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わが家は「かう」って言わないだけ

明け方に、ふと目が覚めました。
べっ甲柄のレヴィが、寝ていた僕の股あたりに落ち着いたところでした。
寒い日の、気に入りの寝床ってわけ。
「起こしちゃったかしら?」なんてチラと目を合わせてきたり。
きっと目覚ましが鳴るまで、あと2時間かそこら。
寝なおす僕の内ももに頭を預けたレヴィも、寝息をたてはじめます。

庭に野良猫が遊びに来るという妻の実家へ新年の挨拶に伺ったとき、窓から飛び込んできたのがレヴィとの馴れ初め。

そのまま連れ帰って、あっという間に3年め。
こういうケースも保護猫なんでしょうか? 拾い猫?
妻曰く、酔っぱらってソファで寝ている僕を起こしてくれるレヴィは保護猫で間違いないのだとか。
つまり保護されてるのは僕のほう?
まあ、これについては言い返せないので仕方がないとして。

ちょうど猫と暮らしたいと思って引っ越したばかりで、それまでも譲渡会や保護猫サイトは見ていたものの、ご縁がなく。
そんなところへ文字どおり飛び込んできてくれた元野良のレヴィは、いまやかけがえのない家族。
それから1年して、レヴィに出会う前の保護猫サイトからご縁がつながって家族になったのが茶白のコタでした。

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いろいろ考え方はあるでしょうし、たぶん良し悪しで結論することじゃない道徳みたいなもの。ただ、こちらが決めるものと思っているなら大間違い。
うちでは家族を「買う」という判断がなかっただけ。
僕も妻も、レヴィとコタは「いっしょに暮らしてる」って言います。
申し合わせたでもなく、自然と。

これは「そういう考え方もあるんだよ」っていうだけのお話です。
もっと広まったらいいな、っていうだけのね。

#うちの保護いぬ保護ねこ

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