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それぞれの目的

私達は何かをするにしても何らかの目的が人それぞれあると思います。

将来〇〇になりたいから。
お金を貯めたいから。

具体的な目的もあれば

楽しいから。
面白いから。
これらも目的の一つと言えるでしょう。

私の勤める障害者就労施設では、様々な目的を持った方々が利用しています。

「障害者枠での一般就労がしたい」

「家にばっかいると外に出る機会がないから」

「病気を良くしたい」 

など具体的な目的から漠然なものまでそれぞれ目的は違います。


中には「私の目的ってなんなんだろう、目標とか持てない」など目的を見出せず利用を開始する方も少なくありません。


特に心の病を持たれている方については、自己肯定感も低く、ネガティブな思考に陥りやすいもしくは陥っている方が多いため、この目的や目標を持つことに対しても臆病になっているケースがあります。


私たち支援する側としては、人それぞれの目的や目標を達成するための手段や方法をその人に合わせ導き出しサポートしていくことが重要です。

また、目的や目標を見出せない方々に対しては、働くことを通じて新たな目的・目標を一緒に模索していくことが重要です。


時には自暴自棄になり、私たちにも予測できないほどの不安に押しつぶされ「死にたい」「生きる価値は無い」など悲観的に、また衝動的に精神が荒れてしまうこともあります。

私たちは根本の病気を完治させることはできないかもしれません。しかし、なぜそのような感情が沸いてくるのか、寄り添い考え、打開策を導くことはできると思います。病気による症状を緩解させていくように。


何をするにしても目的や目標というのは、小さなものでも自分の生きる指針になってきます。


それが人の「生きがい」にもなってくるのです。


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