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声帯閉鎖と息漏れについて

声帯閉鎖と息漏れに関してすごくよい解説の動画を見つけたので紹介したいと思います。 記憶が正しければ正しい発声を行うことで声帯の縁にある声帯筋が発達し、声帯閉鎖の際にしっかりと声帯の隙間が閉じるということだったと思います。 しっかりとした呼吸としっかりとした閉鎖を行うことでしっかりした声が生まれます。そのようにして正しく行われた発声での適切な負荷により、筋肉が成長していくのですが、このあたりがボイトレが筋トレに近いところだと思います。というか基本的に筋トレなんですよね。 前

    • まず基準となる発声を身につける

      まずは地声にて「あ」の母音でごく自然に無理・ムラ・無駄のない発声ができるように身につける。 これを基準として、他の母音や音階の練習をはじめていく…のが理想ですが、テクニック的には可能であったとしても基本となる母音のロングトーン練習はコンディションに振り回されたりと、基礎の基礎であるにもかかわらず非常に難しい。 たいていは 吸気がしっかりできていなくて息が続かない 発声の瞬間に喉絞めや閉鎖などに力が入る 意図しないノイズが入る 口の開きが小さい 喉が開いていない

      • 女声とボイトレのセミナー開催しました

        何人か内容を見てもらいましたが概ね好評でした。 スライドの枚数だけで20枚以上あり、なかなかのボリュームだったのですが、情報を聞き分ける耳、筋肉の発達、ボイトレの効能に応じた声の出し方の関連付けなどなかなか類をみない内容だったなと自負しております。 実際に独学からボイトレを受けることにした経緯や学習のすすめ方など自分にしか話せない内容などもあり参考になれば嬉しいなと思います。 次回いつやりますかね…

        • 女声と声帯閉鎖(1)

          たまに声帯閉鎖だけで全てが解決するかのような話をする人がいたりして困惑しますが、喉のトレーニングをするときにエッジボイスを出して声帯閉鎖の感覚を掴むところから始める方が多いからかもしれません。 息が声帯を通る時にある程度閉鎖していることでリードとして役割を果たすため、閉鎖は息を声にする上で大事ですが、発声はバランスなので声帯閉鎖だけできても仕方がなく、迫力のある声量だとか、芯のある声というのはコツややり方を知っただけの初心者が出せるようなものではなく、正しく練習して声が育っ

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        • サンプルボイス
          4本

        記事

          [ボイサン]お嬢様

          上品系も好きです ----- 「そこ、どいてくれませんこと? 下々の者がわたくしの邪魔をするなんて、言語道断ですわ」 出典: 鍵谷シナリオブログ https://kagitani-blog.com/2020/10/04/post-2669/

          [ボイサン]お嬢様

          [ボイサン]お嬢様

          女声解説動画は参考になるのか

          前提条件が違う 解説動画系のやり方はすぐ試せて習得期間が短くて済むものを紹介していることがほとんどなので、地声の声質とか普段の発声の仕方に左右されるやり方が多いです。 やり方の解説動画で割と簡単そうにやっている人は地声が軽かったり音程が高めで雑味が少ないタイプの人が多いように思います。 声質的に合っている人はすぐそれらしい感じにできたりしますが、元の声質による部分が大きいので地声のタイプが違うと再現性がなかったりと残念な思いをすることになります。 声の雑味が多い、低くて

          女声解説動画は参考になるのか

          [ボイサン]上から目線系

          ツンデレ用のセリフでしたが「ツン」でいきました。テンプレっぽいですがこういうの好きです。 ----------- 「ふ、ふん。当然よ。ようやく私の魅力に気づいたようね。これからも私の近くにいられることを光栄に思いなさい」 出典:『鍵谷シナリオブログ』 https://kagitani-blog.com/2020/10/04/post-2669/

          [ボイサン]上から目線系

          [ボイサン]上から目線系

          [ボイサン]後輩系キャラ

          あざとかわいい後輩系キャラ 台本、雑記置場 http://ameblo.jp/akira-typeo/

          [ボイサン]後輩系キャラ

          [ボイサン]後輩系キャラ

          メタルポップガードの縁にゴムを巻く

          久しぶりに長らく使っていなかったメタル製のポップガードを出してきたのですが、ポップガードの縁が尖っていたりするので狭いデスクの上においてごそごそとマイクを入れ替えたりすると、そのうち手やマイクに傷をつけたりしそうだなぁと思いました。 そこで何かよい方法がないかと思案しました。 細長いゴム板に切り目をいれてそれを巻けばいいんじゃないか?とか考えていたのですが、あらかじめ溝がついたゴム製品みたいなのがあったような気がして調べた結果、「溝ゴム」という製品名で存在することを知りまし

