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その仕事、職務経歴書に書ける?

少し尖った表現でタイトルを書いてみました。生意気を書いているように感じてしまうかもしれませんが、私は働く上で凄く重要な考え方だと考えており、この考え方を持つだけで行動が変わりますし、アウトプットも面白いくらい変わるので良ければ最後まで読んでください。

そもそも職務経歴書には何を書く?

念のためにまずここから触れておきたいと思います。転職を一度はされた方であればもうスルーいただいて全く問題ない内容だと思いますが、職務経歴書には、履歴書に書いている社歴をさらに深掘りした内容を記載するものです。更に端的に言うと「私は〇〇の能力(経験)があります。」と自分のアピールをする為に使う大変重要な書類なのです。

「んな事わかっとるわい。」と今99%の読者が感じておられたと思いますが、本日はこれは大前提の情報として触れただけでこの記事で伝えたい内容は別次元であることはご了承ください。

それ仕事なの?

今回の記事ではこの問いが大変重要です。是非、どんな業務でもいいので普段よく行う業務と自分自身の仕事へのスタンスを思い浮かべてください。

例えば「書類整理・仕分け」という業務をルーティンでしている方がいるとしましょう。決まった時間に、決まった書類が届き、決まった部署に届けるというよくあるルーティン。もしこの業務をする中で思考を止めて流れ作業で業務をしているのであれば、ビジネスマンとして黄色信号であることとこの記事を読んでいただけて本当に良かったとお伝えします。

ここで重要になるのが「仕事」と「作業」の定義になります。この二つが説明できない方が多いのですが、ざっくり言うと仕事という大きなくくりの中に作業が存在し、作業は仕事における実際の業務プロセスのことを指します。

先程の「書類整理・仕分け」の例を元に説明をすると、仕事は「決まった時間に届く書類を仕分けして関係部署に配る」というもので、作業は実際の書類受取から配達完了までの実務を指しています。

作業をずっとしていると仕事をしている気になりますが、上司に言われた通りに業務をこなすだけでは仕事とは言わず、それはあくまで作業をしているという状態なのです。

私の言う「職務経歴書に書ける仕事」というのは、まさにこの「脱作業」を指しています。ちなみに全ての作業がダメと言っているわけではないです。どんな仕事でも実際に行うものは作業なのでそこは誤解されないようにお願いします。

脱作業脳があなたの価値を生む。

先程に全ての作業がダメではないと言いましたが、ではどんな作業がダメなのでしょうか。

答えは簡単です。”思考を止めている作業”がダメなのです。具体的に言うと常に「改善点が無いかな...?」と積極的に効率化や生産性向上に関してアンテナを張り続けながら作業をしていることが必要なのです。

仕事はあくまで「決まった時間に届く書類を仕分けして関係部署に配る」というものであれば、それが達成できれば既存の方法でなくても構わないのです。むしろ効率化や生産性向上する方法を見つけたならそれに変えるべきであるのは明白です。

一例ではありますが、書類が自分宛に全て届き、その後に自分で全書類の仕分けをしている現状だったとした場合に思考を止めずにいたら「そもそも事前に大まかに仕分けされている状態で回収できれば時短にならないか?」とかそういう発想になってもいいと思います。

思考を止めていたら何も変わりませんが、思考を止めずにいれば必ず改善点が見えてくるもので、「この改善をした!」という事があなたのビジネスマンとしての価値と自信の底上げに必ず繋がります。

職務経歴書に書ける?というのはあくまで比喩であって、こういう規模の小さい改善を自信満々に職務経歴書にびっしり書かれていると面接官は逆に引いてしまうものですが、仕事で脱作業脳を持てていると必ず大きな業務改善と向き合うチャンスがあなたの元には訪れます。それを積み重ねた改善経験と自信で実績に変えた時に、本当に職務経歴書に輝かしい功績として書けることになるでしょう。

私が伝えたかったのはこういう目線を持った働き方の重要性です。ここでもう一度問いますね。今日していたその仕事は職務経歴書に書けますか?



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