ネクスト・ノーマル (via McKinsey & Company)
→英語版 April 3 2020
→日本語訳版 May 25 2020
英語版P.66の「Organizations: The next normal」の和訳がなかったので、取り急ぎ今後の青写真を描く参考材料として翻訳してみました。(誤訳などありましたらご指摘いただければ幸いです)
「ネクスト・ノーマル」
消費者行動、規制、組織、サプライチェーン、あらゆるシーンで「ネクスト・ノーマル」へのシフトが起こる。
ホワイトカラー層*における組織構成例
(*White-color employeesは適宜意訳しています)
●仕事が行われる場所
Minimal change:
社員はオフィス勤務のまま
middle change:
リモートワークは可能だが、ほとんどの職種で対面が中心のまま
Drastic change:
リモートワークに完全移行
ex. 事務職の内、放射線科医師や金融アナリスト、コンサルタントなど
25%の専門職でリモートワークが普通になる
●組織構造
Minimal change:
プロジェクト遂行に必要な機能をすべてカバーする、伝統的な
ピラミッド型の組織構成
middle change:
プロジェクトベースで、ネットワークから必要なメンバーが集まり
組織が構成される
Drastic change:
ギグエコノミーを活用し、プロジェクトベースで、よりスリムかつ
アジャイル的に組織が構成される
●意思決定
Minimal change:
タスクベースに定義されたルールに従う
ex. 指揮統制、適合性による承認プロセス
middle change:
より、チームに権限移譲
Drastic change:
事業戦略は中央集権的に設定、調整されるが、事業運用上の意思決定は
すべて現場でスピーディかつ改善を図りながらなされる
●人員規模と構成
Minimal change:
社員は主に正社員で構成される
middle change:
管理職は正社員のままだが、非管理職は「ギグワーカー」にシフト
Drastic change:
全ての人材においてギグエコノミーを活用する
ex. 正社員は全体の20%以下
日々の業務の中から、ちょっとした気づきをお届けしていければと思います。