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岸田政権は意外と有能なのか?最近の外交上の刮目すべき動き

筆者の岸田政権に対する評価はそれほど高くない。特に、外交・安全保障面ではからっきしだ・・・と思っていたら、ここに来て岸田政権は刮目するべき動きを見せている。

ウクライナ戦争では、民主的アジア諸国と欧米の「横のつながり」を強化する役割を果たすべし

日本がウクライナ戦争で直接的に果たせる役割は少ないが、アジア諸国を含めた「横の連携の要(かなめ)」となるべし、ということは2022年2月27日作成の記事で述べていたとおりである。

特にQUADの一角にして将来の超大国インドの果たす役割は重要だ。しかし、インドは伝統的にロシアとの関係が良好なことから、今回の件では中立的な立場を保ってきた。日本外交が狙うべきセンターピンは、まさにここだ。

と言っていたら・・・キタ――(゚∀゚)――!!

日印首脳会談、「日印首脳、力による現状変更許さず、ウクライナ念頭『深刻な懸念』」

うぉ~!痒いところに手が届いた外交!! 

これこれ!!久々に切れ味ある日本外交と言えるのではないだろうか。

前回アップした記事で述べたように、国連安保理改革でも日本は動きを見せている。

なんだこれは・・・岸田さんや林さんにグランドビジョンがあるとは思えないだけに、よほど優秀なブレーンがいるのか、あるいはアメリカにやらされているのか・・・。

岸田さんは、インド訪問前に、今年のASEAN議長国であるカンボジアも訪問している。うぅ~ん、渋いなぁ。

今後、岸田政権を褒める場面がないかも知れないから、今日は思い切り褒めておこう 笑

林外務大臣はトルコとも連携を確認、さらに原油増産に関してアラブ首長国連邦も訪問している。重い尻を上げたかと思えば、ここにきて次々と外交攻勢・・・そして、当面の外交日程で最も重要なのは、「対面でのG7」だろう。

岸田ー林はアメリカにあまり信用されていないとの話もあり、欧米からどれほど鮮度の高い情報がもらえているのか不安な面が強いので、「対面のG7」は岸田日本外交の一里塚となる。

インドやASEAN議長国との面談を背景にG7に乗り込むというのは、「岸田さんにしかできない土産話」ができるということなので、G7での岸田さんの存在感を期待したい。

しかし、今までのヘボい外交を払拭するこのキレキレの外交攻勢・・・振付師は誰なんだろう?もしご存じの方がおられたら、お教えくださいm(__)m

・・・一方で、国内での高齢者への5000円給付とか、あまりにイケてないが。。。

混迷の世界情勢の道しるべに・・・合わせてお読みください。

(画像は写真ACから引用しています)


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