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「Main stage」I really don't Know life at all.

「Cyberpunk2077」はサイバーパンクの世界観そのままに未来世界を舞台としたオープンワールド型のアクションRPGである。
バッドランズ生まれ遊牧育ち、赤毛カーリーの家出娘な2代目ちゃん。
プレイ日記20回め、まさかのスリップノットからジョニ・ミッチェルへ。

唐突に何事かと思うだろう。
まったくのジャンル違いどころか、この二つが並んで違和感を感じなければ変態だ。「DISASTERPIECE」に始まって「Both Sides Now」で終わる一連のサブクエストには、サイバーパンクならではの場末感と物悲しさがある。

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ほぼ序盤、発端になったチップに絡む人物ふたりを探せと言われていた。
まずはバイオ・チップの設計者であるヘルマン氏。
こちらはノーマッドのクラン「アルデカルドス」の協力で、無事に捕まえることができた。あまり役に立ったという感じもしないが、さておき。

もうひとりエヴリン・パーカーはチップを盗み出すように依頼してきた謎の女性だ。足取りが途絶え、唯一の接点でもあるジュディに連絡するが彼女も知らないらしく探すことになる。
風俗店で慰みものになった挙句、”壊れた”とドクターへ預けられたらしい。

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”壊れた”と訪れる相手に二束三文のジャンクパーツで治療するドクター曰く「それでも壊れたままより幾分マシ」とのこと。ある意味、良心的なのか。
が、エヴリンは治療が難しいと判断して別の引き取り手に預けたという。
殺人ムービーの作成も請け負うような連中に、らしい。

アジトを調べ、駆けつける。

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ボロボロには変わりなかったが五体満足ではあるらしいエヴリンを救出し、ジュディの部屋へ送り届ける。ここまでは悪い予感の欠片もなし。

ところが数日してジュディから連絡が入る。

か細い声で「来て」とだけ告げられた不穏さで駆けつけると、バスルームに血まみれのエヴリンが横たわっていた。

目を離した数分のうちに、自死していたという。

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それらしく思わせぶりに現れた謎の女エヴリン・パーカーの正体は、ただのコールガールだった。ちょっとした偶然に縋ろうとして失敗したのだ。

アラサカ末男のヨリノブとママン・ブリジットが共謀し「バイオ・チップが盗み出された」状況をでっち上げようとした。ピースの1つに過ぎなかったエヴリンは役割を演じていた。が、計画は失敗する。
彼女の知らないところで。
口封じを恐れて身を隠したがママン・ブリジットは彼女の脳を焼いた。
身を落とし潜んでいた先で壊れ、恐怖に怯えて自死した。

ジョニ・ミッチェルの詩にもつながる物悲しさ。
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その人生は思い出にある幻
本当は人生のことなんか、ぜんぜん知らない
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次回、2代目ちゃんノーマッド編Endへ。

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