座談会~前編~
舞台には様々なジャンルがあります。
また舞台ファンの楽しみ方も十人十色です。
舞台ファンがどうやって舞台を楽しんでいるのか、
「standup!舞台演劇誌を作ろうプロジェクトapplause」の
メンバーの方に聞いてみました♪
同じ志を持って集まったメンバーたちの声をぜひお聞きください!
自己紹介
みお:本日は集まっていただきありがとうございます!まずはじめに好きな演劇のジャンルや気になっている舞台のジャンル、舞台を好きになったきっかけを教えてください!
ありあ🦄:好きな舞台のジャンルは歌舞伎とブロードウェイやウエストエンドで上演されているミュージカル、ストレートプレイの3種類です。今気になっている舞台のジャンルは社会派のミュージカルで映画になっているものも多いんですがLGBT、いじめ、ネット問題といった社会問題を主題としたミュージカルが増えてきているので気になって観ています。舞台を好きになったきっかけは舞台は生ものと言われるように同じ演目だったとしても演じる側も観る側も印象や感想が変わったりするのが面白いと思い好きになりました。
ちるちる🍀:好きな舞台のジャンルは歌舞伎と宝塚を中心に色々観つつ、結構ミュージカルを良く観ています。気になっている舞台のジャンルは能楽で、最近能楽堂でアルバイトをはじめたので能も勉強しなきゃ!と思っているところです。舞台を好きになったきっかけはいろいろありますが、大元をたどると2点、親が連れて行ってくれたことで好きになったというのと小さいころクラシックバレエを習っていたというのがあるかと思います。
秋のご飯☄️:好きな舞台のジャンルは学生演劇と小劇場演劇です。気になっている舞台のジャンルはインスタレーションです。舞台を好きになったきっかけは高校演劇を観ている中で大人の人がやっている演劇を観ないと勉強にならないと思い、安価で観に行ける小劇場演劇を観はじめて、大学入ってからは同じ大学生の演劇を観るようになりました。学生演劇や小劇場演劇はチケット代がなかったりとても安かったりするのでおすすめです!
きりょふみ🕊:好きな舞台のジャンルはミュージカルで、いろんなジャンルを観ています。特にジャニーズの俳優さんが出ている舞台が好きです。気になっている舞台のジャンルは歌舞伎や能などです。舞台を好きになったきっかけは主に2つあって、中学2年生の時にジャニーズの『エンドレスショック』という作品を1列目で観たときに1列目だから迫力がすごいのかな?と疑問に思ったのと、ジャニーさんがつくった作品は3回くらい観て「ここはこういう意味なの?」とわかるくらいなので噛まないとわからないのがジャニーズの舞台だと思ったことが好きになったきっかけです。
観劇頻度
みお:ありがとうございます!次に月(または年)に何回程度観劇するか教えてください!
ありあ🦄:年によって変わってしまうので平均できないんですがコロナ前の話をすると全ジャンルあわせて年3~4回だったと思います。一個一個大事に、特別感がある日だと思っているので結構大事に行くタイプです。
ちるちる🍀:たくさん観るようになったのは大学生になってからなので、大学入る前は年に2~3回だったんですけど、2021年は数えてみたら44回でした。
秋のご飯☄️:私は高校生の時の方が行っていてコロナ禍になってからそれほど行けてないんですが、直近でいうと月3回くらいが平均ですかね。
きりょふみ🕊:私も秋のご飯さんが言っていたのと同じくらいなんですが、月3~4回くらいです。高校生の時は月1回行けていればいい方だなと思っていたんですけど、大学入ってからは40本くらい行ってました。
初めて観るのにおすすめの作品や劇団
みお:好きな舞台のジャンルで初めて観るのにおすすめの作品、劇団があれば教えてください!
