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かわむら、転職します

この度、6年と4ヶ月働いた訪問看護ステーションから離れることになりました。

新卒からお世話になった大好きな場所を去るのは、とても悩みました。

大学院に入り、今は日曜日だけ訪問看護師として勤務しています。
平日が基本学校なので、土日に働かせてもらえるのは本当にありがたいです。

これまでの経験を買ってくれて、アルバイトだけどオンコールを持たせてくれたり、新規契約にも行かせてくれるなど、訪問看護師の経験を鈍ることなく積ませてもらっています。

給料も週1日のバイトにしてはもらってるほうだし、人間関係も良くて、みなさん良い人すぎていつも泣いています(比喩)。

じゃあなぜやめるのか?というと、自分のやりたいことが変化して、それを実現できる場に身をおきたいと思ったからです。

新卒から訪問看護師になった時は、ただ看護師の専門性を極めてスペシャリストやジェネラリストになることを考えていました。

ただ、見たり学んだりする中で、これから地域共生社会とか地域包括ケアをガチで実現していかないと私が高齢になった時に絶対困る…と現状や未来予想から危機感を持つようになりました。

めちゃくちゃ進んできている少子高齢化の中で、私自身や私をとりまく家族や周囲の人が、果たして今の生活と幸せを守りながら最期まで生きることができるのか?と聞かれるとまったく自信がありません。
それを「困るよね〜」と他人事として言ってる場合ではなくなっています。

これから出産育児を経験して、おばあちゃんになっても幸せに生きられる場について、自分ごとからなんとかしたいと思っての一歩です。

何かを実現するためには、どこかで「えいや!」とぬくぬくのホームを飛び出して、新しい場に飛び込む勇気が必要になってきます。

それが、たまたま、このタイミングだっただけのことです。

転職とは言いつつ、次に勤めるところもアルバイトです。(大学院に通いながら正社員勤めしている方、本当に尊敬…!)

転職先は、訪問看護やデイや小規模多機能などやってる銭湯です。
ここで働きながら、社会インフラと医療福祉の親和性のキモを見つけて、よりよい形で他の場所や地域などにも反映できないか、それで私がおばあちゃんになる世代でも幸せに生きられる世の中が作れないか(せめて自分のまわりだけでも)と思っている所存です。クソデカい夢になってしまった!

そこに至るまでの話は、長くなるのでまた改めて書こうと思います。

これから利用者さん方に退職を伝えるのが、いちばんドキドキしていることです。
スタッフより付き合いの長い利用者さんもちらほらいるので、ポジティブに捉えてもらえるように伝えたいと脳内で試行錯誤しているところです。

最後に、新卒から訪問看護師として働く環境を提供してくれたり、体調を崩して辞めそうになった時も全力でサポートしてくれた、所長をはじめとしたスタッフのみなさん。

みなさんとのご縁のおかげで、看護の魅力に気づいてこうして看護師という仕事を続けてこれたし、次のステップでも看護師の道を続ける勇気をもらいました。

本当にありがとうございました。
とても人に恵まれた6年と4ヶ月でした!

など言いつつ、まだあと1ヶ月ちょっと残っているので笑、
どうぞよろしくお願いします。


かわむらしほ

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