間杜夫の教官ばりに大真面目にマサさんを演じてくれたこと。
あゆが最後まで棒読み演技を貫き通したこと。
毎週、現れて当時のヒット曲を唄う謎のギター弾きバーテンダー尚輝。
これは令和の『ムー一族』のようでよかったんじゃないかな?(今週のナントカタイム)

あゆの祖母以外、誰も亡くなっていないのに…突然、現れる虹など🌈(最終回は夜に現れたわ!超常現象かしらね?)まあ、とにかく毎週、突っ込み満載でしたが、朝ドラ『エール』よりか数百倍面白かったのは何故だろう?と考えている。

…答えは出てない。

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