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【再会して、また書く】

「お久しぶりです」

『あぁ、どうも。
また会えると思ってなかったんで、、、』

「ですよね。だから、連絡もらって、ビックリました」

『そうだよね。驚かせて、ごめんね』

「、、、いえ、雰囲気、変わりましたね」

『そうだね、、、色々、あったから』

「そうですよね。僕も色々あって」

『、、、そうだね。知ってる』

「、、、」

『でね、田中さんにまた、お願いしたくて』

「、、、また、やるんですか?」

『そう、また、やるの』

「懲りない、ですね」

『懲りない?』

「そうですよ。あんなに大変で、でも、成果は殆ど、なかった」

『田中さんの感覚的にはね』

「山羊さん、には、あったんですか?」

『あったよ。勿論』

「、、、そうなんですね」

『、、、成果って、例えば、何?』

「それは、例えば、金銭とか、ですかね?」

『金銭は、そうだな、、、
答えにくいな』

「答え、にくい?」

『うーん、金銭としての成果はあるよ』

「やっぱり、あるんですか、、、
僕には、なかったけど」

『いや、田中さんにも、、、あるよ』

「、、、僕にも、あった?」

『ううん、あった、じゃなくて、ある』

「これから、というコト、ですか?」

『これからも、というコト、です』

「これから、も?」

「そう、これから、も、ずっと』

「、、、」

『、、、』

「金銭以外では?」

『そうだね、、、価値観とか、ヒトとの距離とか』

「、、、えっ?」

『、、、何?』

「それが、成果?」

『そうだね。色んな成果が、ある』

「あった、じゃなくて?」

『そうだね。あった、じゃなくて、ある』

「何だか、思い出してきました。こういう禅問答みたいな、モヤモヤする感じ」

『そうこなくちゃね。でね...』

「あんまり、乗り気ではないんです」

『乗り気とか、そういうんじゃないんだよ』

「じゃあ、どういうんですか?」

『もう、ある』

「、、、何が?」

『田中さんが書くコトが、ある』

「書くコトが、もう、ある?」

『そう。もう既に、ある』

「じゃあ、イイじゃないですか。僕は必要ない」

『田中さんが書く必要も、ある』

「僕が書く必要?」

『TRUE COLORSは、田中さんが書いたコトになってる。でも、著者の名前が山羊健太になってた』

「そうですね。でも、一緒ですよ」

『いや、一緒じゃなかったんだよ』

「一緒じゃなかった?」

『そう。だから、もう一回、田中さんが書いて、今度は田中さんの名前で、出す』

「僕の名前で、出す?」

『そう、今回の話は、田中さんが、山羊さんの話を聞いて書く、キャリアと内部統制の話だよ』

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