          メタルポップガードの縁にゴムを巻く

          裏声でHiF(F5)が出るように

          表題のとおりですが裏声でHi F(F5)が出るようになりました。 ちなみに地声の最高音はHi D#(D#5)です。 C5から上は見えづらかったクセみたいなものが表面化してずいぶんと引っ張られました。 もちろん無理な発声をして出せる高さの音程ではないのである程度きちんとセオリーに沿った発声ができているという一つの判断材料になるのではないかと思います。 音域的には女性曲を無理なく歌える範囲なので曲のレパートリーを増やすとか挑戦したいところです。 ただ普段の練習では声真似とか滑

          裏声でHiF(F5)が出るように

          私の外付けVRChat用マイク環境について

          VIVEユーザなのですがHMD付属マイクの音質の向上とか自分の出している話し声をモニターしたいとために外付けマイクを使用しています。 XLR入力のあるラベリアマイクからオーディオインターフェースへつなぐ形で機種としては以下になります。 ■マイク audio technica PRO70 ラベリア・コンデンサーマイク PRO70はギター用のホルダー金具が付属していること、ファンタム電源での動作以外に乾電池でも駆動可能なところが同類の他機種と比較してユニークな点ですね。 マイ

          私の外付けVRChat用マイク環境について

          独学のボイトレに限界を感じた理由

          独学でもきちんとしたテキストなどを参考にして日々の練習の中で発見や進歩があればよいのですが、それが止まってしまった場合は結構注意が必要だと思います。 PDCAの回し方は Plan Do Check Action であるものの、素人には知識と経験がないため正しくCheckできない。 そのため改善のためのPlanを練ることもできない。 したがってDoとActionを繰り返すたけで向上することができない。 このような感じで停滞のループに入ってしまいます。 Planが正

          独学のボイトレに限界を感じた理由

          女声でナレーションを練習する意義

          前回の記事に女声でのナレーションの録音音声を投稿しました。 女声でナレーション的なものを女声で練習しているものを聞く機会というのがなく、女声でもこれぐらいできるんだなぁという参考として世に出す意義があるかなぁと思う次第です。 声の音色、滑舌、マナー感、リズムといった発声に関わる要素がナレーションの練習をするとかなり鍛えられます。 特に今回アップしたようなストレートナレーションの場合、キャラクター性でごまかすということがしにくいので割合実力がそのまま出やすく気を使うところで

          女声でナレーションを練習する意義

          女声ナレーション練習

          ナレーション練習のサンプル録音。 ある程度実力が判断できる材料があったほうが記事の内容に対しても信用が得られやすいと思うのでアップすることにしました。 PS 録音状態がよくないので録音し直す予定 台本:電脳プロダクション https://www.d-pro.tokyo

          女声ナレーション練習

          女声ナレーション練習

          女声と喉仏について

          喉をあげるいわゆるハイラリンクスについてですが、メモ的に考えを整理したいと思います。なるべく正確な情報にするつもりですが学習中につき誤った内容もあるかもしれません。 ハイラリンクスの悪い点について 例えば「ネイ」の練習のように喉仏をあげることは声門閉鎖(声帯閉鎖)を楽にさせる効果がある。 これがくせになると喉仏をあげることによって閉鎖することを覚えてしまい閉鎖のための筋肉がうまく使えず筋肉がうまく育っていかない。 また発声の支持として用いられ閉鎖をするために喉仏をさらにあ

          女声と喉仏について

          ボイトレに通い始めて数ヶ月

          ボイトレに通い始めて数ヶ月経過したのでいままでの経過をまとめておこうかと思います。 行こうとおもったきっかけ 独自に芝居や話し声だけに取り組んできたのですが、改めて歌声について学ぶことでより成長できるのではないかと思ったのが目的でした。 練習すれば毎回気づきがあり進歩を感じてはいたのですが、特に地声は代わり映えがなくしばらく停滞を感じたり、独学なりの限界を感じはじめていて、客観的な評価を受けるためボイトレに通うことにしました。 どこに行くか 検索すればいろいろとボイト

          ボイトレに通い始めて数ヶ月