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絶対菜食主義者は精霊馬の夢を見るのか

お盆の、といっても最近めっきり目にすることはないが。
キュウリとナスに割り箸でつくる、ご先祖様を送り迎えする乗り物が精霊馬である。

言うまでもなくペットではない。

さておき、前回に続けて..調べ物をしているうちにWIREDという先へ辿り着くことがある。

目についたのは以下のような記事だった。

絶対菜食主義(Veganism)は動物および動物由来の製品一切を絶つ生活様式だ。
いろいろな思想があって、それは良いと思う。

が、主義というのは本人が貫くものであって強要すべきではない。
そもそも「人間は動物を搾取することなく生きるべき」という動機であり、根底には動物愛護の精神があるのではなかったか。

肉食動物に肉を食べさせない、というのは違う。
せめて自由意思のもとで選んでいれば頷けもする。が、恐らくは違う。

あるとき飼い主がそれに目覚め、唐突に世界から肉が排除される。
これを搾取と呼ばずして何が搾取か。

我が家にも、いっしょに暮らし始めて3ヶ月になる学名Felis silvestris catusがいる。名を Levi と書いてレビィと読む。

彼女には明確な意思がある。

かまって欲しければ一息で私の肩までのぼり上がり、気持ちよさそうに撫でられているかと思えば急に引っかき噛みつく。
どうすれば私にドアを開けさせないようにできるか理解しており、まだ遊んでほしいのに私が出かけようとするとそれを行動に移せる。
※家の猫が玄関前にいるときドアを開けることのできる飼い主はいない。

明確な意思のもとに行動している。

他所の猫に比べて遥かに賢い。
私の言葉を完全に理解している可能性も否めない。
飼い主であれば誰でもそう信じている。

絶対菜食という主義はそんな当たり前のことすら忘れさせるのだろうか。

きっと、そんなわけはない。
ほかの主義も変えたか、或いは飼い主ではなくなった何者か。

私には、ただの動物虐待にしか思えない。