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伝えたい想い

音楽を聴きながら書いたので
流しながらお読み頂ければ幸いです。

同期の嫌がらせを受けて
サクセスストーリーから
絵に描いたような転落

起死回生を図るプロジェクトを
立ち上げるけども
誰にも頼ることができなかった

社の中で孤軍奮闘する
負けたくなかった
人知れず泣いた夜もある
悔しさに震えが止まらなかった夜もある

だけど、必死になってると
誰かは見ているもので
何も求めてないのにこっそり
手伝ってくれたり
差し入れがおいてあったり

少しだけ自分も態度を緩和させた
少しだけ人を信じれる自分になった
そして思いっきり頼ってみることになった

かつてない規模のプロジェクト
徐々にではあるが軌道に乗らせることができた

そして今、俺は前社長から
この会社を任せられるようになった

今年の新卒採用は300名
皆、若いが希望に満ちた顔をしている
代表として皆に伝えたいことは1つ

「ライスは大盛でお願いしまーす」

婚約している時に
私は事故にあってしまい
車椅子の生活を余儀なくされてしまい

あなたの可愛い子供を
生むことも出来ず
あなたには素敵な人生を歩んで欲しいから
私は身を引くこうとおもったとき

あなたはとても怒ってくれて
「お前にどんな障害があろうと
 俺はお前を必ず幸せにする」って

本当言うと私は情けなくて
あなたが残業で遅かったりすると
私のように迷惑ばかりかける人ではなく
素敵な女性に出会っているのではないかと

でもそんなこともなくて
休みなるとあなたは私を
どこへともなく素敵な風景のある場所に
連れていってくれて

大変じゃないの?と聞いたとき
好きな人と一緒にいるなら
それが楽であろうとそうではなかろうと
幸せなことだっていってくれたわね

人生とは本当に皮肉ね
役立たずの私より
まさか、あなたが先に・・・・

できるなら変わってあげたい
こんな私のために
沢山の遺産まで残してくれて

最後には
「俺って幸せものだったな
 ありがとう」って

どんなにお人好しなのよ

私の返す声も聞いてくれないで
満面の笑顔で先に逝ってしまうなんて

私もあなたに言いたいことがあるの
私を残して一人先に逝く
恨み節ならいっぱいあるけどね

でも言いたいのはそうではない
あなたにこの言葉を伝えたい

「ライスは大盛でお願いします」

今、俺はラーメン屋に来ている
味噌チャーシューをよく頼む
それは普通の味噌ラーメンなのだが

薬味としておいてある唐辛子を
いつも大量にラーメンにまぶす
お腹を好いている時にたべるからか
何度食べても美味しい
そしてこのお店はサービスライスがつく

だからサービスライスを頼んだ
ついでに言うんだ

「ライスは大盛でお願いしまーす」
すると店主から声が返ってきた
「普通じゃねーか」
「普通ってなんだ?大盛だ!」
「普通盛のことじゃねーよ」
「なんだよ入ってくるなよ」

「入るってなんだ?読み手が混乱するぞ」
「お前が入ってくるからだろう!」
「ややこしくなったな」
「おまえでな!客と店主が揉める話なんか
 誰も求めてねーんだよ」
「で、ライスは大盛でいいんだな?」

「ライスは大盛でお願いしまーす!」

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