カリスマdeステージを見てほしい

 カリdeステ第2弾決定!やったーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!あと1ヶ月で幕が上がる!嬉しい!
 楽しみすぎてめちゃめちゃテンションが上がっているため、その勢いでカリdeステ、いいぞ!という記事を書きました。せっかくnoteに書くんだしということで、最近(2期開始以降)カリスマにハマった方やステ気になってるけど初演見てないよ~という方へのおすすめにもなればいいなと思ってネタバレは極力控えめにしています。特にステオリの話については内容にも触れていないので、初見の方でも安心して読んでいただければいいな~と思います。


カリdeステ、ここが嬉しい!

ボイスドラマをそのまま舞台化

 これって原作ファンとしてめちゃめちゃ嬉しくないですか!?ステオリも2話あるけど、序盤はYouTubeのボイスドラマ1~7話の各キャラ紹介回がほぼそのまま再現されています。多少アレンジはあるものの、舞台化するにあたって声だけでは描写しきれなかった部分の補完という感じ。声と顔アイコンの動きでしかわからなかった「あのシーン」たちが実体を伴って目の前で繰り広げられるのでかなり最高になってしまう。あと全話に言えるけど、原作ドラマの内容って可視化されると相当やばいです。
 カリスマハウスの日常を覗き見している、というのが本編における我々視聴者の立ち位置なのかな~と思っているのですが、舞台はその側面がより強くなっている感じ。こいつらこんなことしてんのか…とウケたり引いたりしながらドタバタ生活している彼らを見るのはめちゃめちゃ楽しいです。しっかりカリスマのノリを2.5次元でやってくれているので、嬉しい。
 もちろんステオリ回についても「こんな日もありそうだな~」という感じで楽しめます。カリスマ的内輪ノリ(?)はこっちの方が強めかも。これは原作1~7話が住み始めて間もない頃の話なのもあるかなと思う。ステオリは結構みんなの仲が深まってきた頃の話な気がします。

原作と絡んだ小ネタ(?)がある

 例えば本公演のテーマ曲ともいえる楽曲「カリスマdeステージ」。ゲネプロ動画や円盤告知動画でも流れているし、配信サイトでも聴くことができます。この曲は聴けばわかる通り「フニクリ・フニクラ」のカバーを含んでいるのですが、原作楽曲である「おつカリスマ!忘年会」も同曲をカバーしています。つまり聞き覚えのあるメロディを含んでいるわけです。そのため初めて聴く曲ではあるけどカリスマの曲として耳に馴染む。あ!あの曲だ!という気持ちになる。ちゃんと原作と地続きのコンテンツなんだな~と感じられて好きです。
 もうひとつ、地味なところだと冒頭の口上。こちらのゲネプロ動画にある通り、全員で「カリスマdeステージ」と言ってから謎のキラキラSEに続いてひとりひとり名乗っています。

 これ、1stアルバム「カリスマワールド」の寸劇パートの冒頭と同じ演出なんですよ。(リンク先は公式チャンネルのショート)

 すごい地味な部分ではあるけど、アルバム聴いてる人ならわかると思うので気づいたときにっこりしました。(ちなみにわたしは最近気づきました)
 他にもちょこちょこあるんだろうけど、明確に原作意識してる!と感じたのはこのふたつ。原作を知っているからこそ気づけるポイントがあるのって、嬉しくないですか?わたしはめちゃめちゃ嬉しかったです。

キャラの再現度が高い

 全員が全員ちゃんとカリスマだからすごい。小学生みたいな感想で申し訳ないのですが、本当にみんな再現度が高くて嬉しいです。まずビジュアルからクオリティ高いから見てほしい。リンク先は前回ステのキャストページです。ちなみに動くともっと本物になります。役者ってすごい。

カリスマたち、本当に良い

 上述したように全員再現度が高く、嬉しい。ので、ひとりひとりをふわっと紹介します。これ見て気になるな~!と思った方は、円盤を見てください。

伊藤ふみや(京山陽春さん)

