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梅雨が来ないじゃないか!!(「waiting for...」ライナーノーツ的な)

梅雨に向けた楽曲

伊都花氏が「1日1ビート梅雨編」というのを始めていて、現在7日目まで公開されている。正直、梅雨に向けた曲がこんなにあったんだとびっくりしている。イメージ的には
夏の曲>冬の曲>>>秋の曲=春の曲>>>>>>梅雨の曲
くらいのイメージだったからだ。
そんなイメージだったからこそ、「梅雨のじめじめしたイメージを吹っ飛ばすような曲を作りたい」と、歌詞を書き始めたのは3月くらいのことだったと思う。

逐一文言が出てくるが、今回の歌詞のテーマは「蛇の目でお迎えうれしいな」である。ぴちぴちじゃぶじゃぶらんらんるー!
蛇の目傘ってなんか京町撮影でしか見たことないけど、普段使いしている人っているのかしら。

歌詞が先(いわゆる詞先)で制作することの多い私の楽曲であるが、今回も例に漏れず歌詞が先に出来上がっている。そのあとサビにメロディがつき、コードをあんな風にこねくり回し、最後にブラスを付けた。これにより、吹きにくい調1,2を争うBmのキーで出来てしまった。ほんと申し訳ないが反省はしていない。

そんなこんなで、良い楽曲ができたので、聴いてみてくださいね。
一応リンク張っときます。
https://linkco.re/Mcfa4ux2 ←音源
https://youtu.be/LJtqzi6oN4Q?si=n2mIra1Ua4i4y3Lc ←ドキュメンタリー的な

カンカン照りやないか!

サブスクというのは、最小2週間前から配信をセットするものである(そのほうがプレイリストに入りやすいらしい)。2週間前に2週間後の天気予報を確認し、「多分梅雨入りするな」と見計らって6/8にセットしたわけであるが、今日(6/11)の大阪はカンカン照りである。曇りはするものの、この天気が1週間は続くらしい。天気がいいことは良い事なんだけど、梅雨の曲のシチュエーションに逢わないので、一刻も早く雨が降ってほしい。一方で既に梅雨入りが発表されている地域も多くある。そういう地域には"ちょうどよかった"のかな。

そもそも梅雨というのは「しとしと降る」イメージであると思うが、近年はご承知の通り「ザーザー降り」「ゲリラ豪雨」が多くなるような気がする。雷が1度なれば、すぐさま大雨になって洗濯物の取込にベランダ中が騒然とする…こんな経験は私以外でもしていると思う。

今回の歌詞にはそんな風な現代の現象も盛り込んである。特に2番(富山地方では「2題目」らしい)のBメロが顕著である。
「通り雨 ゲリラかよ」←夕方の通り雨がゲリラ豪雨である様
「高く上がる水しぶき」←車が通り事で出来る水しぶき。あれはウザい
「額をただ流れる汗」←湿気がやばいので、雨だろうが汗はしつこく出る
そんな感じ。

結局は「君」が来てほしいだけ

なんやかんや言っても傘は持ってるわけだし、自分で帰ることは可能なのである。「夏は来なくてもいいから、君は来てほしい」結局この主人公は寂しがり屋なのではないか。私がジャケットのように窓を見下げながら「君」の登場を待ったことはほとんどないが、雨が降っているのはこの主人公の中での「言い訳」に過ぎないのではないだろうか。。。

あまり見解を伝えすぎると歌詞を味わうことができなくなる気がするので、ここらへんで止めておく。

アレンジ上の組み立て方

テンポの速いバウンス曲は作ったことがなかったので、今回の梅雨のテーマと照らし合わせて、その方針で組み立てることにした。次にイントロおよびサビのバッキングを考えたときに、やはりブラスセクションは必要だと思い、イントロの(実音で)C# F# E F# A F#のメロディが浮かんだ。
Bmに対する9thから始まるフレーズをアドリブソロ以外で使うのはまだまだ珍しいだろうと思い、ブラスのフレーズは固まった。

そのあとコードを…となるわけだが、最初はG A Bmで組んでいた。ここをもう少し面白い形にできないかと考えた結果、G G/Bb F#m/A A/C# Bmというコードワークに落ち着いた。参考元はみんな大好きDirty LoopsのHit Meである。間違ってもBreimenのHip Meではないので要注意だ!(そんな奴いないか)

Aメロはちょっと日本的なフレーズを、と思って、バッキングパターンを作成している。ベースとピアノとギターがちょっとずつ弾いてることは違うけど、それぞれ合わせるとすさまじいパワー(?)を生む、みたいな感じ。

2番のサビが終わった後、どうしようと思ったところで、トランペットをいじめないなアと思ってきたわけである。そして仮の譜面を作ったところ、オレオさんはこれを問題なく吹いてくれた。そして川久保さんもなんと吹けた。こりゃ正式版に使用するしかない!として、採用に至ったフレーズが例の鬼畜フレーズである。あれライブでやろうとしてるけど、できるのかねえ…

あと特徴的なところで言うと、イントロの最後の独特のリズム。ファーストテイク時には全員リズムが違ったことを白状しておく。ライブは大丈夫なのだろうか。。。多分ゆっくり練習が必要になるパターンだねほんとね。

今後の展望

今回梅雨の曲をリリースしたわけだが、夏の曲をあと2曲制作予定である。真夏がテーマと夏の終わりがテーマの予定。
まあ、いつものことだ。言っておいて何もしないこともあるさ!!!!!!

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