見出し画像

父への考察 幼少期

書こうと思いつつ体調不良やらで
noteどころではございませんでしたm(_ _)m
やはりこういう内容は日付を越えたくらいが
一番筆が乗りますね。

幼少期、私の父との記憶は
4才で家族で田舎に移住してからのこと。
それまでの間の父との記憶はありませんが、
アルバムを見るによく遊んでくれるハンサムな父だったようです。

「暖かい田舎で自分の工房を持ちたい」
という父の願いから、
兄達の小学校入学に合わせ移住。
春先に家探しをしたが故に
結果極寒の地でありました。

父は当時木工の仕事をしており、
古い建物が好きで選んだのが
戦後直ぐに建てられたという長年空き家だったオンボロ屋敷でした。
大きな一本木の梁、土の土間、土壁、縁側、
薪風呂、汲み取り式便所。
そんな家を自分たちで直して住み始めたのでした。
でもまだ幼く何の不便も感じず
家族で家を直していくのも楽しんでおり
それを嬉々として先導していく父は格好良かったです。

よく父の真似をしていました。
耳に鉛筆を乗せ、トンカチ持って釘くわえて
何でもやりたい年頃も相まって
父の後をついてまわっていた気がします。

5才くらいの時でしょうか。
誕生日にシンデレラのドレスを買ってもらったんです。
そして帰ってすぐにそれを着て、
父にスーツを着てもらい、
結婚式ごっこをしたのを覚えています。
「父ちゃんと結婚する!」と言っていた時期が
私にもあったんです。

父は木工の仕事をしつつ、
他の仕事も始めました。
正直商売のセンスはない人なので、
たまーにご依頼が入れば家具を作るくらいだったように思います。
あとは町内の公民館に設置するベビーベッドを作ったことがありました。
あれが一番大きな依頼で有意義な仕事だったのではないかと思うくらいです。

私も保育園に行き始め、
益々父との関わりは減り、
遊んだり出かけたりした思い出はあまり残っていません。
家族で出掛けたと言えば盆正月の帰省、
あとはたまに両親のお友達の家に遊びに行くくらいでしたかね。
(覚えてないだけで本当はまだあるのかもしれません。)


ここまでの記憶と父への思いを整理すると、
・やりたいこと実現させて充実した人生を送っている。
・そんな父の姿をかっこいいと思っていた。
・特に怒られた記憶とかもなく、ちょっと昭和堅気な人だなくらい。


その後私が小学校にあがり、
父との関係はガラッと変化していくのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?