※2024年1月に改名。初演時は坂下陽春
 Z軸を獲得し生身の人間として三次元に現れた伊藤ふみや。ふみやが現実世界にいたら"こう"。原作に似ているというよりは「ふみやらしさ」の擬人化という感じ。原作ふみやそっくりというわけではないんだけど紛れもなく伊藤ふみやである、みたいな再現度の高さ。あと1期の時間軸という意味では原作よりも19歳らしく感じる。ダンスの動きは必要最小限で下重心。
 とにかく纏っている雰囲気が完全に伊藤ふみや。底の見えない深淵じみた得体の知れなさと年相応の可愛らしさのバランスがすごい。ふみやは掴みどころのないキャラクターだけど、その「掴みどころのなさ」が再現されているのが本当にすごかった。よくわからない人物を「よくわからない人物」として演じるのってかなり難しいと思うので、伊藤ふみやの解像度が高いんだろうなと感じられて嬉しい。

 ふみやについては単体記事もあるので興味のある方はこちらもどうぞ。こちらはふせったーの再掲なのでめちゃめちゃネタバレを含みます。


草薙理解(岩田知樹さん)

 よくみんな一緒に暮らせていますね①。原作通りの風紀委員ぶりと原作以上のやかましさにより厄介度が増している。声の通りがすごくいい。動きも声もでっかくて、とにかくエネルギーがすごい。あとめちゃめちゃ情に熱い。理解お兄さんって、いい人では、あるんだよな……という気持ちになる。めんどくさいけど憎めない感じがかなり理解お兄さんで良い。同居人たちに振り回されてるとき本当にドタバタしてて大変そうだな…となる。でも本人も割と変なテンションになるから緩急があって好き。。想定外の出来事に直面したときのリアクションが全部面白い。ダンスはきっちり、動きが硬めでちょっとぎこちないというか独特の振りになってる。
 あとこれは岩田さんの話になるけど、アドリブがめちゃめちゃ上手いです。注意しようとしたときに笛が上手く吹けなくて「あぁもう!(半ギレ)」てなったり大瀬くんの首吊りを止めようとして大瀬くんがソファから落ちそうになったときに「あっごめんね、ちょっと強かったね」て言ったり、理解お兄さんが言いそう/やりそうな言動が咄嗟に出てくるのすごいなと思った。

本橋依央利(持田悠生さん)

 元気いっぱいで可愛い。原作より犬っぽさ強め。奴隷というよりは忠犬って感じ……だけどおとなしいわけではなく結構アクティブに奉仕を求めているのでやっぱり自発的な奴隷ではある。奉仕モードのとき、原作はキマってるけどステは興奮してる。大体ご機嫌だけどツッコミに回るときは割とドライ。従順だけど全肯定はしないので引いてるときは引いてる(でも世話は焼く)。
 ダンスはきゃぴきゃぴ。でも腰落とすところとかはがっつり脚開いて落としているのでギャルっぽい中に男を感じられて嬉しい。
 にこにこわんわんしており可愛い。基本のお顔(劇中よくしている表情)もわんこっぽい。奴隷としての押しは原作通りだいぶ強め。奴隷スイッチが入っていないときは比較的常識人よりだけど、さりげなくふみやに首輪を引っ張らせて恍惚としていたりするのでまあヤバい人。奴隷契約にかける熱意が尋常ではない。

猿川慧(寶珠山駿さん)

 一番原作に近い(個人の感想です)。ビジュ、声、喋り方、動きすべてが猿ちゃん。舞台上で一生メンチ切ってて最高。自動反発モードの自我なさそうな顔が好き。カリスマの中でもかなり自分の特性に振り回されている人物、というのがめちゃめちゃわかりやすく描写されておりかなり可愛い。全力でケチャップを守っている。天彦の風呂乱入に本気でビビってるし心底嫌そうで可哀想(でもやり取りが面白いので笑っちゃう)。これはいじり甲斐があるだろうな…と思ってしまう。全体的にコミカルな動きが多め。ダンスは若干やる気なさげというかダルそう。でもバネがすごいので動きは軽やか。
 原作で描写されていない背景として(他キャラの会話の後ろとかにいるとき)の振る舞いもめちゃめちゃ猿ちゃん。他の人もそうなんだけど、見たことないけど絶対そういうことする!ていう動きの説得力がすごい。あとカーテンコールとかでも素直に挨拶しないのが本当によかった。キャラらしさ最優先なのとてもありがたい。

湊大瀬(露口祐斗さん)