ありあ🦄:歌舞伎だったら『三人吉三』が初心者には良いと思います。割とダークヒーローっぽい人が3人出てくるんですが、最初から最後までずっとかっこいい作品なので次も観たいなと思える作品だと思います。ミュージカルは歌が頭に残る作品がいいと思います。有名どころだと『ウィキッド』とか『ライオンキング』があると思うんですが、それはみなさん知っていると思うのであえて違うのを言うと『ジャージー・ボーイズ』がおすすめです!実際にいる歌手がモデルになっているので同時に曲も聴くことができて深入りできると思います。ストレートプレイだと人気劇団の「大人計画」とか「野田地図」が主催しているものを良く観ているのですが、ゲストで有名俳優さんが結構入ってくるので観やすくてとっつきやすいと思います。
ちるちる🍀:ありあさんが言っていた三人吉三を包括した感じではあるんですが、幕末~明治にかけての作家がつくった作品がいいかなと思っています。多くの人が歌舞伎と聞いてイメージする隈取みたいなものは少ないのですが、セリフのわかりやすさとか、現代人が共感するポイントがあります。一番最初に観たのは明治時代につくられた『文七元結』で、普通のお芝居っぽいなと思ったのが歌舞伎にのめりこんだきっかけとなったのでおすすめです。ミュージカルでは多くの方がミュージカル=劇団四季と思っている方も多いと思うのですが、チケットも取りやすいしわかりやすい内容の話も多いので劇団四季にまず行ってみるのもいいと思います。宝塚は私好みのところがありますが、宝塚の魅力はショーにあると思っているところがあるので一本物の大作もいいと思いますがお芝居とショーの二本立ての作品を観て宝塚の魅力を浴びて帰ってほしいなと思います。
秋のご飯☄️:ありあさんがお話されていた「大人計画」は夏に一回観に行ったのですがすごく良かったです!客席に置いてあるブーブークッションを鳴らす演出がありました。藤井隆さんが煽ってみんなで鳴らすくだりがあり、謎の一体感を感じて超楽しかったのでこれからもたくさん行きたいです。はじめて観るのにおすすめなのは安価かつ高クオリティーというと「渡辺源四郎商店」という団体があります。青森が活動拠点になっている団体なのですが、毎年GWと1月2月、年始くらいに東京に来て小劇場で公演を打つ団体で、全作品面白くて楽しんで見られると思います。学生演劇でいうと私は学生演劇をやっているというのもあって世間一般の目線で観られているかわからないところもあるのですが、早稲田大学と明治大学と立教大学あたりは学生演劇が盛んで、(早稲田大学だと)毎年10月くらいが新人公演(新人のお披露目の時期)なのでその時期はいろいろな団体が公演を打つので盛んになっています。あとだいたいチケットが無料だったりフリーカンパなのですごく手を出しやすいかなと思います。
ちるちる🍀:価格という面でいうと歌舞伎で安く観られるのは「幕見」というものが過去にはありまして、1000円以下で観られる当日券みたいなものが出たりしていました。現在でいうと国立劇場で学割を利用して観るのが学生だと一番安いです。秋のご飯さんに質問なのですが、フリーカンパ制っていくらくらい払えばいいんですか?
秋のご飯☄️:私も正解がわかっていなくて…本当にいいと思うやつだけ入れればいいと思います!
ありあ🦄:(歌舞伎だと)最近つくられた作品も進めるうちの一つだと思います。『ぢいさんばあさん』とか。ラジオ脚本とか文豪が脚本をしている作品もあります。たまに歌舞伎座の昼公演で入っていることもあるのでとっつきやすく、歌舞伎が全然わからない人でも寝ずに観られるかと思うのでおすすめです!
ちるちる🍀:ホームページの作品紹介の1800年代後半のものを狙ってみるとおすすめです!
きりょふみ🕊:はじめて観るのにおすすめなのは『SHOW BOY』です!マジシャンという役があるのですが、お客さんの鞄にお札を飛ばしたりしていて。こんなに観客を巻き込んで成立する作品だし、重く考えすぎないで観られると思います。あとジャニーズの中でおすすめしたいグループだと「ふぉ~ゆ~」っていうグループがあるのですが、個人個人の演技力が高くて立っているだけでエンターテイナーみたいな4人組です。1年のうちにずっと誰かが主演している舞台をやってます!
座談会はまだまだ続きます!
後編はこちら↓
よろしければアンケートにご協力ください。
https://forms.gle/TDNT9pjhHdWEuVEm6
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?