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町づくりには、コミットできる人材とお金をまわす経営感覚が必要だと実感する日々のこと

3年ほど前に、町づくりみたいなことに関わるようになった当初、私の住む町の木が「山桃」だと初めて知りました。多分、町民のほとんどが知らないような、、、。

で、別に何で町おこしをしても良かったんですが(その頃、熊野古道の王子跡が我が町でも世界遺産に追加登録されてもいたし)、「山桃」で町おこしをするのがいいんじゃないかという流れになりました。

最初は、農家さんや商工会の人、議員さんなど含めて20名近く人が集まって話し合いながら活動が始まり、私も、何か出来たらなと友達を誘って参加していました。

でも、主婦層は昼間で、仕事ある人は夜間の集まりがよくて、中々一緒に何か決めることが難しい状況です。

ただその中でも、山桃の生産、加工、商品開発で町の生業になるようにと、町の加工業者さんがこの活動に力を貸してくれるようになりました。

まあ、最初は順調にいきそうな感じもしましたが、ボランティアでは思いの差などもあり、中々活動に力を入れる人も少なくなってきます。特に自分で事業をしている方は、本業が大切なので、そんなに町づくり活動にコミット出来ない面もあり仕方ないことなのかも知れません。

しかしその中でも、ママ友たちとジワジワ活動を続けて、今に至ってます。

誰かが活動に責任を持って続けようと音頭をとらなければと痛感する中で、ママ友に声をかけた手前何となく私が音頭をとる形になってきました。

で、去年から本格的に山桃を使った商品「熊野やまももしろっぷ」を町の加工業者さんの協力で販売できるようになりました。皆で、ラベルなどを考えましたし、収穫も自分たちでもちろん行いました。山桃の木は町のあちこちにあり、持ち主のご好意で最初は、無償で収穫させて頂きました。(今は、買取しています)

一年山桃事業をやってみて、時間だけではなく金銭の持ち出しもあり、やっぱりボランティアでは町の生業作りの種になるような事業を作りあげることを継続的にしていくには無理があると気づく毎日です。

せっかく町や自分たちの子どもの将来の為にという思いがあっても、運営には、人材と活動費は必須で、そこをどのように確保していくのかキチンと設計しておかないと、活動自体が破綻してしまいます。

事業経営などした事がないママ友たちと日々奮闘しています。もちろん失敗したなと思う事柄もありますが、それも経験を積めた事例であり、失敗を恐れないで、やれそうな事は工夫をしてチャレンジし続けています。

活動を続ける中で、嬉しいことに「熊野やまももしろっぷ」がプレミア和歌山に認定されました。

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このような活動のおかげなのか、町の観光案内所の運営もするようになったり、案内所が朝来駅(あっそえき)構内にあるので、駅界隈の活性化グループの活動が始まったり、そして今は、それらを発信する為のローカルメディアの立ち上げで、形態を株式会社にするのか、LLCにするのかなどで頭を悩ませています😅 

そこら辺の話も追々出てくるとして、ほんとに山桃事業を軌道にのせ、その他の事業も回していけるのか不安と期待の間をグルグルしています。

人材もお金もない中での試行錯誤!

経営のケの字も知らない私ですが、周りに助けてもらいながら、また、明日も何かしらの決断が待ってるだろうな、、、。

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