 小動物っぽくて可愛い。声も動きも大きくはないのに感情の起伏がめちゃめちゃわかりやすい。内罰回の自害チャレンジが原作よりアクティブ。他の人が喋ってるときに背景でこっそりうろうろしているときもあり、普段こうやって忍者みたいな生活してるんだろうな…と感じられるのがよかった。ダンスは動き小さめ、自信なさげ。
 同居人たちのことをよく見ていて、かなり好意的に思っていそうな印象。でも怪しいと思ったらしっかり告発する。ふみやへの当たりが原作ほど強くない。でも金は盗まれている。可哀想。はにかみ笑いがとても可愛い。控えめで自信なさげで腰も低いけど主張するときはするし自害チャレンジとか男気も感じられて、あ〜湊大瀬〜!となる。あとカーテンコールのとき、謝罪?てくらいペコペコしてた。わかる。
 ちなみに演者である露口さんもほっぺがもちもちでよく伸びるらしい。

テラ(丸山和志さん)

 綺麗!かわいい!かっこいい!を本当に兼ね備えているパーフェクトテラくん。自分大好き限界オタクテンションは原作通り。むしろ自愛回は原作より狂っているかもしれない。依央利くんを呆れさせふみやを本気でイラつかせても動じず鏡といちゃつく様はまさにテラくん。男装も女装もすごく似合ってて素敵。ダンスは動き大きめ、割と女性的だけど色気というよりは品がある。たまにギャル。ライブパートではギャルピもしちゃうよ。
 感情豊かで比較的ご機嫌。でもキレるときはキレるし呆れるときは呆れるしドン引きするときは本気でドン引きしてる。依央利くん同様、自愛モードになってないときは比較的常識人。悪ノリしがちでちょっとうっかりな部分もある。ちょいちょいやる悪戯っ子みたいな笑い方が好き。気絶するときにテラクン…て鳴く。

天堂天彦(田中涼星さん)

 よくみんな一緒に暮らせていますね②。原作、メディアミックス等のあらゆる天堂天彦の中でも突き抜けてヤバい。二次元より三次元(厳密には2.5だけど)の方が格段にヤバいことあるんだ。常にしっとりした雰囲気を纏っているというか、誰かとふたりで喋ってるときにひとりだけピロートークみたいな感じになってる。性回は本当にとんでもないのでぜひ見てほしい。原作よりセクシーセンサーが敏感。あとステ彦はエクスタシーしてるときマジで絶頂してると思う。ダンスは動きも決めもしっかり。人に見られる職業なだけあり、指先まで気を抜いてない。あと腰の動きがエロい。
 ポールダンスがマジですごい!そこだけでも見る価値あり。田中さんに対して、よくこの役受けてくれたな…の気持ちと、天堂天彦を全力で演じてくれてありがとうございます…の気持ちがある。性のカリスマとしてめちゃめちゃ振り切ってる。

カリスマdeステージを見てください

 長くなってしまいましたが、全部まとめると「カリdeステはいいぞ!!!」になります。本当にちょっとでも興味がある方は見てほしい。特に2期からハマったという方でまだステ見るか迷っているという方、2.5次元ってどうなの?と思っている方。まずは過去の動画とかからチラ見してみるとか、どうでしょうか? 本当に最近、2期終了後からハマってステ気になってる!という方、まだ一般販売のチケット(平日)残ってます!リセールもちょこちょこ出ています!配信もやるそうなのでぜひ見てほしい!諸々の情報はこちら!(回し者?)

 わたしはそこまで多くの2.5次元舞台を見ているわけではないので、一般的な2.5次元がどういうものなのか、それと比較してどうなのかというのはあまりよくわかりません。でもカリdeステは演者の方々がものすごくキャラクターに寄り添って考えながら演じてくれているなと伝わってくるので素敵な舞台であることは間違いないと思っています。あと演者同士の仲がいいのも個人的に嬉しいポイント。男7人わちゃわちゃコンテンツとして、やっぱり演じてる人たちも仲良しだといいなって思うから……
 6月の舞台も本当に楽しみです。グッズや配信の情報もいつ出るかな~と心待ちにしています。クロストークで演者の方々も言っていたけど、前回より更にパワーアップしたカリスマたちに早く会いたいです。なんかブレイクもするらしいし、ソロもあるらしいし、知らないカリスマたちもゲストで来るし。知らないカリスマたち? 本当に動きが読めなくて面白いコンテンツだなと思っています。楽しみすぎる。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。ちょっとでもステに興味を持ってくれる方が増えるといいなと思っています。最後に、公式チャンネルにあるステ関連動画の再生リストを置いておきます。気になる方は是非見てください!


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