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【好きなものを語る】宝石の国 本誌再開!!【待ちに待った地獄】

(蛙・ω・)<本誌買ったぞ!!!!

 
 カエルはアニメ観て、『宝石の国』に堕ちたクチ。

 
 
 で、宝石の国を知ってる人にも知らない人にも伝えたいのは、


胸糞鬱漫画」とも呼ばれる本作品。
 
 もし本当にそう思っているのなら、

 

(蛙・ω・)<お前ら『宝石の国』読むのやめろ。


 
 つってね。
 
 宝石の国を『胸糞鬱漫画』と憎々しげに呼んでる人がいたら、その人は「ちゃんと読んでる人」なんだろうな、って思います。
 だからこそ、モロにダメージ負ってるワケで。

 絶賛と酷評の両方を受ける作品は、基本的に良作。
 
 これは誰しも知る話で。
 なおかつ、「宝石の国は胸k〜」と言ってる人は「宝石の国ガチで好きな人」か、「ガチでダメージ受けちゃった人」のどちらかなので、それは本作を読むにあたって正しい読み方だよな、ってカエルは思います(o・ω・o)


 冒頭の『すぐわかる宝石の国』の動画でも解る通り、この作品に『人間』は登場しません。

『宝石』と『月人』と『アドミラビリス』の3つの存在が登場します。

■宝石(画像は主人公のフォスフォフィライト)

■月人

■アドミラビリス

 この3つの存在の正体は何なの?
 って話は本作を見てもらうとして、どうして「鬱漫画」と呼ばれるのかというと、


救いが無い


 一言で表すならこうなる。
 
 誰が? どこが?
 ってのは本作を(以下略)。
 なんですけれど。


 それでも、その全てが美しい。

 だから読者は心を奪われる。

仏教の教典のひとつに『無量寿経(むりょうじゅきょう)』というものがあることを知りました。その一節に、「西方極楽浄土は宝石でできている」と書いてあるんですよ。極楽浄土の地は宝石でできているらしいんです。
 
そのお経を高校在学中ずっと読まさているうちに、「極楽」と言われる“すべてのもの”が助かるような所でも、宝石は装飾にしかならないんだなとぼんやり思いました。

“はかりしれないほどの光”でも、すべては救えない

 これは作者の市川春子先生のインタビュー記事の一節です。
 

もちろん、教典の中に出てくる宝石は比喩だとは思うんです。
当時インドにあったもののなかで宝石はもっとも価値あるものだから、イコールお坊さんの徳といったもののイメージで。広く大衆に、「極楽浄土は宝石でできているようなすばらしい所」と言うために使われたんだろうな、と。
 
「極楽浄土の宝石はどこかで採れるのかな?」と思ったんですよ。お経によると自然発生らしいんですが、浄土を飾り付けるための宝石を、狩りに来る仏たちの話……なんておもしろいかもなと思ったんです。

 極楽浄土を"ソレ"で飾りたくなるほど美しい。
 そんな存在である「宝石たち」は「月人」によって一方的に搾取され続けている。
 
 月人には、月人の目的がある。そのために何千年も宝石たちを襲い続けている。
 宝石たちは「何故」か知らないまま、搾取されまいと襲撃を撃退し続けている。
 アドミラビリスには、アドミラビリスたちの「歴史」がある(宝石、月人と関わりがある)。
 
 それぞれがそれぞれに「救われる為」に行動をしていて、進んでいるのに「救いが無い」
 「きっと救われる」と思いながら、永い永い時間を「正しい方に進んでいる」

 その大きな奔流の中で「何か特別になりたい」と思い続ける主人公の『フォスフォフィライト』

 しかし、生まれながらの「不器用」で宝石の中でも特別脆い「硬度3半」

 壊れても、手足を欠損しても、頭部が砕けて無くなっても、決して死ぬことのない不死の存在である宝石だからこそ、「出来ないと解っていても諦めきれない」

 それでも「正しい方に進もうと願い続けている」

 
 そんなキャラクターたちのお話なので、


救いが無い


 って思っちゃうんですよね。
 
 けど、

(蛙・ω・)<救いが無いのに、美しいんだよなぁ。

 根本的に救いが無いのに、姿や志が美しい

 そう。姿や仕草がまた美しいんだよなぁ。 

 カエルはアニメも原作漫画も死ぬほど好きなんですが、大成功だったアニメだけでなく、漫画の洗練された線がたまらなく美しいと思っています。

宝石の国(2)

 キャラクターの書き込みが少ない本作品。
 でも少ない線でも「身体の微細な動き」がハッキリ分かるし、「中性的な見た目のしなやかさ」も伝わってくる(宝石たちは無性)。

(蛙・ω・)<人体構造を理解してる人の絵だなぁ。

 って思ってます。
 そしてそういう「こだわりが強い」作品が特に好きです。
  
 なので、「いつ本作品が休載から再開するか分からない」状態でも死ぬまで待つつもりでした。

 ちなみに市川春子先生、今は『パワプロ2022 栄冠ナイン』にハマってるらしい。

 休載中、原作者に詳しいファンから「今はPS4を楽しんでるんだろ」 と揶揄されていました笑
 
 好きなものに打ち込んでもろて。
 漫画はいつかきっと完結させてもろて。

 
 それぐらい、宝石の国がちゃんと終わることを楽しみにしています。
 
 
(蛙・ω・)<今月も救われてねーな……。

 と思いながら、ドキドキして読んでます。
 
 
 で!!!
 そんな『宝石の国』が2021年3月号から休載、2022年6月24日発売の8月号から連載を再開。

 ということで、宝石の国界隈はざわつきました。

 カエルも漏れなく興奮した。
 そして本誌を当日購入して読んだんですね〜。
 
 
 いやー、ジェードが可愛かった。
 内容の話は一切しませんが、ジェード議長さんがメガネで最高に可愛かったことだけご報告します。

 この2コマだけでも本誌買って良かった。個人的に。
 
 

□総括

 とかはしないんですけど、とかく、感情をぶっ壊される作品である。

 ということが伝わったらええなぁ、って思います。
 
 そして『宝石の国』既刊11巻分が、

6月24日午前0時~6月30日午後8時40分
までの10,000分!
 
全話無料で読める!!!!!!!!!!

ここから読めるよ!(o・ω・o)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 
 
(蛙・ω・)<10000分限定……ね、ふぅん……。


 てことで、


読んで(o・ω・o)そして堕ちて。



 手元に漫画を置きたい人はコチラからドーゾ。

 装丁までも美しいんだわ。
 宝石のように、所有していたくなる。

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