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UXって結局なんだろうね

おはようございます。
現在ファンズ株式会社で主にフロントエンドを担当するエンジニアとして業務している、石塚です。
今年もアドベントカレンダーの季節がやってきたということで、ホリデーシーズンに相応しいテンションの記事を書こうと思います。


UXって言葉、かっこいいのでめっちゃ使いがち

User eXperienceでUX
はじめて耳にした時は
「は〜〜ExperienceをXと略すなんてハイカラね〜〜〜」
と関心しきりでしたが、
今や皆様おなじみのワードとなりました。

僕も日々の業務内で二言目には
「あ〜UX的な観点から言うとォ〜〜〜〜 😉」
としたり顔でいい始めるUX的観点主張おじさんなのですが


「UXって…🧒」


「結局何なんすか 🧒」

と問われると…

…なかなかスッキリした回答が出ないもんですね。

今回はこの「UX、結局なんなの」ということを私なりに考えてみようと思います。

UXが良くないWebサービスはこんな感じだ

そもそもUXというのはWeb業界に限らず浸透しているワードなので、今回はWebサービスにおけるUXに話を限定して考えます。

そもそもUXが良くないWebサービスってどういう状態を指すのでしょう?

UXがイケてないサイトの特徴

  • どこをさわったらどうなるか?のルールがわからない

  • 目的地までの行き方がわからず、迷う

  • 書いてある文言の意味が明確ではなく、誤解する

  • 重要なところとそうでないところの区別がつかない

  • 重い

  • 触りたくなくなる

  • 結果、離脱する


はい。つまり


これですね。

CUBEです。



CUBEの特徴

  • どこをさわったらどう死ぬか?のルールがわからない

  • 出口までの行き方がわからず、迷う

  • 書いてある暗号の意味が明確ではなく、誤解する

  • 危険な部屋とそうでない部屋の区別がつかない

  • 重い(雰囲気が)

  • 触りたくなくなる(トラップを)

  • 結果、離脱する

名作です。(グロいけど)


…冗談はさておき。

実際のところ、ユーザーはほとんどの場合、そのWebサービスのことを何もわからずに触り始めるわけです。さながらCUBEですね
そんなとき、ユーザーが頼るのは直感経験です。

ユーザーはUIからいろんな情報を「直感」として受け取っている

例えば、少し前にデザイントレンドとしてNeumorphismというスタイルが話題になりました。

ニュッとこちらに突き出ているように見えるUIは、明らかに「押せそう」です。とりあえず押したくなります。

形、大きさ、色、他の要素との関係性。さまざまな情報をユーザーは大量に受け取り、しかしそれを特段意識することなく、ただなんとなく
「こんなことできそう」
「こうしたらきっとこうなりそう」
という直感として解釈します。

ユーザーはそれまでに触れた全てのことを「経験」として保持している

例えば、下記の画像。

これは初めて見た人はなんのこっちゃわからないと思います。おそらく20年前の人類に見せても、正答率は0%でしょう。
しかし、少しWebに慣れてきた人は
「あ〜、見たことある、隅っこのアレね」
と、これの意味と機能を理解できるようになります。

fundsのサイトの左上にもあります!

「ハンバーガーメニュー」と通称されたりしています。
ユーザーは何もWebだけではなく、今までの生活で得た経験を当てはめて意味を予測し、共通の要素を見出します。

UXが良いWebサービス = はじめましての人にもやさしいWebサービス

なんにもわからない「はじめまして」の状態でWebサービスに放りこまれて、
「なにをすればいいのかわからない」
「やりたいことが達成できない」
という状態はユーザーにとてもストレスがかかります 🤯

それを、うまいことユーザーの「直感」と「経験」が働くようにコーディネートしてあげて

「なんか知らんがわかる🥳」

の状態に導いてあげることが、良い体験 = Experience! の提供、そのものなんじゃないでしょうか。

そのままじゃわからないことだらけのWebサービスを、あの手この手でわかりやすくする。

というのが、「結局のところ、UXとは」の一つの答えだと…

私は思いました。🙋

おわりに

ほぼほぼUXとCUBEの類似性のネタがやりたくて書き始めたのですが、思いのほかそれっぽい感じになった気がします。

いいんです。合格点は低めに見積もっても。なんせホリデーなので。

ファンズ株式会社にはさまざまな分野のプロフェッショナルが集まっている会社なので、わたしもこの後続々とアップされる予定のアドベントカレンダーを一足先に書き逃げしたという充足感と共に楽しみに過ごそうと思います。

以上、文責は石塚でした。

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