まずはやってみるか

こんばんは。
小説家として活動している藪田建治といいます。

Voicyで越川慎司さんが素晴らしい放送をされていたので、その内容を元にちょっとしたストーリーを書こうと思います。

この放送では行動することをメインに話されています。
PDCAで言うところのDoのところ。

陶芸家で何を作るか、考えて考え抜いてから行動するのではなく、行動しながら考える。

日本人の多くの人は計画に重きを置いているのではないでしょうか。
僕もその1人です。
こうすれば上手くいくかな、こんなことを始めたいけどなんか果たして出来るかな、そんなことばかりを考えてこねくり回しています。

でも計画のところを小さくして、まず行動してみる。
こんなこともありました。
足を踏み出した先で水溜りがあった。それも踏み出したからこそ。
前に進んだ先に底なしの沼があった。
それも前に進んで沼の近くまで行ったから、沼があるとということに気づけましたよね。
行動してみたものの、上手くいかなかった。
ではまた戻れば良いんです。それももしかしたら成功かもしれません。
なぜなら見方を変えれば、このやり方では上手くいかなかった。1つの事例を知ることで次の道に進めるから。
また行動を変化させてみることも良い。例えばさっきの沼のことで言えば、沼がどれだけの深さか分からない。
ならば小さな石でも投げてみて、どれくらい沈んでいくか見てみようか。
それも1つの行動実験です。

行動してみる、まずはやってみるということの重要性を伝える素晴らしい放送でした。是非聞いてみて下さい。

ではここからこれを元にストーリーを展開していこうと思います。

「どうした?なんか元気無さそうだけどなんかあった?」

「いや俺になんか出来ることがあるんかなと思って。」

「やりたいことがあるの?」

答えに詰まる。言って良いものか、言って馬鹿にされないかな。でもこのままモヤモヤしたまま過ごすのもどうも落ち着かない。
そういえばこいつは1度も俺のことを笑ったりしていない。だったら言っても俺の気持ちを嘲笑ったりしないかな。

「うん、漫画を書きたいんだけど、どうも自信がなくてな。どうせ見てくれることもないだろうし、だったらなんの為に書くのかなと思って。」

「そんなの分からないじゃないか。。いや俺は良いと思うけどな。漫画が書けるって素敵じゃないかな。今まで書いたことあるの?」

「うん、誰にも見せてないけど何作か長編の漫画は書いてきた。」

「すごいやんか。俺見てみたいけどな。書いてみなよ。」

「でも見てもらえるか分からないぞ、これで成功するなんて限らないぞ。」

「そんなの分からないじゃないか。それに少なくとも1人は見てくれるよ。俺が見るんだから。まずは行動してみることじゃないか。だって行動しなかったら可能性は0だぞ。」

そう、動かなかったら可能性は0だ。でもどうもその1歩が踏み込めない。でも見てくれる人が1人でもいる。

「そうなんだけど。」

「大丈夫だよ、やってみて、行動してみて、もし違うと思ったらまた変えてみれば良いんだから。例えばこうしよう。これから1週間で描き続けて1つの長編大作を描き切るとするよな、それで小分けにして投稿してみる、反応を見ながら修正しつつ、それを3ヶ月間続けて結果を見る。
でも思ったような反応は無かったとしよう、じゃあその時に別の作品を書いてみればいいじゃないか。前の作品で経験は蓄積されてるし、こういう反応があったとなれば、それが手掛かりになるかもしれない。」

確かにそれなら俺にも出来るかもしれない。

「そうだな。」

「人生長いんだから今から描く作品で上手くいかなくても大丈夫だよ。でも仮にこのまま時間だけが過ぎて、1年も3年も過ぎたとしようか。たぶん何も変わらないよ。人生で過去を除けば今が一番若いだろ?だったら今やろうぜ。自分でやりたい将来を得ていこうぜ。そしてやり続けようぜ。」

「うん、なんか勇気出てきた。」

「大丈夫、ここに仲間もいるんだからさ、1人でやるのが難しかったら、描く方は無理でも俺も発信の方は手伝うからさ。1人じゃないと思ったらよけいに勇気も出てくるだろう。」

そうだな、これまで1人で描いてる時は発信することが怖かった。そうか必中じゃないとなればハードルも軽い。それにもしかしたらこの先一緒にするかもしれない。

「俺やってみるわ。でもなんでそんな俺に協力的なんだ?」

「だって俺読みたいから。読める可能性があるのに読めないって、なんかすごく損した気分にならない?俺が楽しみにしてるだけ。描く内容とかは俺はどうこう言わないし、言うだけの知識もないから好きに描いてくれ。」

そうかだったら行動してやる。今すぐに行動してやる。

「ありがとうな。俺なんかやる気になってきたから今から帰って早速行動してみるわ。」

そうだ、今のこの会話を漫画に出来ないかな。1人の人間がやりたいことがあっても行動出来なかった。
でもその1歩を踏み出すことが出来た、俺と同じように踏み出せずにいる人も多い。でもこんな俺でもその1歩を踏み出せたのなら、自分も踏み出すことが出来るかもしれないと感じてくれる人が出てくるかもしれない。
それならこの会話もすごく意味のあったことになる。

でもこの漫画をあいつに見せる時なんか恥ずかしいな。
でもまあいっか、それに勇気をくれたのもあいつなんだし。

それで誰かに勇気を与えることが出来たのなら俺もあいつも嬉しいはず。

自分の未来の為に今1歩踏み出そう。

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