女声やRPのために外郎売は練習したほうがいい?
個人的には嗜みとしてある程度よめるところまでは練習していますが、普段ほとんど練習しません。限られた練習時間の中では他に優先度が高いことがたくさんありますのでそちらに時間をかけたいからです。
とはいえ定番ですのである程度やっておくことは上手い人との比較にもなるのでやっておいたほうがいいとは思います。一度でもやっておけば、上手い人はこう読むのかと納得できる部分があるはずです。
大きな声が出せなかったりとかで、単に早口言葉のようになってしまっている方もいますが、そういうものではないのでYoutubeで上手い人が上げている動画などありますのでどのように読んでいるのか、ぜひ参考にしてもらいたいと思います。
さて内容についてですが、冒頭から「拙者、親方と申すは…」などとはじまりますが、時代劇メインでやられているならともかくとして、現代的な一人称で「拙者」をまず使うことがありません。
現代的な言葉遣いであれば「わたくし」「わたし」「あたし」が多いですが、これがまた発音が難しく様になりにくいのです。
語尾も「○○は○○です」など現代的な言葉遣いとは違います。「~です」だけではなく活用形の「○○でした」とか「~いたします」「~だ」「~である」など、限られた練習時間の中では鼻濁音や無声化であるとか、現代的な文章やセリフでリズム感を養うとかをやったほうがよいと思います。
特にカタカナになる外来語や名称などは当然ながらでてきません。
女声をやるために必ずしもアナウンサーや声優のような滑舌・発音訓練が必要というわけではないのですが、スムーズに発声・発音できてていないとひっかかりが生じてフォルマントピッチが下がったりします。
逆に読みにくい子音や苦手な母音をごまかすために力が入ったりピッチが上がったりすることもあります。
また色々なRPをするために声色やイントネーションを身に着けたいという場合、自分がそもそも持っているクセを取り除きつつ発音の細かい部分をコントロールできる必要があります。
スムーズに発声するコツのようなものはまた別の機会に紹介したいと思います。
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